合コンに「いい人」は来るのか。その2。

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「正解」はどこにもありません。なにが「いい」のかも誰にもわかりません。そんな時代に、合コンでどうすればいいかを書いてみました。大切なことは「納得解」(藤原,2009)にたどり着くことです。

自分が納得できる答えを見つける。

先日書いた、『合コンに「いい人」は来るのか。』という記事では、どんな人がいい人なのか、どんな合コンがいい合コンなのか、それは「わからない」という結論にたどり着きました。つまり、「こんな人がいい人」とか、「こんな人と出会えればうまくいく」という「正解」はどこにも無いということです。

この記事では、「正解」がどこにも無く、何が「いい」のかもわからない時、いったいどうすればいいのか? ということをぬるく書いていきたいと思います。ちなみに結論は、「自分が納得できる答えを見つける。そして、たくさん修正する。」ということです。

2065年、総人口8808万人。

さて、AI革命や第四次産業革命という言葉をよく聞くようになりました。時代は大きな転換点を迎えています。そして、日本は人口減少、高齢化、という大きな問題に直面しています。厚生労働省の発表している『日本の人口の推移』では、次のように述べられています。

「日本の人口は近年減少局面を迎えている。2065年には総人口が9,000万人を割り込み、高齢化率は38%台の水準になると推計されている」

『日本の人口の推移』 厚生労働省,2018

『日本の人口の推移』 (厚生労働省,2018)をより詳しく見てみると、2018年に12644万人いた人口が、2065年には8808万人になるという予想です。2018年に28.1%だった高齢化率(65歳以上人口割合)は、2065年には、38.4%になる予想です。オーマイゴッド… 人口減少と高齢化…で、合コンの開催数も減ってしまいそうです。

『ジャパン・アズ・ナンバーワン』ではない。

次に、「生産年齢人口(15〜64歳)」を見てみましょう。「生産年齢人口」 は、1950年代から1990年まで、ずっと上昇してきました。1955年から1973年までの高度経済成長や、その後の安定的な成長を支えていたのが、この「生産年齢人口」の成長です。この時代の日本はまさに、「右肩上がりの成長社会」だったんですよね。ハーバード大学の社会学者エズラ・ヴォーゲルの『ジャパン・アズ・ナンバーワン』が出版されたのは1979年です。

更に、バブル真っ只中の1989年の「世界の時価総額ランキング」では、上位50社中32社が日本企業で、トップ5も全て日本企業でした。日本、とにかく勢いがありました。

そんな日本も、1995年から「生産年齢人口」の減少が始まります。2015年頃からは「総人口」の減少も始まりました。つまり、「成長社会」ではなくなった訳です。ちなみに、2019年の「世界の時価総額ランキング」では、日本企業は上位50社中1社(トヨタ、43位)のみです。

「成熟社会」の日本に「正解」はない。

今の日本は、30年前とは全く違う国です。元リクルートで義務教育初の民間校長を務めた藤原和博さんが言うように、「成長社会」から「成熟社会」へと日本は変化したんです。そして、「成長社会」にあった「正解」が無くなってしまいました。

洗濯機や冷蔵庫を買えば、「幸せ」になれる時代がありました。いい大学に入り、大きな会社に入れば「幸せ」になれる時代がありました。結婚し、子供が生まれて家を建てれば「幸せ」になれる時代がありました。60歳で定年を迎え、年金でのんびりと「幸せ」に暮らせる時代がありました。

「成長社会」では、「幸せになるためには〇〇」という正解があったんです。しかし、「成熟社会」に「幸せになるためには〇〇」という正解はありません。iphoneのカメラが6個になっても「幸せ」にはなれません。いい大学に入って大きな会社に入っても、一生安泰ではありません。60歳で定年になっても、原則65歳まで年金はもらえません。

大切なのは「納得解」。

「正解」はどこを探しても見つかりません。その時に大切になるのが、藤原和博さんの言う「納得解」です。「納得解」とは、「自分が納得でき、かつ関わる他人を納得させられる解」(藤原,2009)のことを言います。

合コンで考えてみましょう。「どこかに自分にぴったりの人がいて、その人と出会えれば幸せになれる」というように、合コンで「正解」を探していないでしょうか。

「成熟社会」に「正解」がないのと同じで、「合コン」にも「正解」はありません。「自分にぴったりのいい人」や「こんな人と出会えれば幸せになれる」というような「正解」は今の時代にはありません。

「理想の人(正解)」を探すために合コンを頑張るのではなく、「どうすれば自分は納得できるのか」ということを意識することが「成熟社会の合コン」では大切になります。

納得するために大切なこと。

藤原和博さんは、「納得解」を導き出すために大切なこととして、「人に話を聞き、情報を集め、自分なりに考え、異なる視点から見つめ、他人の意見を取り入れ、試行錯誤する」というプロセスが重要になると言います。

合コンで考えてみると、相手のことが好きでも嫌いでもまずは色々な人と直接会い、様々な話を聞くことです。沢山の合コンを通して、性格や話し方、考え方や価値観という沢山の情報を集めていくことです。

「なぜ自分はあの人が嫌いで、なぜあの人が好きなのか」というように自分の頭で考えることです。「相手から見た自分」というように異なる視点からも合コンに参加してみることです。タイプの違う他メンバーの意見も自分の中に取り入れてみることです。自分なりの試行錯誤を繰り返していくことです。

想像してみてください。このようなプロセスを通し、1年間沢山の合コンに参加し続けた自分と、1年間一度も合コンに行かなかった自分。1年後の自分はいったいどのような人を好きになるのでしょうか。大量の情報を仕入れ、自分の頭で考えながら試行錯誤をしてきた経験があるからこそ、自分が「納得」することができます。

「修正主義」で合コンをする。

最後に、藤原和博さんの言う「修正主義」についても触れておきたいと思います。どこかにある「正解」を探すのが「正解主義」です。ただ、「正解」のない「成熟社会」でこの生き方は通用しません。「正解のない時代」には「納得解」が必要でしたよね。そして、「納得解」にたどり着くための生き方が「修正主義」の生き方になります。

合コンで言えば、まず参加してしまうことです。そして、生理的に無理で無ければ、ドンドン食事に行き、ドンドンデートしてみることです。何もなければ「修正」することもできません。「失敗」や「過ち」があるからこそ、「修正」することができます。だとすれば、少しでも早く「行動」してみることが何より大切になります。「ハズレ」を恐れている時間ほど無駄なものはありません。

さて、「正解」がどこにも無く、何が「いい」のかもわからない時、いったいどうすればいいのか? ということについて、ぬるく書いてきました。結論は、「自分が納得できる答えを見つける。そして、たくさん修正する」ということです。

少しでも早く行動し、少しでも早く「失敗」を経験し「修正」していく。ただし、右と左に進む道があった時はどうしても迷うはずです。そんな時、どちらに進むべきかを教えてくれる「コンパス」を持っていると心強いですよね。「心のコンパス」です。次回は、進むべき道に迷った時に役立つ「心のコンパス」についてぬるく書いてみたいと思います。

合コンには人生を豊かにする力があります。合コンで、皆さまの人生が更に豊かになることを願っています。

【引用・参考文献】
藤原和博(2009)『35歳の教科書:今からはじめる戦略的人生計画』幻冬社メディアコンサルティング
『日本の人口の推移』 厚生労働省,2018

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この記事を書いた人
majima.minoru

これまでに4000件以上の合コンをセッティングし、4000件以上の合コンを見てきました。
合コンと本とスペアリブが好きです。当サイトを運営しています。

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