合コンで、見えない部分も気になるようになる本。

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この記事のポイント。

子供の研究家として有名なジョン・ボウルビィ。ジョン・ボウルビィの言う「親子の役割逆転」という考え方があります。簡単に言うと、親が子供に甘えることを言います。

母親が何かやれば「すごーい」と、父親が帰ってきたら「わー」と、子供は喜ばなければなりません。逆に、親から「すごーい」と言ってもらいながら育つ子供もいます。

外見や肩書きは外から見えます。しかし、どのような環境で育ってきたか、心がどれだけ成長しているか、ということは外から見えません。親も自分も完璧である必要はありません。完璧でない自分が楽しく生きていくには、「自分を知る」ということが何より大切な気がします。合コン前に読みたい本です。

▼本文はここからです。

親が子供に甘える。親子の役割逆転。

子供の研究家として有名なジョン・ボウルビィの言う「親子の役割逆転」がテーマになっている一冊です。「親子の役割逆転」とは簡単に言えば、親が子供に甘えることを言います。母親が何かやれば「凄ーい」と子供は驚かなければなりません。父親が帰ってきたら「わー」と子供は喜ばなければなりません。

普通は逆で、子供が親に甘えます。子供は親から「凄ーい」とか、「わー」とか言ってもらうことで「甘え」を満たして大人になっていきます。ある人は普通の親子関係で育っています。つまり、必要な時に父親や母親にべったりと甘えることができました。

しかし、ある人は「親子の役割逆転」で、父親や母親に甘えられずに育ちました。前者は「甘え」を満たしているけれど、後者は「甘え」が一切満たされていません。もちろん、どれだけ「甘え」が満たされているかどうかは外から見ることはできません。しかし、この二人が20歳、30歳、40歳と年齢を重ねれば、社会は二人を同じように扱います。

合コンで見えないモノ。

もしかしたら自分も… と思う方もいるかもしれないし、「親子の役割逆転」とは一切無関係という方も沢山いると思います。ただ、一度この本で「親子の役割逆転」を勉強して見ることには大きな意味があるように思います。

というのも、例えば合コンで外見や肩書きという外から見える基準で人を評価することは簡単です。しかし、目に見えない部分も沢山あります。例えば、どのような環境で育ってきたのか、ということは合コンの場では絶対に分かりません。もしかしたら、「親子の役割逆転」を経験してきているかもしれません。

「親子の役割逆転」を経験したからダメな訳ではありません。その人の価値は変わりません。しかし、その過去を自分で冷静に分析することができているのかどうか、ということはとても大切なことのような気がします。言い換えると、自分をどれだけ知っているのか、ということです。

自分が「親子の役割逆転」の中で育ってきていると自覚することができれば、正しい対処方法を選ぶことができます。しかし、「親子の役割逆転」の中で育ったのにも関わらず、「親子の役割逆転」を経験していないと感じていたとしたら、適切な対処方法を取ることができず、生きることは辛いものとなってしまうはずです。

子供に「凄ーい」と注目してくれる親もいれば、親に「凄ーい」と注目しなければならない子供もいます。両者が同じように成長することができるでしょうか。体は成長します。しかし、心は同じようには成長できません。

そして、体の成長は目に見えますが、心の成長は目に見えません。自分の心がいったいどれだけ成長しているのか、ということを正確に知ることは思った以上に難しいことのように思います。

欠けているモノを知る。

良くも悪くも私たちは育った環境から多くの影響を受けます。親や環境を責めるためではなく、自分を知るために、自分がどのような環境で育ったのかを、一度冷静に分析してみることは大切な気がします。良いところはそのまま受け継げばいいのだし、ちょっと頂けないというところは、受け継がなければいいのです。

親から何もかも鵜呑みにするのではなく、一度、自分の意志で取捨選択を行うのです。どのような環境でどのような親に育てられるかを選ぶことはできません。そこにおいては自分に責任はありません。しかし、これからどのような生き方をし、もし親になるのであれば、どのような親になるのか、というのは自分の責任です。自分で決めることができます。

自分を知ることができれば、合コンで恐れるものはありません。自分を知るということは、ある意味自分に欠けているモノを知ることでもあります。欠けている部分を直すのではなく、欠けている自分がどう生きていくのか、不完全な自分がどう楽しく生きていくのか。そのことが何より大切な気がしています。

本には人生を豊かにする力があり、合コンにも人生を豊かにする力があります。この本と合コンで、皆さまの人生が更に豊かになることを願っています。この本の詳しい記事はブログで公開しています。

【引用・参考文献】
加藤諦三(2017)『子供にしがみつく心理:大人になれない親たち』毎日新聞出版 

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