合コンのやり方(深掘り編)が分かる本。

心理学

合コンで「深堀りすること」の大切さについて書いてみました。参考文献は『コンプレックス』(河合隼雄,岩波書店)です。

河合隼雄(1971)によれば、コンプレックスとは、「探検の可能性に満ちている未踏の領域」です。自分の中に、どこまでも未知の世界が広がっています。

そして、合コンで出会った相手の中にも、その人ですら知らない未知の世界が広がっています。「深掘りすること」が、探検のスタートです。

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興奮度★★★★

新しい=ドキドキ。

未知の世界を探検するために必要な地図。それが、この『コンプレックス』(河合隼雄,岩波書店)という本です。この記事で伝えたいこと、それは「深掘りすること」の大切さです。

旅行が好きな人は多いですよね。僕も好きです。知らない土地、知らない国、知らない文化、知らない人々… 自分がそれまでに経験したことのない世界に足を踏み入れるのは、いつでも新鮮だし、いつでもドキドキします。

合コンも同じです。知らない人との出会いは、ワクワクするし、いつも新しい発見があります。今まで会ったこともない人と過ごす数時間、とても刺激的です。では仮に、もし毎週同じ人との合コンだったらどう感じるでしょうか。とても気が合えば別かもしれませんが、話す内容もあまり変わらず… 1年後にはかなり飽きてきそうです。

また、旅行だとどうでしょうか。想像してみましょう。毎月ハワイ旅行に行っている自分。

「それ最高じゃん!」と感じました。…が、何年も経てばさすがに飽きてきそうです。海も買い物も食事も… 全て最高だけれど、たまには、東南アジアやヨーロッパにも行ってみたくなりそうです。

正直、毎月ハワイは飽きるっしょ。

では、毎月ハワイ旅行に行っても「飽きない」のはどのようなケースでしょうか。一つは単純に「好き」であることですよね。ハワイのことが単純に「好き」であれば、飽きる理由はありません。

もう一つは、「深掘り」することです。SNSや地元の人からの話を直で聞き、自分の足と目と耳でより多くの情報を集め、普通の観光では行かないようなディープな場所や店に行き、ディープな体験をする。世界には、その奥深くに更に深い世界があることを知ります。益々ハワイのことが好きになりそうですね。

「好き」だから「深掘り」したくなるとも言えるし、「深掘り」したからこそ、益々「好き」になるとも言えます。どちらにしても大切なのは、「深掘り」していく姿勢です。

毎週同じ人と合コンは飽きるっしょ。

冒頭で書いた、毎週同じ人との合コンを改めて考えてみましょう。「普通」に合コンをしていたら、これは必ず飽きます。毎週同じ時間に同じメンツで集まり、何があったかという同じ話題を繰り返す… うーむ、想像しただけで吐き気がします。

例外は一つですね。旅行と同じで、相手のことが「好き」であれば、毎週会っていても興味が尽きることはありません。

しかし、これがずっと続いたとしたらどうでしょうか。初めのうちは「好き」だけで全てが気になり、全てに興味を持てて、全てが楽しかったけれど、何十年も経つと、さすがに聞くことも無くなってきてしまいそうですよね。

ハワイとは〇〇である。

これは、合コンでの相手だけでなく、自分自身に対しても言えます。自分は一生「自分」と一緒です。100歳まで生きることが当たり前になろうとしている現在で言えば、「自分」という人間と100年間一緒にいるわけです。外見、性格、能力、気質… 自分は「自分」とどこまでも一緒です。

旅行であれば、ある場所に飽きたら場所を変えることができます。合コンであれば、相手を変えることができます。しかし、私たちは「自分」以外になることはできません。どこまでいっても自分と一緒です。

そして、10年、20年、30年… と「自分」という人間をやっていると、「自分は〇〇な性格だから」「自分は〇〇しか合わないから」…というように、なにか「自分」のことをわかっているような気持ちになってきます。

旅行で例えるならば、100回ハワイに行ったことのある人が、「ハワイとは〇〇である」と言うような感じです。しかし、「ハワイとは〇〇である」だけではないですよね。その「〇〇なハワイ」とは違う面もハワイは沢山持っています。「〇〇なハワイ」の奥深くには、よりディープな世界も存在しているはずです。

探検の可能性に満ちている未踏の領域。

何が言いたいのかと言うと、「わかっているようで全然わかっていない」ことが多々あるのではないか、ということです。合コンで出会った相手のことも、自分が「自分」のことも、わかっているようで全然わかっていない… こんなことが沢山あるのではないでしょうか。

その時に必要になること、それが「深掘り」していく姿勢です。合コンで出会った相手、そして、「自分」いう人間をどこまでも掘り下げていくんです。表層だけでなく、更に奥深くにいる、ディープな自分を探索していくんです。その時の道案内をしてくれるのが、この『コンプレックス』(河合隼雄,岩波書店)という本です。

「コンプレックス」と言う言葉は日常的に用いられるが、その意味を正確に理解している人は少ない。それは、現代なお探検の可能性に満ちている未踏の領域、われわれの内界、無意識の世界の別名である。

河合隼雄(1971)『コンプレックス』岩波書店

自分の中に、どこまでも未知の世界が広がっています。そして、合コンで出会った相手の中にも、その人ですら知らない未知の世界が広がっています。その世界には、新しい土地や知らない人と出会うのと同じくらい、いや、それ以上の発見や感動があるはずです。「深掘りすること」が、探検のスタートです。

さて、この記事では「深掘りすること」の大切さを書いてみました。そして、自分の内界にある「未知の世界」を深掘りする時に地図の役割をしてくれる本を紹介しました。この記事が、皆様の「深掘りしたい!」という気持ちに少しでも火をつけられれば嬉しいです。

本には人生を豊かにする力があり、合コンにも人生を豊かにする力があります。この本と合コンで、皆さまの人生が更に豊かになることを願っています。

【引用・参考文献】
河合俊雄(2018)『NHK 100分 de 名著 河合隼雄スペシャル:こころの構造を探る』 NHK出版

河合隼雄(1971)『コンプレックス』岩波書店

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