合コンは短距離。人生はマラソン。もしかしたら、短距離に強い人はマラソンに弱いかもしれないし、マラソンに強い人は短距離に弱いかもしれません。

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この記事のポイント。

見た目がタイプな人。話が面白い人。職業が魅力的な人。合コンに参加していると、目に見えるものに気を奪われてしまいますよね。けど、一度立ち止まってみましょう。合コンは2〜3時間で終わりますが、人生はとても長いんです。

長い人生で人々が仕事や人生で成功するために必要になるもの。それは能力ではなく、「GRIT(やり抜く力)」だと、著者のアンジェラ博士は言います。

Facebookのマークザッカーバーグや、Microsoftのビルゲイツ、Google… 世界のビジネスリーダー達も重視しているのが、この「GRIT(やり抜く力)」。人生という長距離を共に歩むパートナーに必要なのは、短距離では役に立たない「GRIT」なのかもしれません。

そして、相手だけでなく自分自身のGRITを高める方法というのもこの本には載っていて、そこもとても面白い。是非一度読んでみてください。簡単な説明はブログ記事に載せています。合コンに参加する全ての人にオススメの一冊です。

▼本文はここからです。

人生というマラソンで大切な力。

合コンで相手を選ぶ時の軸を増やしてくれる。
そして、人生という長いマラソンを走り続けるために、一番役に立つであろう能力とは何かを教えてくれる一冊。

著者であるアンジェラ・ダックワース博士のTEDでのスピーチを見て、それからこの本を読みました。
TEDのスピーチもとてもカッコいいのですが6分と短かいので、この本を読む方が、得られるものが多いと思います。

ただし、TEDのスピーチでは、実際にアンジェラ・ダックワース博士がスピーチしているシーンが見られるため、伝わってくる熱量が本とはまた違います。とても美人で、とてもカッコいい女性です。

能力よりも、やり抜く力(GRIT)。

さて、この本は、「やり抜く力=GRIT」について、GRIT研究の第一人者であるアンジェラ・ダックワース博士によって書かれた本です。
人びとがそれぞれの分野で成功をするためには、能力よりも大切なものがある。

それがGRIT。
このことを明らかにしたのが、著者であるアンジェラ博士なんですね。

ではGRITとは何か。GRITは二つの要素によって成り立ちます。
目標に興味を持ち続け、ひたむきに取り組む「情熱」と、困難や挫折を経験しても努力し続ける「粘り強さ」です。

能力が高い人よりも、この二つの要素からなるGRITが強い人が成功するのだといいます。
そして、GRITは、仕事での成功だけでなく、一人一人が自分の人生を生き抜いていくためにも役に立つとこの本では述べられています。これは、想像しやすいですよね。

普段の生活、恋愛や夫婦生活、地域の生活、親子関係、会社の人間関係、自分の思ったようにいくことって、あまりありません。
大抵はうまくいきません。
相手を変えたり、相手を思い通りに動かすことなんてできないけれど、自分から挨拶をしてみたり、ドンドン話しかけてみたり、話を真剣に聴いてみたり… その中でもできることは沢山あります。

そういった、自分にできることを一つずつコツコツとやる人とやらない人。
長い目でみたら、コツコツとやる人のほうが人生楽しそうです。
GRITの要素で言うなら、自分の人生に対して、「情熱」と「粘り強さ」をどれだけもっているのか。
実際に、Googleや、Microsoftのビルゲイツ、Facebookのマークザッカーバーグなど、多くのビジネスリーダーがGRITを重視しているといいます。

合コンでGRITを重視してみる。

そこで考えました。
合コンで、相手のGRITを重視してみてもいいのではないかと。

合コンに参加していると、ついつい、見た目がタイプの人や、話が面白い人、職業が魅力的な人…  なんかに、自分の興味が集中してしまったりしてしまいます。それは、悪いことではないし、当然のことですよね。

けど、ちょっと待ってください。
一回立ち止まってみませんか。
合コンは2〜3時間で終わります。けど、人生はとても長いんです。

合コンが、50メートル走だとしたら、人生は、42.195キロのマラソンより、ずっと長い訳です。
その人生を共に歩むパートナーを選ぶのに、合コンでの楽しさ、見た目…などだけでは測れない部分もあるのではないかと…。長い目でみたら、GRITが強い人を選んだほうがいいのではないかと…。

そんな考え方もできる気がします。
もちろん、GRITが全てではありません。ただ、一切タイプじゃない人に出会った時、相手の見た目、楽しさ、コミュニケーション力、職業…などの軸の他に、「GRIT」も重視する軸を自分が持っていたとしたら…。

一切タイプじゃない人にも、興味が出てくるようになりますよね。
人を見る目が変わってくる訳です。そうすると、どのような人がGRITが強くて、どのような人がGRITが弱いのか、ということが気になり始めますよね。それは、この本を読み、自分が実際に行動することで、ぼんやりと見えてくるはずです。

「小学校から高校まで、ずっと野球をやってたんですよねー」
「何をやっても続かなかったけど、漫画を書くことだけはやめてないんですよねー」
「絶対自分の店を持ちたいんですよねー」

今まで、何も考えずに聞き流していた会話の中でも、
「いやまてよ!こやつ!もしやGRITが強いかもしれん!」
と、なってくるはずです。
この本を読み、そして、行動していく中で、GRITという人を見るための軸を一つ増やすことができるのです。こんなに楽しいことはありません。

GRITを高める方法。

ここまでくると、次はあれが気になってきます。
そうです。自分です。どうせなら自分もGRITが強くなりたいですよね。仕事でも、人生でも成功したいですよね。安心してください。
その点もアンジェラ博士はしっかり研究してくれています。

アンジェラ博士は本の中で、GRITが強い人になるためには、自分にとってかけがえのないものに取り組んでいる必要がある、と述べています。
自分が好きなものやコトでなければ、努力なんかできっこないと。

けど、自分が好きなコトや、夢中になれるものを見つけた人はいいですが、それが見つかっていない時のほうが辛いですよね。ではどうすればいいのか。アンジェラ博士は本の中で、

何でもやってみる。まず行動すること。

興味は内省によって発見するものではなく、外の世界と交流する中で生まれる。興味を持てるものに出会うまでの道のりは、すんなりとは行かず、回り道が多く、偶然の要素も強いかもしれない。だからこそ、どんなことに興味を持つか持たないかは自分でもわからない部分が大きいのだ。(アンジェラ,2016,p.145)

と述べています。
つまり、一人で考えていても興味を持てるものや好きなことは見つからないということ。

ドンドン外の世界に働きかけていかなくてはならない訳です。
これは合コンにも言えそうですね。家の中で、「どんな人が好きなのだろう」と考えているだけではダメなんです。
考えて、なおかつ行動する。自分が誰のどんなところに興味をもつかは、会って話してみなければわからないのです。

頑張るのではなく、楽しむこと。

そして、興味を持ったことを見つけたのなら、努力する以前に楽しむことが重要だとアンジェラ博士は言います。
もし、ピアノにちょっとでも興味をもったなら、必死に努力するのではなく、まずは楽しむということ。

合コンや恋愛に言い換えるなら、ちょっとでも、「面白いなー」と思える人がいれば、気軽に食事に行ってみたりすること。
無理やり好きになるのなんかもってのほかです。まずは、小さな「楽しいなー」を大切にしていくことでいいのだと思います。

自分から行動すること。

本の中で紹介されている、イェール大学経営大学院教授エイミー・レズネスキーは、「天職との出会いは、完成したものを見つけることではありません。受け身の姿勢ではなく、自分から積極的に行動することが大事です」と述べています。
このことも合コンに言えそうですよね。

昔、何かの調査で読んだのですが、女性が好きなフレーズは、「運命の人」だとそこには書かれていました。
たしかに、「運命の人」と出会うことはあると僕も思います。

けど、それはきっと、エイミー・レズネスキー教授が天職について述べているのと同じように、完成された人ではないのだと思います。完璧な運命の人ではなくて、
「何かどうしても惹かれる」
「なんで好きになったかなー」
という人に、自分から積極的に関わっていく。自分の興味を掘り下げていく。だからこそ、結果として、その人が「運命の人」になるのだと思います。

自分自身の究極的関心を見つける。

最後に、アンジェラ博士の言う「コンパス」について。
アンジェラ博士の言う「コンパス」とは、心理学でいう「究極的関心」のこと。

その究極的関心を見つけるためには、自分に「なぜ」を問いかけていくことが大切だといいます。
そして、「なぜ」を問いかけていくと、最終的には、「究極的関心」にたどり着くといいます。試しにやってみます。

「なぜ、合コンに参加するのか?」
・モテたいから。
「なぜ、モテたいのか?」
・モテたら嬉しいし、楽しそうだから。
「なぜ、モテると嬉しいのか?」
・好きな人と付き合える確率が高くなり、一緒にいられるから。
「なぜ、好きな人と一緒にいたいのか?」
・好きな人といれたら幸せだから。

となりました。
究極的関心は人それぞれ違うので、色々な結果になると思います。僕の場合は、好きな人と一緒にいたいんですね。そのために、合コンに参加する。
そして、好きな人と出会えた時にお付き合いできる確率を1%でもあげるために、日々努力する。こんな感じになりました。

究極的関心は安易に諦めてはいけない。

アンジェラ博士は、この究極的関心のことを「コンパス」と呼んでいます。
つまり、究極的関心は常に一つの方角を向いていて、絶対にブレない。そして、この究極的関心だけは、簡単に諦めてはいけないと。

「明日はきっといい日になる」と「明日はもっといい日にしてみせる」では大ちがいだ。「やり抜く力」の強い人々が持つ希望は、運とは関係ない。何度転んでも起き上がる。それが全てだ。(アンジェラ,2016,pp.226-227)

自分の中の究極的関心は何なのかを一度ゆっくり考えてみること。
そして、ひとたび見つかったのであれば、究極的関心だけは、安易に妥協しないこと。
仕事にも、人生にも役に立つ能力であるGRIT。
合コンにも役に立つと僕は思います。

【引用・参考文献】
アンジェラ・ダックワース(著)神崎朗子(訳)(2016)『やり抜く力:人生のあらゆる成功を決める「究極の能力」を身につける』ダイヤモンド社

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