合コン必勝法。クリティカル・シンキングのすすめ。

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合コンと「クリティカル・シンキング」について書いてみました。参考文献は、『[よのなか]科によるネットワーク型授業の実践〜クリティカル・シンキングのすすめ〜』(藤原和博,東京書籍)です。

クリティカル・シンキング。この、「上手に疑う技術」を身につけることができれば、ものごとを多角的に捉えることができるようになります。

合コンを多角的に捉えることができれば、世界は無限に広がります。これからの時代の合コンに必須の力について書いてみました。

▼本文はここからです。

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「正解」ではなく「納得解」が必要。

以前書いた、
合コンに「いい人」は来るのか。その2。
では、「自分が納得できる答えを見つける。そして、たくさん修正する。」ことが、これからの時代には大切ということを書きました。今日は、「自分が納得できる答え」である、「納得解」(藤原,2009)にたどり着くために役立つ技術について書いてみます。

「納得解」(藤原,2009)にたどり着くために役立つ技術、それは、「クリティカル・シンキング」つまり、上手に疑う技術です。上手に疑う技術を身につけることができれば、ものごとを多角的に捉えることができるようになります。「クリティカル・シンキング」が合コンの世界を広げます。

1989年の世界時価総額ランキングのトップ5は全て日本企業でした。2019年の世界時価総額ランキングでは、トップ5に日本企業はありません。日本企業は上位50社中、たった1社(トヨタ、43位)です。

厚生労働省が発表している『日本の人口の推移』によれば、日本の人口は減少局面を迎えていて、2065年には総人口が9,000万人を割り込むと推計されています。

人口が右肩上がりに増えていく成長社会は終わりました。それは、成長社会にあった「正解」が無くなることを意味しています。良い大学に入ったから、良い会社に入ったから… 幸せになれる訳ではありません。一人一人が自分だけの「納得解」(藤原,2009)を見つけなければならない時代が始まっています。

合コンも同じです。自分にぴったりの「正解」をどれだけ探しても、「正解」は一生見つかりません。むしろ、そんなものはどこにもありません。これからの時代に大切なことは、例え間違っていたとしても「自分が納得できる生き方」を一人一人が選択していくことです。

どこにもない「正解」を頑張って探し続けるよりも、「自分が納得できる失敗」の方が100倍役に立ちます。そして、沢山の失敗を通して最終的に「納得解」(藤原,2009)にたどり着けばいいんです。

成長社会。

1989年の世界時価総額ランキングを見ればわかるように、日本は成長社会でした。先ほども書いたように、成長社会の日本には「正解」がありました。良い大学に入り、良い会社に就職し、結婚して家を建てて、老後は年金でのんびり生活する。「正解」を目指して頑張れば、幸せな人生を送ることができました。

「正解」があった時代に必要な能力とは、「正解」に少しでも早くたどり着く力です。わかりやすく言うと学校のテストです。解答は決まっています。あとは正確に、間違えずに答えられればOKです。100点満点の問題の中で、どれだけ間違わず、どれだけ正確に答えられたかで、点数がつけられます。そして、点数が高いほど能力があると判定されます。

このように、「正解」のあった成長社会では、「情報処理力」(藤原,2015)が必要とされていました。藤原(2010)によれば、「情報処理力」とは、ジグソーパズルを正確に早く作りあげる能力です。

物を作ればドンドン売れた時代です。企業にはいち早く「正解」にたどり着くことのできる人材が必要になります。つまり、「情報処理力」の高い人です。すると、学校では生徒の「情報処理力」を高めることが何より求められるようになります。早く、正確に、間違えずに答えにたどり着くことこそが、時代が求めた「正解」だった訳です。

成熟社会。

さて、時代は変わりました。現在の日本は成長社会ではありません。成熟社会です。藤原(2009)によれば、「成熟社会」の特徴は「多様化」「複雑化」「変化」の三つです。そして、成長社会との何より大きな違いは「正解」が無くなってしまったことです。

複雑で、物凄いスピードで変化していく時代です。一人一人が自分で自分だけの「正解」を見つけなければなりません。つまり、「正解」に早くたどり着く力である「情報処理力」だけでは生きていけません。どこにも「正解」は無いからです。

「正解」の無くなった時代に必要な力、それは、自分が納得できる「正解」を自ら「作っていく」能力です。言い換えると、藤原(2015)の言う「情報編集力」です。藤原(2010)によれば、「情報編集力」とはLEGOを作る時に発揮される力になります。

LEGOは、作り手次第で「車」「家」「宇宙ステーション」「ロケット」… というように、どんなものでも作れます。作り手が自分が目指すモノを、自由に作ることができます。あらかじめ用意された「正解」はないので、何度も失敗しながら、何度も修正を繰り返し、自分のペースで目指すモノを作りあげていくことができます。

合コンに「いい人」は来るのか。その2。
でも書いたように、成長社会は「正解主義」(藤原,2009)で生きていくことができました。しかし、成熟社会で必要なのは「正解主義」(藤原,2009)ではありません。「修正主義」(藤原,2009)です。

複眼思考。

どの会社に入るのが「正解」なのか?
どの人と付き合うのが「正解」なのか?
どの人と結婚するのが「正解」なのか?

「正解」はどこにもありません。自分で自ら作っていくしかありません。その時、役に立つのが、上手に疑う技術である「クリティカル・シンキング」です。

藤原(2010)は、「クリティカル・シンキング」のことを「複眼思考」と訳しています。一つの眼(単眼)ではなく、複数の眼(複眼)でものごとを見るということです。上からだけでなく、下からも横からも斜めからも後ろからも見てみる。そうすることで、初めて全体を捉えることができます。

上からだけ見たらマルです。下からも見てみましょう。下から見てもマルです。「やっぱマルじゃん!」ではなくて、後ろから横からも見てみましょう。横から見たら三角でした。「あっ、円錐っすか」と初めてそこでわかります。

一つの眼だけでなく、「本当にそうなのか?」、「裏から見たらどうなんだろう?」と上手に疑う。そして、複数の眼で見て見る。この力が、「正解」の無くなった時代に「納得解」(藤原,2009)へとたどり着くためには必要です。

合コンで考えてみましょう。イケメンが来ました。「最高!」ですよね。それは間違いありません。では、別の視点からも見て見ましょう。例えば40年後の視点。40年後の自分は、「顔がカッコいい」ことにどれだけの価値を見出せるのでしょうか。

金融機関のハイスペ系が来ました。見るからに仕事ができそうで「最高!」ですよね。それは間違いありません。では、別の視点からも見て見ましょう。例えば15年後の視点。15年後、その仕事はまだ存在しているのでしょうか。

米デューク大学の研究者であるキャシー・デビッドソンは、2011年8月、ニューヨークタイムズ紙のインタビューで次のように語っています。

2011年度にアメリカの小学校に入学した子どもたちの65%は、大学卒業時に今は存在していない職業に就くだろう。

自分が小学生の頃を想像してみてください。ユーチューバーになりたい!といった友達はいたでしょうか? 「わたしは将来LINEのスタンプを作る仕事をしています!」と言った友達はいたでしょうか(いたらスミマセン!)。

今度は、空回りしている人が来ました。「微妙」ですよね。それは間違いありません。では、別の視点からも見て見ましょう。もしかしたら、一発目に味が出ないタイプだったのかもしれません。いわゆる内向型です。

合コンと出会い。自分の中にいる「知らない自分」その1。内向型と外向型。
で書いたように、もし相手が内向型だとしたら、初対面で力を発揮することはできません。しかし、3回、6回、10回… と親しくなればなるほど、内向型の人は力を発揮することができます。

単眼で判断しない。

いささか極端な例をあげましたが、大切なことは一つの視点(単眼)でものごとを判断しないということです。「本当に?」と、一つの視点からだけ判断している自分を上手に疑うことが大切です。そして、テレビや新聞、自分に近い人… という他人の意見も、「本当に?」と、上手に疑うことです。他人の意見は、良くも悪くもあくまで一つの視点です。

しかし、だからこそ、人の意見を聞くこと、人の話をよく聴くことも大切になる訳です。聞けば聞くほど、聴けば聴くほど、自らの「視点」を増やすことができます。自分の視点、他人の視点、そして、その裏の視点からも見てみることです。

今日は、「自分が納得できる答え」である、「納得解」(藤原,2009)にたどり着くために役立つ技術について書いてみました。「納得解」(藤原,2009)にたどり着くためには、「クリティカル・シンキング」が役に立ちます。

「クリティカル・シンキング」つまり、上手に疑う技術を身につけることができれば、ものごとを多角的に捉えることができるようになります。合コンを多角的に捉えることができれば、世界は無限に広がりはずです。

本には人生を豊かにする力があり、合コンにも人生を豊かにする力があります。この本と合コンで、皆さまの人生が更に豊かになることを願っています。

【引用・参考文献】
藤原和博(2015)『たった一度の人生を変える勉強をしよう』朝日新聞出版

藤原和博(編著)(2010)『[よのなか]科によるネットワーク型授業の実践〜クリティカル・シンキングのすすめ〜』東京書籍

藤原和博(2009)『35歳の教科書:今からはじめる戦略的人生計画』幻冬社メディアコンサルティング

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majima.minoru

これまでに4000件以上の合コンをセッティングし、4000件以上の合コンを見てきました。
合コンと本とスペアリブが好きです。当サイトを運営しています。

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