恋愛がうまくいかない。合コンがうまくいかない。そんな時に読みたい本。

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この記事のポイント。

「恋が実る」とは。加藤(2018)によれば、「恋が実る」とは形式的なことではありません。結婚すれば恋が実る訳でもなければ、別れても恋が実ることはあるということです。

結果はどうであれ、その恋を通して二人が成長したのであれば、その恋は実ったといえるのです。では、二人が成長できる恋愛に必要なことは何でしょうか。それはお互いが「好き」で始まることだと加藤(2018)は言います。

合コンも同じです。良い人ではなく自分の「好き」を探していくことが何より大切な気がします。合コンがうまくいかない時に読みたい一冊です。

▼本文はここからです。

恋愛がうまくいかない原因。

恋愛、なかなかうまくいかない時、恋愛がうまくいかない原因を相手のせいにしてしまうこと、ありますよね。 相手のどこそこが悪い、あそこが気にいらない、〇〇のせいでダメになった。恋愛がうまくいかない原因を相手の中に見つけ、また別な人との恋愛が始まってしまう。今度はうまくいくはずなのに、またうまくいかなくなる。

そんな時、一度立ち止まってみるのも良いかもしれません。そして、この本を読んでみてください。恋が実るとはどういうことかについて書かれた本です。そして、恋愛がうまくいかない原因を自分の問題として捉えることを教えてくれる一冊です。

そもそも、もし相手に原因があったとしても、無数にいる異性の中からその相手を選んだのは、自分自身なはずです。自分が付き合うことを決め、自分で恋愛を始めたはずです。 なぜ、自分はその人を選んだのか。そして、なぜうまくいかなくなったのか。もしかしたら、自分の心理的な成熟度や、劣等感が関係しているかもしれません。

恋が実る、とは形ではない。

加藤諦三先生は、「恋が実る」ということは形式的なことではないと言います。つまり、結婚したからといって恋が実った訳ではないということ。逆に、もし別れてしまったとしても、恋が実ることはあるということです。

恋愛がうまくいかない原因を相手のせいにするのではなく、自分の問題として捉える。なぜ、この恋に自分は夢中になったのか。なぜ、その人を選んだのか。自分を見つめることで、自分という人間が見えてきます。そして、まずはそのままの自分を認める。結果として、自分が成長していきます。

その恋を通して二人が成長していけるのであれば、それは、結果がどうあれ恋が実ったと言えると加藤諦三先生は言います。たしかにその通りですよね。あの恋愛があったから今の自分があるという経験や、あの恋愛は散々だったけど、あそこで経験しといてよかった。という経験は誰しもあるのではないでしょうか。だとすれば、その恋愛は、結婚という形を迎えていなかったとしても、実りのある恋愛だったと言えるのだと思います。

恋愛のスタートで一番大事なモノ。

とは言っても、せっかくなら、二人が成長できる恋愛をしたいですよね。ではどうすれば、いいのか。加藤諦三先生によれば、お互いが「好き」と言うことで始めることだと言います。

恋愛とは関係のない話ですが、「日本人が通用する訳がない」と言われた時代にメジャーリーグに移籍し、大活躍した野茂英雄さんのインタビューの記事を昔、何かの新聞で読んだことがあります。なぜそこまで頑張れるのか? という記者の質問に対する答えが、「野球が好きだから」でした。

臨床心理学の河合隼雄先生は、手のつけられないと言われる問題児がカウンセリングに来た時に、「好きなものあるか」と聞くそうです。そして、その「好きなもの」について話を聴くといいます。

僕で言えば、「合コン」と「本」が好きです。理由はよくわかりませんが、好きなものはと聞かれたら、「合コンと本」と答えます。合コンをセッティングする仕事も、なぜやってるのと聞かれれば、「合コンが好きだから」と答えます。誰かと誰かをくっつけたいとか、恋のキューピットとか、合コンプランナー… とかそんなんじゃありません。あそこのお店にいる合コンが好きな人。これが僕だと思います。

寄り道が長くなりましたが、何が言いたいのかと言うと。結局、とてもシンプルだと言うこと。自分の中の「好き」という気持ちに正直になることがとても大切なことなのだと思います。まずは、自分の中の「好き」をはっきりとさせることです。恋愛スキルや心理テクニックなんかは二の次です。

自分を出していくこと。

そして、恋愛関係を深めていくのに大切なのは、難しいけれど自分の気持ちに素直になり表現すること、だと加藤諦三先生は言います。相手に嫌われたくないという気持ちが出てくることもあるけれど、嫌なことは嫌と自分の気持ちを伝える。つまり自分を出す。そうすることで、恋愛関係が深まっていくといいます。

ありのままの自分を出して、そして自分を好きになってくれる人、そういう人と恋をする。そのときに恋がはじめて心の安らぎになる。そうした恋ではじめて心理的成長が可能になる。これが、恋が実るということである。[……]自分の弱点を話し、それでも私はあなたが好きだと恋人に言えばいい。(加藤,2018,pp157-159)

ケンカするほど仲が良い、というのはよく聞きますが、やはりその通りなんですよね。自分の「好き」という気持ちを大切にし、その上で自分を出していく。ほんのちょっとだけ勇気を出してみましょう。きっと世界が変わっていくはずです。

この本は恋愛について書かれた本ですが、内容は合コンにも応用できるものだと思います。実りのある合コンにするのも、実りのない合コンにするのも、全ては自分次第なのかもしれません。この本と合コンで、皆さまの人生が更に豊かになることを願っています。

【引用・参考文献】
加藤諦三(2018)『なぜか恋愛がうまくいかない人の心理学』PHP研究所

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