合コン前夜に読みたい本。

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この記事のポイント。

AI(人工知能)、Iot(モノのインターネット)、ビックデータ。この三つを主役として、数十年に一度の変化が始まると伊藤(2017)は言います。これまでの10年で起こった変化よりも大きな変化が、更に早いスピードで起こります。そして、AIやロボットの進化により、多くの仕事が機械に置き換わっていきます。

その時代に価値がある人。それは「AIやロボットにできないことを出来る人」になります。アートや遊ぶことかもしれないし、人の気持ちに寄り添うことかもしれません。

だとすると、今の価値観だけで合コンに参加するのは危険な気がします。技術革新により働く時間が一日2時間になったとしたら、どのような人と人生を共に過ごしたいでしょうか。合コン前夜に読みたい本です。

▼本文はここからです。

経済の流れをつかむ。

著者である伊藤元重さんは、水や空気に流れがあるように、経済にも流れがあると言います。そして、詳細な分析や俯瞰的な視点よりも、この「流れ」を掴むことが重要と述べています。この本の最大の魅力は、伊藤元重さんの解説により、経済の大きな「流れ」を掴むことができるようになることだと思います。

AI(人工知能)、Iot(モノのインターネット)、ビックデータ。ニュースでも新聞でも毎日のように聞くワードですよね。この AI、Iot、ビックデータ、を主役として、数十年に一度の変化が始まると、著者の伊藤元重さんは主張します。

この本が出版されたのが2017年6月なので、約2年前に書かれた本ということになります。2019年7月現在、アメリカや韓国では高速通信を可能にする5Gの商用サービスが既にスタートしているし、トランプ米大統領は早くも5Gのその先にある6Gにまで言及しています。2017年からの2年間で世界は確実に進歩していますよね。

数十年に一度の変化が始まっている。

ただ、私達の普段生活している風景が劇的に変わったかと言えば、そんな印象はあまりないような気がします。10年前と比べてみても、僕達が見ている世界、住んでいる世界の風景は、外から見ればそんなに変化はないですよね。電柱もあれば、車も普通に人が運転していて、コンビニやスーパーにも人がいて、電車も人が運転していて、宅配便は人が運んできます。車も空を飛んでいないし、街にロボットもいません。

しかし、伊藤元重さんが言うように、数十年に一度の変化は既に始まりつつあるのだと思います。そしてそれはサイバー空間、つまり、インターネットの世界で起こるのだと思います。

例えば、10年前は携帯電話でした。その名の通り、携帯できる電話、だったわけです。しかし、現在電話は単なるアプリの一つになってしまいました。電話を持ち歩いているのではなく、一人一人がコンピューターを持ち歩いていて、そのコンピュータで電話もできる、というように変わってしまったのです。そして、コンピューターを常に持ち歩いているということは、一人一人が常にインターネットの世界と繋がっているということを意味しています。

いつでも買い物も出来れば、いつでも世界中のニュースを知ることができて、いつでも世界中の人とつながっていられる。更に、5Gが日本でも普及し、Iotにより、インターネットにつながるモノが爆発的に増えていくとすると… きっと、今では想像できないようなサービスが生まれてくるはずです。

伊藤元重さんはこの本の中で、新しい技術やアイデアも重要だが、その新しいアイデアや技術に触発された人々の行動こそが、社会の姿を変えていくと述べています。つまり、技術や新しいアイデアそのものが世界を変える訳ではなく、5Gや6G、Iotやビッグデータ、というものに多くの人や企業、国家が触れ、そこから何を感じどのように行動していくかによってこそ、世界が変わっていくのです。

技術革新と合コン。

さて、ここで、合コンに目を向けてみましょう。現在までの10年間で起こった変化よりも大きな変化が、今までより早いスピードで起こるとしたら、合コンで相手に求めるものも変わってきそうな気がしますよね。

伊藤元重さんが述べているように、AIやロボットの進化により、今後、多くの仕事が機械に置き換わっていくはずです。そうなった時、一番価値があるのはどのような人になるのでしょうか。恐らく、「AIやロボットにできないことを出来る人間」ということになりますよね。それは、アートなのかもしれないし、遊ぶことなのかもしれないし、人の気持ちに寄り添うことなのかもしれません。

このように考えると、今現在の価値観だけに頼って合コンに参加するというのは、少し危険な気がしてきます。技術革新が更に進んでいけば、労働と余暇の配分も変わり、もしかしたら、一日2時間しか働かなくても現在と同じだけの生産性をあげられるようになるかもしれません。そうなると、二人で一緒にいられる時間が格段に増えていきます。その時に、一緒にいたい人はどのような人なのか… 。 経済も人生も合コンも、大きな流れを掴むように意識してみることが大切なのかもしれません。 そんなことを考えて、合コンしてみるのも楽しそうですよね。

技術革新が進めば進むほど、便利になればなるほど、心のコンパスをしっかりと持っていることが重要になってくると思います。コンパスの針が指す方向は、いつでもシンプルです。それは、自分の中の「好き」という気持ちだと思います。これは時代が変わっても変わりません。この本と合コンで、皆さまの人生が更に豊かになることを願っています。

【引用・参考文献】
伊藤元重(2017)『伊藤元重が警告する日本の未来』東洋経済新報社

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