博士号を持った人との合コンで読む本。

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興奮度★★★★★

社会が最高の大学。過ちは最高の教師。

アリババの創業者であるジャック・マーについて書かれた一冊です。アリペイ、タオバオ、フーマー、独身の日… 日本のニュースでもよく聞くようになりましたよね。全てアリババが提供しているサービスです。

この本、だいぶ前にブックオフであまりに安くなっていて思わず買ってしまいました。ただ、ずっと積読状態でした。なぜ、急に読んでみようと思ったか。ジャック・マー、孫正義、二人の対談の記事をYahooニュースで読む機会があり、その時のジャック・マーの発言にとてもパンチ力があったからです。面白い!と思いました。例えば、

「未来に合わせて教育も変えないといけない。ただ、学校は勉強の仕方を学ぶ場所。社会が最高の大学だと思う。学校にとらわれず好奇心持って学ぶべきだ。博士号を取っても『そうですか、だから』というくらいでしかない。学び続けることが大切だ。最高の教師である『過ち』から自ら学ぶべきだ」

いつも思います。何事かを成し遂げた人の言葉には、とても説得力があります。元々ジャック・マーは大学の先生なんですよね。そこからアリババを起業して大成功を収めたのです。

あくまで学校は勉強の仕方を学ぶところであり社会が最高の大学という考え方、そして、「過ち」は最高の教師である。とても面白いですよね。こんなことを目を輝かせて話してくれる先生に出会えた人は本当に幸せだと思います。あっ、本では会えますね。

博士号。そうですか、だから。

このジャック・マーの言葉は、合コンでも生きてくるように思います。合コンで合う相手を学歴や職業で判断してしまうこと、ありますよね。頭ではそんなことは関係ないと分かっているのに、大企業や有名大学卒業ときくと、それだけで素敵な人のように感じてしまいます。

しかし、ジャック・マーに言わせれば、高学歴であること、つまり博士であることも「そうですか、だから」という程度のことなのです。もちろん、何を重視するのかは個人の自由です。なので、学歴や肩書きを重視するのも一つの視点です。ただ、同じことに対して、全く違う視点も存在しています。

大学だけが勉強する場所だと考えている人もいれば、社会を最高の大学と考えている人もいます。『過ち』はいけないものと考えている先生もいれば、『過ち』こそ最高の教師であると考える人も存在しています。

このことを理解していることは、合コンでとても大切な気がしています。自分の見方、自分の感じ方、自分の考え方は、無数にある見方、感じ方、考え方の中のたった一つなんですよね。博士号を持っていることに「わー凄い!」とする見方もあれば、ジャック・マーのように、「そうですか、だから」という見方もあるのです。

3時間働くだけで忙しい時代が来る。

無数にある見方の中で自分はどんな風に、相手や世界を見ているのか。そして、どんな風に見られるようになりたいのか。合コンは沢山のことを教えてくれます。また、ジャック・マーは次のようにも言っています。

20-30年後、人間は週3日2-3時間働けば済む時代が来る。我々の孫の代には3時間働くだけで忙しいという時代が来る。我々の祖父は人生で2-3カ所の都市を訪れるだけだったが、孫の代には300カ所の都市を訪れるようになり、人生をより楽しむ。生まれてきたのは働くためでなく楽しむためだ。

もしかしたら、20-30年後の世界はこうなっているかもしれません。週休4日です。一日の労働時間は2-3時間です。現在の国内旅行の感覚で世界中へ旅行することができるようになるかもしれません。

そうなった時、あなたならどのような人と一緒にいたいでしょうか。高学歴の人でしょうか。大きな企業で働いている人でしょうか。安定した人でしょうか。それとも自分が「好き」な人でしょうか。

合コンでは色々な人、様々な考え方、沢山の感じ方に出会うことができます。「あっ、こんな考え方あるんだ」、「あっ、自分はこんな時こんな気持ちになるんだ」というように、相手から感じることもあれば、自分から感じることもあります。

そのことを通して、自分の中にある視点を一つずつ増やしていくことが大切な気がしています。沢山の視点を持つことができるからこそ、相手の良いところを沢山見つけられるようになります。自分の良いところも見つけられるようになります。

横から見ていて絶対三角形だとおもっていたある人は、上から見たら円かもしれません。横だけでなく、上から見ることができたから初めてわかるんですよね。「あっ!このひと円錐じゃん!!」。ジャック・マーは「社会が最高の大学」と言っています。これは「合コンが最高の大学」とも言い変えられるのではないでしょうか。

本には人生を豊かにする力があり、合コンにも人生を豊かにする力があります。この本と合コンで、皆さまの人生が更に豊かになることを願っています。

【引用・参考文献】
張燕(著)永井麻生子(訳)(2014)『ジャック・マー アリババの経営哲学』ディスカヴァー・トゥエンティワン

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