「合コンは、やっぱ魂だなー」という時に読む本。

イメージ画像ビジネス

興奮度★★★★★

この記事のポイント。

魂の居場所がない世界。テクノロジーの発展により、魂のことを一切考えなくても快適で便利に楽しく生活することができます。一方で、大自然に畏敬の念を抱いたり、「魂が揺さぶられる」経験をすることもあります。誰の心にもあるのに、多くの現代人が忘れてしまっているモノ。それが「魂」なのだと思います。

小松(2018)は、「私は有名になりたいのではないし、お金が欲しいわけでもない。ただ、出来る限り多くの人に、魂の成長という生き方を知ってほしい」と述べています。

気づくと目に見える成長を追いかけている自分がいます。しかし、「魂の成長」は目に見えません。そして、合コンでも人生でも目に見えない部分こそが一番大切な気がしています。魂の存在を忘れた時に読んでる本です。

▼本文はここからです。

魂の居場所がない世界。

「魂」。 久しぶりに聞いた気がします。サッカーの応援の時なんかに、「大和魂」とか「雑草魂」なんていうのをたまに聞いたり言ったりしますが、普段の生活で「魂」という言葉はほとんど聞くことがないように思います。そして、聞くことがないだけでなく、僕の生活では、「魂」のことを考えること自体、全くありません。

どちらかと言えば、「魂」のことなんか一切考えなくても、快適で便利に楽しく生活することができてしまう、というのが今の世の中なのかもしれません。遠く離れた人とも、いつでも連絡することが可能で、地球の反対側の人の考え方でさえ簡単に知ることができる。世界中で起こっていることをリアルタイムで把握することもできる。分からないことは、全て科学が解明してくれる。世界から「魂」の居場所が無くなってしまっている、とも言えるような気もします。

科学が答えてくれないこと。

しかし、どれだけ便利でどれだけ快適な世界であっても、どれだけ科学が発展しても、科学だけでは解決できない問題もあるように思います。例えば「死」。「死」を科学的に説明することは、恐らく簡単ですよね。心臓が止まり、身体中に酸素が運べなくなり… と言った具合です。しかし、自分の大切な人の死や、自分の死、ということに一人の人間が向き合う時、「なぜ僕の大切な人が死ぬのか」、「なぜ自分は死なねばならないのか」、「なぜ人は死ぬのか」、「なぜ生き物は死ぬのか」、という疑問に対して、科学的な解答が欲しい訳ではないような気がします。

そんな時、きっと「魂」の出番がやってくるのではないでしょうか。理屈で説明できなくて、科学でも説明できず、けれど、誰もが心の奥深くでは必ず持っているもの。それが「魂」なのだと思います。もし 「魂」のレベルで生きていくことができれば、死も生も、そして、自分という存在に対する考え方も、生き方も、ガラリと変わりそうですよね。けれど、普段の生活で、「魂」を意識して生きている人は、かなり少ないのではないでしょうか。少なくても、僕は全く意識していませんでした。

魂の成長。

しかし、よく「魂が揺さぶられる」と言ったりしますよね。何百年前の人が書いた文章に感動することもあれば、何千年前の人が作った遺跡に圧倒されることもあります。大自然に畏敬の念を抱くこともあります。つまり、僕たちは、言葉や科学だけの力では説明できないような経験も結構していたりしているわけです。それなのに、普段はすっかり忘れてしまう。誰の心にもあるモノ、しかし、誰もが忘れてしまっているモノ。その「魂」について改めて考えさせてくれるのがこの本だと思います。この本の中で小松さんは、

私は有名になりたいのではないし、お金が欲しいわけでもない。ただ、出来る限り多くの人に、魂の成長という生き方を知ってほしい。人も動物も一切の差別のない世界を感じてほしい。(小松,2018,p.186)

と言っています。僕はこの言葉がとても好きです。「成長」というと、自分の成長や会社の成長、子供の成長… というように、目に見えるモノがとても多いことに気づきます。しかし、「魂の成長」は一切目に見えないんですよね。目に見えない部分を成長させる。簡単なようでとても難しく、難しいようでとてもシンプルなことなのかもしれません。一つだけ言えるのは、日々の生活の中で、自分の「魂」を見つめることや自分の「魂」の声(叫びの時もあるかもしれません)を聞くこと。つまり、自分の「魂」を自分自身がしっかりと意識し、「魂」に従って生きていくことが大切なのではないかということです。

見えないモノにこそ価値がある。

どれだけ成長しても他の人から褒められる訳でもないし、自分でもその成長は分かりにくいのかもしれません。しかし、その「目に見えない部分」こそが一番大切な気がしています。合コンでもそうですよね。相手の前だけ、その時間だけ、その人にだけ… というように、相手に「見える部分」だけをどれだけキレイにしたり、どれだけカッコよくしてみても、やはり何かピンとこないものです。

しかし、誰も見ていないところでもしっかりと生活していたり、誰も見ていないのにきっちりと仕事をしていたり、というように「見えない部分」もしっかりしている人というのは、佇まいや話し方、雰囲気に何か迫力を感じるものなのだと思います。まして、「魂」という更に深い部分の成長を意識して生きている人は、私生活でも仕事でも、合コンでも輝いて見えるのだと思います。もちろんそれは、話が上手かったり、服装がイケていたり、気が利いたり… というようなレベルの話ではありません。

先入観だけで人を分類しないほうがいい。人も自分も、決めつけないほうがいい。縁はどこからつながるかわからないし、魂のレベルで見たら、みんな同じだと思うから。(小松,2018,p.110)

と小松さんが言うように、「魂」のレベルで見たらみんな同じなのだと思います。あとはいかに自分の「魂」を一人一人がいかに成長させていくのかということ。合コンで、「こんな人だな」とか、「こういうタイプだな」と言う前に、一度、合コンを「魂」のレベルで考えてみるのも楽しいかもしれません。小松さんの作品が現代の人々の心を捉えるのは、人々がうっかりしていると忘れてしまう「魂」というものを揺さぶってくれるからなのだと思います。

「魂」というものはきっとあるのだな、そして、「魂」を意識して生きてみることはとで意味があることなのだなと、この本を読んで強く感じました。個人的には、「魂が揺さぶられる程の合コン」というものを企画できたら嬉しいな… なんて考えています。人は集まらないと思いますが… 。この本と合コンで、皆さまの人生が更に豊かになることを願っています。

【引用・参考文献】
小松美羽(2018)『世界のなかで自分の役割を見つけること:最高のアートを描くための仕事の流儀』ダイヤモンド社

コメント

タイトルとURLをコピーしました