幸せになる方法(合コンで)がわかる本。

心理学

合コンと「幸せになる方法」について書いてみました。参考文献は、『父親の力 母親の力:「イエ」を出て「家」に帰る』(河合隼雄,講談社)です。

苦労の意味を知っていれば、自ら積極的に「苦労」を選択することができます。そして、「苦労」を選択するからこそ、本当の意味で「おもしろい」人生を歩むことができます。

目の前に、「苦労の多い合コン」と「苦労の少ない合コン」があった時、「苦労の多い合コン」を選択したくなる一冊です。

▼本文はここからです。

興奮度★★★

苦労する合コン。苦労しない合コン。

この本で学べること、それは「苦労することの大切さ、苦労の意味」です。結論を言えば、もし苦労が無くなれば本当に楽しいことも無くなります。

苦労の大切さ、苦労の意味を知っているからこそ、自ら積極的に「苦労」を選択することができます。そして、「苦労」を選択するからこそ、本当の意味で「おもしろい」人生を歩むことができます。合コンで「楽」ではなく、「苦労」を選択したくなる一冊です。

『広辞林』(三省堂,1971)によれば、苦労とは、「身を苦しめること」です。肉体的な苦労もあれば、精神的な苦労もあります。何と言っても「苦しい」のだから、できれば苦労したくないと考えてしまいますよね。

では、想像してみてください。もし目の前に、「苦労の多い合コン」と、「苦労の少ない合コン」の二つがあり、自由に選べるとしたら。あなたは、どちらの合コンを選ぶでしょうか。僕は迷わず「苦労の少ない合コン」を選びます。せっかくの飲み会で苦しい思いはしたくありません。

では、もう一度想像してみてください。目の前に、「苦労の多い合コン」と、「苦労の少ない合コン」の二つがあり、自由に選べるとします。そして、「苦労の多い合コン」は、「苦労」した分だけ「おもしろさ」もついてきます。一方、「苦労の少ない合コン」は、「苦労」しない分だけ「おもしろさ」も少なくなります。あなたは、どちらの合コンを選ぶでしょうか。

今度は、100歳になった自分を想像してみてください。老人となった自分が、それまでの自分の人生を周囲の人に語ります。どれだけ苦労が少なく、どれだけ楽に生きることができたかを語る自分。どれどけ苦労が多くて、どれだけおもしろかったかを語る自分。あなたはどちらの100歳になりたいでしょうか。

苦労することの最たるもの「家族」。

『父親の力 母親の力:「イエ」を出て「家」に帰る』(河合隼雄,講談社)の中で、河合隼雄(2004)は、苦労することの最たるものとして「家族」をあげています。

例えば、結婚し子供ができれば自分の都合で好き勝手に遊びまわることはできなくなります。家で自分の時間が欲しい時、思ったように自分の時間が確保できない時も多くなります。自分の体調が悪かったとしても、そのことには関係なく、子供は泣いたり走り回ったりします。自分の思うようにはいきません。

更に、どれだけ一生懸命育てても、子供が不登校になることもあります。引きこもってしまうこともあります。どれだけ頑張っても、子供が非行少年、非行少女になることもあります。結婚相手の両親との人間関係もあります。自分の親、結婚相手の親の介護の問題もあります。

「家族」を持つことで得られる幸せや喜びはもちろん沢山あります。しかし、同時に「面倒くさいこと」や「わずらわしいこと」も増えることがわかります。昔は、それでもうまくいっていました。なぜなら、「家族」しか頼るものがなかったからです。自分が病気になったら、自分が認知症になったら、「家族」以外は面倒をみてくれませんでした。

しかし、今は違います。病気になれば高度に発達した医療機関があります。認知症になったら、介護施設があります。サービス付きの高齢者向け住宅もあります。一人であれば、人間関係のいざこざに巻き込まれることもありません。自分の時間を誰かに邪魔されることもありません。むしろ一人でいることはとても気楽です。

「家族」がいなくても、一人で生きていくことができます。そして、一人で死んでいくこともできます。実際に、このような生き方を選択する人もいます。それは悪いことではありません。

しかし、大切なのは、なぜその生き方を選択したのかということです。もし、「面倒くさいこと」や「わずらわしいこと」を避けるために、「楽であるために」、一人を選択したのであれば、「本当にそれでいいのか」ということを一度考えてみることが必要です。「苦労の多い道」を選択しなくて、本当に良いのかと。

私はいわゆる「家族のための苦労」というものに価値があると考えていますし、家族のための苦労をするからすばらしいと考えています[…]家族を持つことの苦しみというものに大きな意味があるのではないか、手間のかかること、面倒くさいことをやるおもしろさというのもあるのではないか、そういうことをよく考えてみるべきだと思います。

河合隼雄(2004)『父親の力 母親の力:「イエ」を出て「家」に帰る』講談社,p.28

「苦しいこと」を避け、「楽」をしたくなります。しかし、わずらわしいからこそ面白い。面倒くさいからこそ面白い。手間がかかるからこそ面白い訳です。

どれだけ必死になっても、必ずしも子供は応えてくれません。頑張って育てたら「うまく育つ」わけでもありません。まして、なにをもって「うまく育つ」というのかもわかりません。しかし、そこに「苦労」があるからこそ面白い人生になります。だとすれば、「苦労」が多い道を選ばないと損ですよね。

自分の好きなことをして生きていく。

ただ、「苦労」の多い道を選ぶと口で言うのはとても簡単です。しかし、実際に「苦労」の多い道を歩んでいくことはとても大変です。

例えば、「自分の好きなことをして生きていくぞ!」と決めたとしましょう。しかし、その道には、多くの壁や困難が立ちはだかります。思ったようには、もちろんいきません。辛いことも沢山あります。

むしろ、「自分の好きなことをして生きていく」ということの、「難しさ」や「苦労」、「大変さ」を、みんな知り過ぎてしまっているのかもしれません。だから、やる前から諦めてしまう。

合コンでも同じです。自分が「好き」な人と付き合うためには… 自分が「好き」な人と結婚するためには… 大きなハードルがある。安定もない。お金や人間関係… 数々の困難が待ち受けている。そのことが容易に想像できてしまう。

多くの壁や困難、辛いことが待ち受けていても… それでも、「自分の好きなことをして生きていくぞ!」「自分の好きな人と幸せになるぞ!」と言えるでしょうか。

言いましょう。「自分の好きなことをして生きていくぞ!」「自分の好きな人と幸せになるぞ!」と、心に決めましょう。そこに「苦労」があるのであれば、その「苦労」の分だけ「おもしろい」ことが待っています。「苦労」した分だけ「幸せ」が待っています。

苦労をしない人生なんて、面白くもなんともないのではないかと考えてしまいます。手間のかかることとか、めんどくさいこととか、そういうことを一つ一つやるおもしろさというものを理解してほしいと思うし、いまはそうしていても、面倒を回避して生きていくのはおもしろくない人生なのだと、そのうちにみんなわかりだすのではないかと思っています。

河合隼雄(2004)『父親の力 母親の力:「イエ」を出て「家」に帰る』講談社,pp.31-32

面倒を回避しないからこそ「おもしろい人生」になります。だからこそ、自ら進んで「苦労」を選択していくんです。このことを知っていることがとても重要です。

もし目の前に「苦労の多い道」と「苦労の少ない道」があったとします。今までは、迷わず「苦労の少ない道」を選びました。しかし、「苦労するからこそおもしろい」ということを知っていれば、どちらを選ぶか少しだけ迷うはずです。

「楽なほうがいいっしょ!…あっでも待てよ… 。苦労が少ない、それってどうなのよ…。」もちろん、それでも「苦労の少ない道」を選ぶかもしれません。それは悪いことではありません。そのまま「苦労の少ない道」を進んでいけばいいんです。

「苦労の少ない道」を進んでいった時、もしおもしろくなければ、その時に「なぜおもしろくないのか」を考えればいいんです。そして、必要なら修正していけばいい。間違えていいし、楽なほうに流されてしまう時があっていいんです。完璧な人なんてどこにもいません。ただし、いつでも忘れてはいけません。

ほんとうに楽しいことをつきつめていったら、必ず苦しみがつきまとうものです。

河合隼雄(2004)『父親の力 母親の力:「イエ」を出て「家」に帰る』講談社,p.34

そうです。「苦労」が無ければ、「幸せ」も「楽しいこと」もありません。

葛藤があるからこそ面白い。

「家族」のことに話を戻してみれば、一生懸命、子育てを頑張れば、思ったように育つ訳ではありません。必死になっても、それでもうまくいかない。勉強や仕事、スポーツであれば、頑張れば頑張った分だけのリターンがあります。しかし、「家族」はそうはいきません。

一生懸命育てたらいい子ができると決まっているわけでもありませんし、いい子が必ずしも幸福とはかぎりません。仕事を一生懸命やればお金が入ってきますが、子どもはそうはいきません。だからこそ、家族はおもしろいと思うのですが、なかなか葛藤があることをおもしろいとは思えない人が多いようです。むしろ、ほとんどの人が、そういうのがないのがいい家庭だと錯覚しています。

河合隼雄(2004)『父親の力 母親の力:「イエ」を出て「家」に帰る』講談社,pp.186-187

葛藤があっていいんです。むしろ、葛藤があるからこそおもしろいんです。だとしたら、恐れるものは何もありません。全力で「苦労」して、全力で「葛藤」していきましょう。「楽な道」クソくらえです。

この記事では、「苦労することの大切さ、苦労の意味」について書いてみました。結論は変わりません。苦労が無くなれば本当に楽しいことも無くなります。

もう一度、100歳になった自分を想像してみてください。老人となったあなたが自分の人生を周囲の人に語ります。どれだけ苦労が少なく、どれだけ楽に生きることができたかを語るあなた。どれどけ苦労が多くて、どれだけおもしろかったかを語るあなた。さて、あなたはどちらの100歳になりたいでしょうか。

この記事が、皆さまが「おもしろい人生」を歩むための、ちょっとしたヒントになれたら幸いです。本には人生を豊かにする力があり、合コンにも人生を豊かにする力があります。この本と合コンで、皆さまの人生が更に豊かになることを願っています。

【引用・参考文献】
河合隼雄(2004)『父親の力 母親の力:「イエ」を出て「家」に帰る』講談社

『広辞林』三省堂,1971

プロフィール
この記事を書いた人
majima.minoru

これまでに4000件以上の合コンをセッティングし、4000件以上の合コンを見てきました。
合コンと本とスペアリブが好きです。当サイトを運営しています。

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