合コンで傷ついた時に読む本。

心理学

興奮度★★★★

この記事のポイント。

見える怪我。見えない怪我。体に擦り傷ができた時、消毒をして絆創膏を貼ります。では、こころに擦り傷ができた時、どう対処すればいいのでしょうか。直ぐに治療が必要なのか、放っておけば治るのか… 私達は、目に見える傷への対処法には詳しいけれど、目に見えない傷への対処法にはあまり詳しくありません。

ガイ・ウィンチ(2016)は、心を健康に保つための、「心の救急箱」を持つことが必要だと言います。

強くなるのではなく、怪我に対する適切な「手当ての方法」を知っていることが大切な気がしています。合コンで傷ついた時のための本です。

▼本文はここからです。

怪我の手当ての仕方を知る。

弱くなりたいと思う人は恐らくあまりいないですよね。強くなりたいと思う人が圧倒的に多いのではないかなと思います。そんなことを書いている僕も、強くなりたいと思ったりします。失敗してもへこたれずそこから沢山のコトを経ることができる人や、拒絶される経験をしても平然としていられる人、ここぞの時にはリスクを冒せる人や、自分の弱さを認めている人… そんな強い人になりたいと思うことがしばしばあります。

けれど、この本を読んで思いました。無理に強くなる必要なんてどこにもありません。大切なことは、適切な「怪我」の手当ての方法を知っていることなのだと思います。ここで言う「怪我」というのは、「こころの怪我」のことを言います。僕たちは普段生活している中で、擦り傷や軽い捻挫を体にするように、こころにも怪我をすることがあります。こころの怪我も肉体の怪我と同じように、数日も経つと、いつのまにか治っていることがほとんどです。寝て起きたら、すっかり治っているということもありますよね。

目に見える怪我。目に見えない怪我。

けれど、肉体の怪我とこころの怪我の二つで、決定的に違うことが一つあります。それは、肉体の怪我は目に見えるけれど、こころの怪我は目に見えないということです。肉体の怪我であれば、骨折のような重傷の場合は直ぐに分かります。しかし、こころの怪我の場合は、どのくらい深く傷ついているのか、治るまでどのくらいかかるのか、ということは一切目に見えません。そして、自分自身ですら気づいていないこともあったりします。

体に擦り傷ができてしまった時、消毒をしバンソウコウを貼りますよね。頭痛がズキズキとひどい時は、頭痛薬を飲んで安静にしていると思います。では、こころに擦り傷ができた時はどうすればいいのでしょうか。こころがズキズキと痛む時、どうすればいいのでしょうか。なかなかパッとは思い浮かばないですよね。僕たちは、目に見える傷や痛みに対する対処法には詳しいけれど、こころの怪我のように目に見えない痛みや傷に対する適切な対処法を知らないことが多いのだと思います。

心の救急箱を持つ。

痛みを緩和し、悪化をふせぐ方法を知っておけば、傷が深刻になる前に自分で治すことができます。心の救急箱は、心を健康に保つための必須ツールなのです。(ガイ・ウィンチ,2016,p.23)

合コンでも仕事でも恋愛でも夫婦生活でも、完璧な人はどこにもいません。完璧でない人同士が、現実の中で協力し共に生活していくということは、いつでもこころに怪我を負う可能性があるということだと思います。著者であるガイ・ウィンチの言うように、心の痛みを緩和し、悪化を防ぐ方法を知っているということは、長い人生で大いに役立つはずです。人間関係の中で傷つくことや怪我をすることは絶対にあります。その時に、「心の救急箱」さえ持っていれば、適切な対応をすることができます。適切な対応である治療法は、この本には詳しく載っています。この本と合コンで、皆さまの人生が更に豊かになることを願っています。

【引用・参考文献】
ガイ・ウィンチ(著)高橋璃子(訳)(2016)『NYの人気セラピストが教える:自分で心を手当てする方法』かんき出版

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