合コンとナルシシスト。

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自分を認めなければ人生はデッドエンド。

ナルシシスト(ナルシストとよく言いますが、この本ではナルシシストとされています。)がテーマの一冊です。本のタイトルにもあるように、いますよね。自分のことしか考えられない人。僕はついつい、あの人も、この人も… なんて考えてしまったりしました。しかし、読んでみて気づきました。

「あっ!自分めっちゃナルシシストじゃん!」ということに。気付いてしまったんです。「あの人、本当に自分のことしか考えてないわー」なんて思っていることが、実はそのまま自分に当てはまってしまう。人を責めている時は簡単ですが、それを自分の事として受け止めてみると… 。知ってはいたけど、「小さいなー」と改めて感じた今日この頃です。

しかし、大丈夫です。加藤諦三先生はこの本の197ページで、「ナルシシズムを解消するために大切なのは、まず自分がナルシシストであるという認識である」と述べています。もし自分が現時点でナルシシストであるのなら、まずはそれを認めることがスタートになる訳ですね。逆に、このことを否認してしまうと、人生はデットエンドだとも述べています。

知る、認める、責めない。

つまり、まずは自分を正確に知るということが何より大切になります。そして、その自分を認める。欠けている部分があっても完全じゃなくても問題ありません。そして、どんな自分であっても決して責めてはいけません。この、知る、認める、責めない、という3点は、楽しく生きていくためにとても重要な気がしています。

ただ、「自分を知る」ということは、とても難しいことでもあるように思います。例えば、ナルシシストということで考えてみます。今でこそ、「あっ!自分ナルシシストじゃん!」ということに気付いてしまった僕ですが、この本を読むまでは特にそんなことは考えもしませんでした。

ナルシシストと言えば、ずっと鏡を見てる人、自己陶酔してる人… というくらいの認識でした。しかし、ナルシシストやナルシシズムについて知れば知るほど「あー自分もそんなとこあるなー」「これ俺ですわー」というように考え方や感じ方が変わっていきました。

知識は自分を知るための地図。

結局、何が言いたいかというと、「知識があるからこそ自分を知ることができる」という場合もあるということです。ナルシシストやナルシシズムとはこういうものです、ということを知っているからこそ、自分がイライラした時に「あっこれはもしや自分のナルシシズムが原因か…」と考えることができます。知識があるからこそ、はじめてそこに「気づき」が生まれます。

自分を知ることが大切ということに気づいても、ただ漠然と自分を知ろうとしても何もできません。その時、知識は自分を知る手助けをしてくれます。その知識を与えてくれるのがこの本です。もし自分がナルシシストだとしたら、この本を読み、ナルシシズムについて理解することで生きやすくなるはずです。ナルシシストでない人が読めば、これから出会うかもしれないナルシシストの人を理解できるようになるかもしれません。

もちろん、ナルシシストやナルシシズムについて知らなくても生きていけます。しかし、知っていて損はしませんよね。

誰も私のことをわかってくれない。

では、ナルシシストはどのような人を言うのでしょうか。加藤諦三先生によれば、「誰も私のことをわかってくれない」というフレーズを言う人はまずナルシシストであると言います。そして、自慢話や人の悪口しか言わない人、ちょっとした言葉ですぐに不機嫌になる人、気むずかしい人、人の話を聞くのが不得意な人、人が自分をどう見ているかを気にする目立ちたがりや… このような特徴があるのがナルシシストだと言います。

ざっくり言えば、とにかく自分を中心に世界が回らないと気がすまないのがナルシシストなんですよね。自分を中心に世界が回ったら… 毎日楽しそうです。しかし、これは現実の世の中ではありえません。

むしろ、自分の思い通りにいかないことのほうが沢山あります。すると、現実の世の中がナルシシストにとっては辛いし、毎日の生活か楽しくないものになってしまいます。自分を中心に世界が回ることはこの先もあり得ないので、もっと言えば、人生そのものが面白くなくなってしまいます。

その解決のためには、まずは自分を知り、自分を認める、ということが大切になる訳です。そこがスタートです。そして、自分を絶対に責めない。そして、少しずつゆっくりとナルシシストの自分からそうでない自分へと成長していくことが大切なのだと思います。

自分のことは案外わからない。

「もしや自分もナルシシストかも!」という人も、そうでない人もこの本を読み、ナルシシストやナルシシズムについての知識を得ることはこれから先の人生で大いに役に立つのではないかなと思います。

ナルシシストである自分がそのことに気づかず合コンに参加していても、いつまでたっても幸せにはなれません。なぜなら、他人に興味を持てないのがナルシシストだからです。どこまでいっても自分、自分、自分、「誰も自分を理解してくれない」「自分をもっとわかってくれ」、これがナルシシストです。

合コンで、相手のことは簡単にわかった気がしてしまうことありますよね。それと同じで、もしかしたら、自分のことも「分かった気」がしているだけかもしれません。自分を知っているからこそ幸せになることができます。自分を知るという作業の手助けをしてくれる一冊です。是非読んでみてください。

本には人生を豊かにする力があり、合コンにも人生を豊かにする力があります。この本と合コンで、皆さまの人生が更に豊かになることを願っています。

【引用・参考文献】
加藤諦三(2016)『なぜ、あの人は自分のことしか考えられないのか:ナルシシストという病』三笠書房

プロフィール
この記事を書いた人
majima.minoru

これまでに4000件以上の合コンをセッティングし、4000件以上の合コンを見てきました。
合コンと本とスペアリブが好きです。当サイトを運営しています。

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