テンションがガタ落ちした合コン、その帰り道に読む本。

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興奮度★★★★

この記事のポイント。

「つまらなかったなー」、「悪い人じゃないけど、ないわー」、合コンではよくありますよね。しかし、同じ合コンに参加していても、「今日もお酒飲めて幸せー」、「人脈広がったなー」と感じる人もいます。

つまり、人生は事実に対する捉え方次第なのです。4人いれば4通りの捉え方があり、どの捉え方も間違いではありません。

ただ、事実に対する捉え方は無数にあり、自分の捉え方はその中のたった1つだということを忘れてはいけません。耐えがたい状況に直面した時、他の捉え方も必ず存在しています。事実を多角的に見ることを忘れてはいけません。

また、漠然と「辛い」、「嫌い」、「ないわー」と感じるのではなく、「なぜ?」と考えることが重要だと加藤(2016)はこの本で述べています。自分は、「なぜ」嫌いなのか、「なぜ」ないわーと感じたのかを考えることで、視点が増えるからです。まずは一つだけ視点を増やしてみる。このことが大切な気がします。

合コンを多角的な視点から見ることができれば、多角的な視点で生きられるようになります。「きっつー」という時に読みたい一冊です。

▼本文はここからです。

多面的な視点を手に入れる。

多面的な視点で合コンを見られるようになる本。
「つまらなかったなー」
「なんか合わなかったなー」
「悪い人じゃないんだけど、なんかなー」
合コンあるあるですよね。

とてもわかります。合コンに参加された方からこのような感想をお聞きすること、沢山あります。

確かに相性が合わなかったり、見た目がまるっきしタイプじゃないと、自分のテンションの盛り上がりには欠けてしまうのは事実ですよね。
けど、その状況すらも楽しめる人になれたら…毎日がとても楽しくなりそうです。

もし目の前に、うまくいかないとやる気が無くなってしまう人、うまくいかない状況でもその状況を楽しんでいる人、という二人がいたとして、あなたならどちらの人とお付き合いしたいでしょうか。きっと、後者を選びますよね。なんといっても楽しいですから。

全員が同じ解釈をするわけではない。

同じことを経験していても、なぜ、ある人はうまくいかないとやる気が無くなってしまい、なぜ、ある人はうまくいかない状況でも楽しめるのか。同じ経験を、ある人はポジティブに解釈し、ある人はネガティブに解釈する。この違いはなぜ生まれるのか。
そして、どのような努力をすれば、ネガティブな解釈をしてしまう人が、少しずつポジティブな解釈をすることができるようになるのか。

というようなことが、この本にはとてもわかりやすく書かれています。
本の中で加藤諦三先生が一貫して主張することは、タイトルにもある通り、人生は事実に対する「捉え方次第」だということ。

ある事実をどのように捉えるのか。
このことが決定的に大切だといいます。
事実に対する解釈、ともいえます。

同じ経験にも、自分とは真逆の解釈をする人もいる。

私たちがある経験をすると、その経験を自分流に解釈しますよね。例えば合コンに参加したことを考えてみましょう。

「今日の合コンないわー」と解釈する人。
「友達としてはいけるなー」と解釈する人。
「今日もお酒飲めて幸せー」と解釈する人。
「服装以外はありだなー」と解釈する人。
「色んな人がいて面白いなー」と解釈する人。
「仕事に活かせる人脈作れたー」と解釈する人。
というように、全員が同じ経験をしても、6人いれば6通りの解釈があります。

自分の感じ方を操作しない。

同じ解釈や似た解釈をすることもあれば、全く違った解釈をすることもあります。つまり、同じ経験をしていても、解釈の仕方や感じ方は全員違う訳です。
ここで大切のは、どの解釈が正しくて、どの解釈が間違っている、ということではありません。
つまらない時に、無理して楽しいと感じることは心によくありませんよね。

ただ、事実に対する解釈は山ほどあり、自分が選択しているのは、その中のたった1つの解釈だということ。そのことを認識することがとても大切です。自分の解釈が全てではない、ということを知ることともいえます。
本書の中ではこのことを、マインドフルネス、マインドレスネス、という概念として説明しています。

視点が多いマインドフルネス。

耐えがたい状況を変える方法のひとつであるマインドフルネス。
マインドフルネスとは、視点が多いこと。つまり多面的な視点で物事を見ることを意味します。
マインドレスネスとは、逆に視点が少ないこと。そして、マインドレスネスな人は人生のトラブルが多いといいます。

ちなみに僕は、マインドレスネスよりです。自分の考えや感じ方が絶対正しいと思ったり、よくネガティブな解釈をしてしまいます。

なぜ?と考えることが幸運の扉を開く。

では、マインドレスネスな考え方をどう変えていくのか。そのためには、「なぜ」と考えることが重要だと本書では述べられています。
「あの人嫌いだなー」
「今日の合コンなかったなー」
というように、漠然と「嫌い」「なかった」ではなく、なぜ「嫌い」なのか、なぜ「なかった」のか考える。すると視点が増えるといいます。

確かに、「あの人嫌いだなー」というのと、「あの人の服装嫌いだなー」というのは全然違いますよね。
服装が嫌いなのだとしたら、
「服装が違うとどうだろう?」
「スーツだったら?」
「清潔感があったら?」
「性格は良かったな」
「笑顔も悪くなかったな」
というように、漠然と「嫌い」だった人が、実はその人のある一部が嫌いなだけかもしれません。

そして、その部分は意外に簡単に変えられるかもしれないと気づくかもしれないし、他の良い所に気づくかもしれません。

服装でいえば、確かにセンスが無かったとしても、服装にこだわりがないならいくらでも変えられますよね。少なくとも、「性格」や「考え方」よりははるかに変えやすいと考えるようになるかもしれません。

このように、「なぜ」と考えることで嫌いな部分を細かく区切っていく、すると徐々に様々な視点が増えていきます。このことが大切だといいます。

「嫌いだ、嫌いだ」と言っているばかりではなく、「なぜ嫌いなのだろう」と考える。「なぜ? 」と考えることで、視点が増えてくる。 視点を増やすことは幸運の扉を開く。(加藤,2016,p.183)

まずは、視点を一つだけ増やしてみる。
それができたら、もう一つ増やしてみる。少しずつなら出来そうな気がしますよね。

自分で自分の可能性を潰さない。

僕は、マインドレスネスよりな人間なので、少しずつ視点を増やす努力をしてみたいと思います。
また、本書58ページには、ハーヴァード大学のエレン・ランガー教授の興味深い実験が紹介されています。

鼠を氷の水に入れてもすぐには死なない。何と四〇時間から六〇時間も泳いでいる。しかしすぐに水に入れないで、鼠を捕まえてもがくのをやめるまで押さえておく。それから水に入れると泳がないですぐに諦めて溺れてしまう。(加藤,2016,p.58)

本来、四〇時間から六〇時間も泳いでいられる力が鼠にはあるんです。
しかし、もがくのを押さえつけられていた鼠は、いくらもがいても状況を変えられないと解釈してしまい、水に入れられた時にすぐに諦めて溺れてしまう。本来持っている力を出しきらずに諦めてしまうんです。

もがいても状況を変えられなかった経験で、もがいてもダメだと自分自身を解釈した。この解釈さえ無ければ、きっともっと泳いでいられるんですよね。

この実験は、大切なことを私達に教えてくれます。
どれだけやってもダメな時はあるし、ダメな時はダメなものです。しかし、自分が「自分はダメだー」と解釈してしまうことが、結果に一番大きな影響を与えます。

逆に、「自分はダメだー」 とさえ解釈しなければ、自分の力を全て出し切ることができるのです。「自分にはできる」と感じること、自分を信じることがどれだけ大切かを教えてくれますよね。

合コンで、テンションがガタ落ちした時、別の視点、別の見方、別の解釈、別の捉え方、が無数にあることを忘れないこと。
「嫌い」「つまらない」ということを、「なぜ」と問いかけ、細かく分けていくこと。

マインドフルネスはモテる。

マインドフルネスな姿勢で合コンに参加することが出来れば、マインドフルネスな生き方が自然とできるようになります。マインドフルネスな生き方ができれば、人生で幾度とある耐えがたい状況を変えていくことができます。

人生で大きな困難が立ちはだかった時、
「これ、きっつー」
「無理っしょー」
だけではなく、
「よし、この壁は私を試してるだけだ!乗り越えてやる!」
と捉えることができるマインドフルネスな人は、人生を有意義なものとし、人生を楽しむことができます。

そして、間違いなく合コンでモテます。
マインドフルネスな生き方、合コンで目指してみるのもいいですよね。

【引用・参考文献】
加藤諦三(2016)『人生は「捉え方」しだい 同じ体験で楽しむ人、苦しむ人』毎日新聞出版

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