合コンで心のコンパスを作る。合コンで心のコンパスを見つける。そんな時に役に立つ本。

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この記事のポイント。

自分は何が好きなのか。自分は何をしたいのか。自分はどこを目指しているのか。

このことが分かっている人はとても強いですよね。コンパスの針が一つの方角を指し続けていてブレない。「心のコンパス」がブレなければ、迷わず生きていくことができます。

合コンも同じですよね。自分はどんな人が好きで、どんな人が嫌いか。何が許せて、何が許せないのか。大切なことは「自分を知る」ということなのだと思います。そして、自分を知るということが、「心のコンパス」を持つということなのだと思います。「心のコンパス」の精度を上げたい時、一度作り直してみようと思った時に役立つ一冊です。

▼本文はここからです。

人生のコンパスを持つ。

メモの力によって、人生のコンパスを見つける。
その方法を、メモ魔である著者の前田祐二さんが教えてくれる本です。

熱いです。
前田祐二さんの書かれた本は前にも読んだことがあるのですが、今回も熱い。熱量がある人は、やはり素敵です。メモに対してここまで熱い人には初めて会いました。

この本では、メモの技術や前田祐二さんご本人のメモの取り方、思考の深め方、アイデアの出し方… 色々な技術やノウハウを学ぶことができます。その辺りは著書を直接読んでみて、自分に合う部分だけを試してみるのがいいかなと思います。

僕の心に残ったのは、前田祐二さんのメモに対する姿勢。
メモで人生のコンパスを見つける。
というところです。

自分のコンパスはどこを指しているのか。

自分の人生で何をしたいのか。
自分はどこを目指しているのか。
自分が好きなことはなにか。
自分が興味のあることはなにか。
自分とは何か。
自分が人生で何を成し遂げたくて、どのようになりたいのか。

そのことが自分でわかっている人はとても強いですよね。どんな時でもコンパスが一つの方角を指し続け、絶対にブレない。

価値経済の社会を生き抜くために。

逆に、人生の目的地も分からず、その時の状況や感情でコンパスの指す方角が変わってしまう。つまり、コンパスが常にブレてしまい、一つの方角を指すことが出来ないとしたら、ただ流されているだけの人生になってしまいます。この本の6ページで前田さんは、

今後、お金をどれだけもっているかではなく、人の感情や共感といった内在的な価値こそが評価対象となる「価値経済」が勃興するのは間違いない。そして、そのような時代に強いのは、自分を知り何かに熱中している人だと述べています。(前田,2018,p.6)

たしかに、車も運転する必要がなく、洗濯も料理も義務としてする必要がなくなった時代…  全てをロボットがこなしてくれて、人工知能が全てを解決してくれる。
僕達は、いったい何をすればいいのかわからなくなってしまいますよね。

このことを反映するように、2018年にAmazonで一番売れているのが、漫画の『君たちはどう生きるか』でした。みんなどう生きるのか、という問いに対する答えを探しているのかもしれません。

どのような生き方がしたいか。

個人的には、時代が便利になればなるほど、物質的に豊かになればなるほど、「生きること」は難しくなっていくのではないかなと感じています。
確かリクルート出身の藤原和博さんが著書の中でおっしゃっていたことだと思うのですが、失われた20年で失われたもの、それは正解であると。

つまり、こうすれば幸せになれる、という答えがなくなってしまったということ。
いい大学に入れば…。
大きな会社に就職すれば…。
結婚すれば…。
子供ができれば…。
家を建てれば…。

ほんの少し前までは、こうすれば幸せになれる、という正解がありました。その正解に向かって頑張って努力することで実際に幸せになれました。
「どう生きる」か、なんて考える必要がなかった。

けど、これからの時代はきっと違います。
良い大学に入っても、良い会社に入っても、幸せは保証されない。そこに、予め決められた答えは無くて、それぞれが自分なりの答えを見つけなくてはならない時代がやってきています。

不確実な時代だからこそ、ブレないコンパスを持つ。

これは、ある意味とても大変です。けど、チャンスでもありますよね。
戦時中では絶対に不可能だった、自分にしかできない生き方で人生を生きられる時代なのですから。10年でガラケーから、全世界のほとんどの人がスマホをもつ時代に変わるんです。社会も、会社も、国も、自分も、10年後はどうなっているかなんて、誰にもわかりません。

いつ何が起こるか分からない、不安定で不確実な時代だからこそ、人生のコンパスをしっかりと持つ必要があるのだと思います。
迷った時、落ち込んだ時、大きな壁にぶつかった時、「人生のコンパス」がぶれずに同じ方角を向いていたら。どれだけ不確実な世の中になっていても、迷わずブレずに生きていけますよね。

コンパスの精度を上げるために。

そのコンパスを作るために、そのコンパスの精度を上げるために、そのコンパスがいつでも壊れないように、メモを使うのです。
そのための、姿勢や技法がこの本には書かれています。
メモの力で、自分は自分の人生で何をしたいのか、それを明らかにするのです。

これは、合コンにも言えることです。
自分は何が嫌いで何が好きなのか。
何が許せて何が許せないのか。
何が譲れて、何が絶対譲れないのか。
どのような人と出会いたくて、それはなぜなのか。

まず、自分を知ることが一番大切です。言い換えると、自分の人生のコンパスはどの方角を指しているのか、そのことを自分自身で正確に知るということです。
なぜその方角を向いているのかを考えること。そして、自分はどこに行きたいのかを考えてみる。

つまり、合コンに参加するということは、自分の人生のコンパスを作りあげる作業でもあるのだと思います。
色々な人と出会い、色々な経験を重ねるからこそ、自分だけのコンパスを作りあげることができるのです。自分のコンパスをしっかり持っていれば、何があっても迷うことはありません。

合コンで、タイプの人に会えたらとても嬉しいですよね。
その時に、なぜ自分は嬉しいと思っているのかを考えてみる。逆に、全くタイプじゃない人しか来なかったら、退屈ですよね。
その時に、なぜ自分は退屈だったのかを考えてみる。

相手が面白くなかったからでしょうか。
だとしたら、自分はどのくらい面白い人間なのでしょうか。また、他の人は自分と同じ状況だったら、どのように感じるのでしょうか。

なぜ自分がそう感じたのかを一つずつ掘り下げてみること。
そうすることで、少しずつ自分の人生のコンパスが作られていくのだと思います。その作業をする上で、前田さんのメモの技術はとても役に立つはずです。

やりたいことや好きな人が見つからない時。

最後に、前田祐二さんの「タコわさ理論」が合コンにとても役立つと思ったので紹介させてください。この「タコわさ理論」は、やりたいことがなかなか見つからない、という人に向けて前田さんが考えたものです。合コンの話なので、どういう人が自分に合うのかわからない、に置き換えてみましょう。

まず、「タコわさ理論」を簡単に説明します。
地球最後の日に何を食べたいかを小学生に聞きます。きっと、ハンバーグ、寿司、カレー、なんかが出てきますよね。けど、恐らくタコわさは出てきません。なぜでしょうか。ほとんどの小学生がタコわさを食べたこともなければ、そもそも知らないからです。

つまり、人が何らかの対象に対して、好きとか嫌いとか、夢中になったりすることには、原則として、経験が多大に影響する。
これが前田祐二さんの「タコわさ理論」です。

どんな人が好きなのが、どんな人が自分に合うのか、もしそれが分からなければ、まずは、色んな人に会うことが大切だということです。経験の数自体を増やすことで、好きな人に出会える確率をあげるわけです。

真剣に動けば、必ず、見つかります。そして、ひとたび見つかったら、全力でその「やりたいこと」にぶつかっていってください。(前田,2018,p.126)

前田さんが話しているのは、人生でのやりたいことですが、合コンにどのように参加するかは、どのように自分の人生を生きるのか、ということに通じます。なので、真剣に動き、自分の「好き」という気持ちに出会うことがらできたなら。全力でぶつかっていきましょう。

そして、まだ好きな方が見つかっていない方…  是非沢山合コンに参加してみてください。数々の合コンを通して、自分は何が嫌いで何が好きなのか。何が許せて何が許せないのか。何が譲れて、何が絶対譲れないのか、という、人生のコンパスをゆっくりと作っていきましょう。

そのコンパスがあれば、合コンでも、合コンの後の恋愛でも、結婚生活でも、結婚しない生活でも、迷うことなく目的地に向かって進んでいけるはずです。

【引用・参考文献】
前田祐二(2018)『メモの魔力:The Magic of Memos』幻冬舎

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