合コンに行く気がしない。そんな時に読みたい本。

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この記事のポイント。

ノイローゼの治療法の一つである森田療法。加藤(2008)によれば、苦しいことは苦しい、怖いものは怖いものとして、あるがままに受け入れ、やるべきことをやっていくという療法です。やる気がでない時や気分が乗らない時、やる気を出す必要も気分を乗らせる必要もありません。それはそれとして、行動を変えていくのです。

やる気があるから行動するのではなく、行動するからやる気がでます。面白いから何かをはじめるのではなく、やりこむからこそ面白くなります。自信があるから何かをやるのではなく、何かをやるから自信がつきます。

今の自分でできることをまずはやってみる。このことが何より大切な気がしています。合コンに行く気がしない時に読む本です。

▼本文はここからです。

行動。行動。行動。

行動が大切。まずはやってみること、それから考える。ビジネスの本でもこのような言葉は沢山出てきます。計画を立て、そこから行動するというPDCAではなく、まず行動(D)から始めちゃうとか、計画(P)と行動(D)は同時に始める、とか色々とありますよね。これだけ行動について様々なアドバイスが溢れているということは、それだけ「行動力」が欲しいと思っている人が多いということなのだと思います。

この本では、加藤諦三先生が行動することの大切さや、行動を阻害するもの、行動で自分が変わること、そして行動がもたらすものについて分かりやすく説明しています。行動することをためらってしまうと悩んだ時や、何もする気が起きない時、何か夢中になれるものを見つけたい時… 読んでみて欲しい一冊です。

できることから、まずはやってみよう。

加藤諦三先生の主張をざっくりと言うと、「できることから、まずはやってみよう」ということになると思います。なぜやるのかとか、やる気が出てきたらやるとか、自信をつけてからやるとか、時期が来たらやるとか、そんなことはどうでもいいのです。まずやってしまう。とりあえず行動してみて、それから考える。このことが、とても大切と加藤諦三先生は言います。

例えば、休みの日に出かけるか出かけないか迷ったとします。せっかくの休みだから出かけたいけど、雨降ってきそうだし… 。よくあるパターンですよね。そんな時、まずは着替えて玄関まで行ってしまうこと、そして靴を履いて外に出てしまう。このことが大切です。もし外に出て、それでも出かけるかどうかを迷ったとしたら、10メートルだけ歩いてみる。着替えたり靴を履いて外に出ること、そして10メートル歩くこと、このくらいなら誰でもできますよね。けれど、この小さなことの積み重ねがとても大切なのだと思います。まずできることをやってみてしまう。そして、それから考えればいいんです。

何かをやるから自信がつく。

合コンに行くか行かないか迷ったとしましょう。まずは、直ぐに友達に電話して「行きます」と言ってしまうことです。いつもLINEで伝えているなら、思いきって電話してしまいましょう。そしたら、もう行くしかありません。すると、何を着ていこうかと考え始めることになり、新しい服を買いに出かけることになるかもしれません。美容室に髪を切りに行くかもしれません。今の自分でできるほんの小さな行動が、更なる行動を生みだしていくのです。

ここで大切なことは、大きなことをいきなり始める必要はないということです。今の自分でできることを始めればいいのです。朝5分だけ早く起きてみることや、毎日腹筋を10回だけやってみること。挨拶のボリュームを少しだけ上げてみること。というように小さなことを少しだけ変えてみる。すると、また新しい行動を始めたくなるかもしれません。加藤諦三先生がこの本で述べているように、やる気があるから行動する訳ではなく、行動するからやる気が出てくるのです。面白いから何かを始めてみるのではなく、やりこむからこそ面白くなってくるのです。そして、自信があるから何かをやるのではなく、何かをやるから自信がつくのです。

森田療法と合コン。

ちなみに、僕は行動力があるほうだと思います。例えば、町で素敵だなと思う人を見かければ、できる限り声をかけるようにしています。自信がある訳でもないし、とにかく緊張します。拒絶されたくないと強く感じてドキドキします。声が震えていたり、顔が引きつっていた時も沢山あったと思います。けれど、その自分のまま声をかけます。結果はほとんどがスルーされます。けれど、後悔したことは一度もありません。相手にされず、拒絶されたにも関わらず、「なんだこんなものか」という勇気というか変な自信のようなものが湧いてきます。ただ、その勇気のような自信のようなものは、また次の日になるとキレイさっぱり無くなっています。声をかけようとしたら、また緊張とドキドキが始まり、拒絶を恐れる自分がいます。けれど、そのことを特に気にはしません。それで良いと思っています。

では、もともと行動力のある人間だったかというとそんなことはありません。強いて言うなら20代の頃にこの本を読み、本の中で出てくる「森田療法」というのがとても気に入り、「そうか!合コンも恋愛もナンパも森田療法でいけばいいのだ!」と感動していた経験が大きいのかもしれません。ちなみに「森田療法」というのは、

ノイローゼでよくいわれる森田療法というのがある。つまり、苦しいことは苦しいこととし、怖いものは怖いものとして、そのまま受け入れていくより仕方がない、という方法である。そしてあるがままに人生を受け入れて、やるべきことをやっていくということが大切であるという療法である。(加藤,2008,p.160)

と、説明されています。ノイローゼだけでなく、普段の生活にこんなに活かせる考え方はないと僕は感動したのですが、皆さんはどうでしょうか。怖かったり緊張したりやる気が出なかったりというように、自分の気持ちがどうであれ、自分ができる小さな行動をまずはやってみる。そして、それから考える。このことがとても大切な気がします。

小さな行動の積み重ねによって、小さな自信が積み重なっていきます。そして小さな自信の積み重ねが大きな行動へとつながっていくのだと思います。本には人生を豊かにする力があり、合コンにも人生を豊かにする力があります。この本と合コンで、皆さまの人生が更に豊かになることを願っています。

【引用・参考文献】
加藤諦三(2008)『「行動できない人」の心理学』PHP研究所

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