合コンでの失敗を活かすための本。

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興奮度★★★

この記事のポイント。

大きな角を自慢し、細い足を頼りなく思っていたシカの前に、ライオンが現れました。シカはその細い足で、物凄いスピードで逃げます。

最後に林の中で自慢の立派な角が木の枝にひっかかり、ライオンに食べられてしまいます。この話のミソは、長所が状況によっては短所になるということ。合コンでも長所で失敗してしまう時があります。

しかし、加藤(2003)が言うように、「失敗から立ち直ることが本当に生きること」なのだと思います。多くの失敗がその人を磨いてくれます。沢山失敗しましょう。沢山空回りしましょう。そして、失敗から沢山のことを学びましょう。合コンで失敗した時に読みたい本です。

▼本文はここからです。

恋愛での温度差問題。

合コンで失敗してしまうこと、ありますよね。例えば、物凄くタイプな人と合コンで出会えた場合です。自分のテンションは一気に上がります。しかし、相手にとっての自分は、その時点では特別な存在ではありません。いわゆる「温度差問題」です。

こちらは直ぐにでもデートしたいと思います。けれど、その時点で相手はそこまでではありません。自分と相手の熱量が違います。まずは、その時の自分の熱量とその時の相手の熱量を冷静に把握し、徐々に相手の熱量を上げていく必要があります。

このように、相手の熱量を冷静に見極め、徐々に熱量を上げていくのが上手い人を「恋愛上手」と言うのかもしれません。恋愛の大きな特徴の一つは、「熱量の低い方が強い」ということだと思います。こちらが好きであればあるほど、相手に振り回されてしまいます。自分の熱量が高ければうまくいく訳ではないんですよね。ここが恋愛の難しさであり、面白さなのだと思います。

偉そうなことを書きましたが、僕は恋愛が下手な部類に入ります。誘い方も上手くないし、相手の熱量を冷静に見極めることもいつもできません。そして、空回りしてしまいます。自分の「想い」を早く伝えたいと思って(他の人が僕の好きな人に先に告白したら困る!)、しつこくなってしまうこともあります。

しかし、相手にしてみれば、「いきなり告白されたらメンドくせえ!」という時もあるんですよね。それは、どこに原因があるとか無いとか、好きとか嫌いとかいう次元ではなく、単純に「まだ早い」のだと思います。だから、あまりにストレートに来られ過ぎても困ってしまうのかもしれません(まあ、あくまで予想ですけど!)。

ただ、見方を変えれば、冷静でいられないのが恋だとも言えるかもしれません。だからこそ楽しい。なので、空回りしても、少し重くなってしまっても、ちょっぴりしつこくなってしまっても全然大丈夫です。もちろん、相手に迷惑をかけないことは絶対条件です。あとは、「どこまでで諦めるか」ということは自分で決めておいた方がいいように思います。

僕の場合は、「相手が誰かとお付き合いした」ところが諦めるラインと決めています。相手に好きな人がいるという段階ではドンドンいきます。しかし、その相手が好きな人と上手くいったなら(悲しい!)、それはスッパリ諦めます。辛いけど諦めます。

生きることは「失敗」から立ち直ること。

さて、どうでもいい話が長くなってしまいました。ここまで書いてみたように、空回りしたり、少し重くなってしまったりして恋愛に失敗してしまったことがある人は、結構いるのではないかなと思います。そんな時に読みたい一冊が今回の『イソップ物語』なんです。加藤(2003)は「失敗から立ち直ることが本当に生きることである」と、この本の中で言っています。

『イソップ物語』を読むことで、自分はあのシカと同じだったのか、自分はあの話のロバだったのか、というように自分の失敗を客観的に捉えることができるようになります。自分がなぜ失敗したのかがわかれば、次に活かせますよね。

「失敗」自体に価値はありません。その「失敗」からどれだけ多くのことを学べるかによって、はじめて「失敗」に価値が生まれます。「失敗」が教えてくれているコトに気づく手伝いをしてくれるのが『イソップ物語』のような気がしています。例えば「ライオンとクマ」の話があります。

合コンは機を見ることが大切。

●ライオンとクマ
「ライオンとクマが獲物の子ジカをめぐって争い、激しい戦いの末、両者共倒れてしまいました。通りかかったキツネが子ジカをさらって立ち去るのを見ながら、どちらともなく『キツネのためにとんだ骨折りをした』とぼやきました」(加藤,2003,p.106)

機を見ること、機を捉えることができるからこそチャンスを活かすことができる、という意味のお話です。ここでは、ライオンとクマとキツネが一斉に子ジカを狙いにいっています。合コンで言えば、3人が同じ人を狙っている状況ですね。

ただ、ライオンとクマは同時に飛びかかっている時点で機を見ていません。キツネは機を見ています。だからこそ、ライオンとクマが子ジカに同時に飛びかかっている状況でも焦らずに、待つことができたのです。

このキツネのように、「待つ」ことがとても大切な時が合コンや恋愛にはあります。この記事のはじめに書いた恋愛での空回りしてしまう失敗もそうですが、何でもかんでも飛びつけば良いと言う訳でもありません。機を捉えることが重要になるのです。

そして、チャンスが来たと思ったら、一気に飛びつくのです。チャンスにはのんびり待っていてはいけません。加藤(2003)は、「条件が整ったと思ったときには、それをする時期ではないというのが人生である」と述べています。

つまり、転職したら… とか、給料が上がったら… とか、あと少し痩せたら… とか言っていては、いつまでも何もできません。機を見ることは大切ですが、機を見るということ=条件が全て整う、ということではないところが難しいところですよね。今の給料で、今の仕事で、今の自分でできることをすればいいのです。

もしあなたがいま四十歳で、これまでの人生に失敗がないなら、それはあなたの人生そのものが失敗だということである。人は生きていれば必ず失敗をする。四十歳まで失敗がなくて生きてきたというのは生きてこなかったにひとしい。(加藤,2003,pp.178-179)

合コンでも恋愛でも、失敗はつきものです。多くの失敗がその人を磨いてくれます。失敗を活かすことで人生は輝きます。沢山失敗しましょう。沢山空回りしましょう。そして、その失敗から沢山のコトを学びましょう。大切なことは、「なぜ失敗したのか」を自分の頭で考えること。その時の手助けとなるのがこの本です。

本には人生を豊かにする力があり、合コンにも人生を豊かにする力があります。この本と合コンで、皆さまの人生が更に豊かになることを願っています。

【引用・参考文献】
加藤諦三(2003)『イソップ物語のおしえ:賢くスッキリ生きる知恵』大和書房

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