生きること、そして合コンをすることは仕事ではない。旅である。という気持ちになる本。

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この記事のポイント。

ある場所を目指す旅に出るとします。旅はどこから始まるでしょうか。家を出た時からですよね。目的地までの道のりや寄り道、目的地での時間、帰り道。その全てが旅なのだと思います。

目的地にいる時だけが幸せな訳ではありません。トラブルや偶然の出会い、災難に巻き込まれることもあるからこそ旅の思い出は輝くのだと思います。

合コンも同じです。いい人に出会えたら幸せになれる訳ではありません。素敵なパートナーが見つかれば幸せになれる訳ではありません。幸せになれるのは「いま、ここ」しかないのです。過去でも未来でもなく「いま、ここ」を全力で生きる。そんな気持ちにさせてくれる一冊です。

▼本文はここからです。

合コンのバイブル。

合コンに参加する全ての人に捧げたい一冊です。
是非一度読んでみてください。
合コンに対する考え方、そして人生に対する考え方が変わるかもしれません。

自分の持っているものをいかに使って生きていくのか。
人の課題と自分の課題を区別すること。
自分が主役になること。自分で決めること。
変えられるものを変え、変えられないものは受け入れること。
そして、「いま、ここ」をダンスするように生きること。

「いま、ここ」を生きる。

じっくり読むと、時間はかかります。
ただ、一度は時間をかけて読んで損はしない本だと思います。
心に響いたのは、「いま、ここ」をダンスするように生きる。
と述べられている部分。

そうなんです。
人生は、「いま、ここ」の連続なんですよね。頭ではわかっているのだけれど、このこと、いつも忘れてしまいます。

例えば合コンでも、
「いい人がいれば…」
「理想の人に出会えれば…」
「彼氏ができれば…」
「彼女ができれば…」
「結婚すれば…」
というような話をよく聞いたりします。
けれど、これって「いま、ここ」を忘れてしまっていないでしょうか。

〇〇になっても幸せになれない。

こうなったらいいな…という未来に気持ちがいってしまっていて、「いま、ここ」は、すっかり置き去りにされてしまっています。
恋人ができたら幸せになれる。結婚したら幸せになれる。子供ができたら幸せになれる。成功したら幸せになれる。
たしかにこのように、〇〇になったら幸せになれる。とよく考えてしまう自分もいます。

ただ、きっと、そうなった時には、また別の「〇〇になったら」が出てきている気がします。
その繰り返しを続けていって、いったいいつ幸せになるのだろうと…。
いつまでたっても幸せになれないですよね。
幸せは、「いま、ここ」にしかないのだと思います。

過去でもなく、未来でもなく、「いま、ここ」を生きる。
簡単なようで、とても難しいことなのかもしれません。けれど、「いま、ここ」を生きるという選択を自分自身がすれば、そのような生き方ができるようになるのだと思います。

自分の性格、自分の生き方は自分で決められる。
この本で何度も出てきます。
とても勇気づけられます。

合コンは効率が悪い。そこが良いんです。

合コンでも考えてみましょう。
最近、「合コンは効率が悪い」というのを聞いたりします。
「イイ人に会えなければその合コンには意味がない」
「全く興味がない人と過ごす時間は苦痛」
「お金と時間の無駄」
というような考え方や感じ方が背後にある気がします。

自分のタイプの人や、自分が出会いたい人と効率的に出会いたい。
たしかにわからないでもないような気もします。
けれど、本当にそうなのでしょうか。

生きること、そして合コンをすることは仕事ではない。旅である。

この本では、人生を旅に例えています。
例えば、今から僕が富士山の頂上を目指す旅に出るとしましょう。目的地は富士山の頂上です。旅はいつから始まるでしょうか?
家を出たその時からが旅になりますよね。富士山の麓まで向かう道中も、富士山を登り始める前も、登っている最中も、頂上に着いた時も、下山している時も、その全てが旅なのだと思います。

頂上にいる時間以外は意味がないのかといえば、そんなことはないですよね。頂上に向かうまでにきっと色々なことがあります。トラブルや様々な出会い、偶然、災難… その全てが旅になりますよね。
つまり、「いま、ここ」の連続が「旅」なわけです。

もし富士山の頂上に行くことだけが旅なのであれば、ヘリコプターで頂上に行き、ヘリコプターで帰ってくる。これで充分なはずです。
これが一番効率がいい。
けれどそんな旅、全然面白くない。

楽なのも時に良い。そして、苦労も良い。

合コンも同じなのではないでしょうか。
自分自身の目的地にたどり着くまでに、色々なことがあります。もちろん、すぐにたどり着くこともあるでしょうし、なかなかたどり着けないこともあるでしょう。
けれど、その行程全てが旅だと考えれば、無駄は無くなるのではないかなと思います。

良い合コンや悪い合コンがあるわけではなく、自分が合コンとどう向き合うのか…ということが大切な気がします。
イイ人に出会うのも、合わない人との時間を過ごすことも、ドキドキしてみるのも、ガッカリしてみるのも、全てを「いま、ここ」で、全力で味わってみてください。

「いま、ここ」にスポットライトを当てるというのは、いまできることを真剣かつ丁寧にやっていくことです。(岸見・古賀,2013.p272)

たかが合コンですが、されど合コンです。
「いま、ここ」を意識して合コンに参加してみることは、人生に大いに役立つはずです。

ヘリコプターで富士山に行くなんてつまらないと書きました。
確かにそう感じたのですが…
いや、、よく考えるとそれもちょっと面白いかもしれないですね。
気の合う仲間とお酒でも飲みながらヘリコプターで富士山の頂上に行って御来光を見てヘリコプターで帰ってくる。
これはこれでありかもしれません。
そんな気がしてきました。

ただ、登山をされる方だとわかると思いますが、頂上から見る景色は、自分の力で登った時のほうが綺麗に見れるものなんですよね。
なぜかとても綺麗に感じます。
苦労して登るからこそ、その景色の深みが増すというか…。

しかし、ヘリコプターであれば、歩けない方でも頂上に行くことができますよね。そんなことも、ふと考えました。

【引用・参考文献】
岸見一郎・古賀史健(2013)『嫌われる勇気:自己啓発の源流「アドラー」の教』ダイヤモンド社

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