合コンで、嫌いな人と出会った時の対処法。を学べる本。

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文章の上達法=合コンの上達法。

文章の上達法は合コンの上達法でもある。そしてそれは、自分がどう生きるか、という生き方の上達法でもあることに気づく一冊です。

「書きたいことがうまく書けない」、「どうせならうまく書きたい」と思っている人は多いですよね。僕もその一人です。その解決策としてよく言われるのが、沢山の本を読むことです。本を読むことで、言葉や知識が蓄積されていき、結果として書きたいことが溢れ出てくるというイメージでしょうか。

思いっきり好き嫌いにとらわれること。

この本の中で、古賀(2012)は、文章の上達法として沢山の本を読むことは正しい選択だと述べています。ただし、「思いっきり好き嫌いにとらわれて、沢山の本を読むこと」が大切だと言います。

「思いっきり好き嫌いにとらわれる」とは、「あー面白いなー」とか、「この書き方いいなー」とか、「この文章なんか好きじゃないなー」というように、自分の感情のままに本と向き合うということです。本を読んで「面白くねえ!」がとても大事なんです。

僕なんかは、有名な作家が書いた文章だったり、教科書に載っている作品、ベストセラーの本だったりすると、それだけで価値があるように感じてしまうことがあります。しかし、そうではなく、ただただ自分が「どう感じるのか」ということを大切にして、本と向き合っていくのです。

頭で「好き」「嫌い」を判断するのではなく、自分の心からこみ上げてくる感情に従うのです。

すると、沢山の本と向き合う中で、「好き」「嫌い」が出てきますよね。この「好き」「嫌い」はその時点ではぼんやりしたものかもしれません。「んーなんとなく嫌い」とか、「なんか好き」というたぐいのざっくりとした感情です。この「ぼんやりざっくりとした感情」を掘り下げていくことが重要になります。

「嫌い」に注目せよ。

古賀(2012)は、特に「嫌い」に注目することが大切だと言います。「なんか嫌い」から、「ここが嫌い」、「こうだから嫌い」というように、自分が「嫌い」と感じた理由をトコトン掘り下げていくのです。

自分が"嫌い"と感じた理由を、徹底的に掘り下げてみよう。生理的な"嫌い"の理由を、言葉にして考えてみよう。そうすることで、書き手としての自分がどうありたいのか、これからどんなところに注意すべきなのか、自分の個性とはなんなのか、さまざまなことが明らかになるはずだ。

(古賀,2012,p.180)

つまり、「嫌い」と向き合い、「嫌い」を掘り下げていくことで、自分を知ることができるということなんですよね。「好き」ではなく、「嫌い」を掘り下げていくというところがミソです。西野カナさんの『Darling』の中に「Ah なんで 好きになっちゃったのかなぁ」という歌詞があります。好きの理由はなかなか自分でも分からないんです。むしろ、理由なんか無いとも言えるかもしれません。

しかし、「嫌い」は違います。古賀(2012)が、「"嫌い"のなかには、往々にして"好き"以上に根深い理由があるのだ」(古賀,2012,p.180)と述べているように、「生理的に嫌い」や「何となく嫌い」を掘り下げていくことで、自分が「どう生きたいのか」ということがわかってくるのです。

「嫌い」を掘り下げれば、世界は広がる。

長くなりましたが、この考え方は合コンにも生き方にも共通しています。合コンで「嫌い」な人に出会った時、それは「自分がどんな人と、どんな生き方がしたいのか」ということを知るチャンスです。なぜ「嫌い」なのか、どこが「嫌い」なのか、「嫌いな人」と向き合ってみることで、世界は広がるはずです。

「好き」な人と出会い、恋に落ちる合コンも素敵です。しかし、「嫌い」な人に出会い、「自分はどんな生き方」がしたいのかを掘り下げることができた合コンにも大きな価値があるのではないでしょうか。
人生を豊かにする力を持っているのが合コンです。「好きな人」との出会いも「嫌いな人」との出会いも、その全てに価値があります。

本には人生を豊かにする力があり、合コンにも人生を豊かにする力があります。この本と合コンで、皆さまの人生が更に豊かになることを願っています。

【引用・参考文献】
古賀史健(2012)『2○歳の自分に受けさせたい文章講義』星海社

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