合コンで男性がモテる方法。非言語コミュニケーション⑧。「触れ合い」後編。

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今日は、合コンで男性がモテるための「触れ合い」について書いてみます。恋愛や結婚で重視されるものの一つに「フィーリング」があります。ただ、意外に忘れられていることが一つあります。それは、「フィーリング」には、「感情的に感じる」という意味の他に、「触覚で感じる」という意味があるということです。感情と触覚、二つの「フィーリング」を制する者だけが合コンを制することができます。

非触覚的触れ合い。

ある犬に食事を与えます。犬は食事を目の前にヨダレを垂らします。この時、食事と同時にメトロノームの音を犬に聞かせます。これを何度か繰り返します。すると、犬はメトロノームの音を聞いただけで、食事が無くてもヨダレを垂らすようになります。

イワン・パヴロフ博士の行った、この実験はとても有名です。犬は、「メトロノームの音が聞こえると食事がもらえる」と条件づけられます。そして、実際にメトロノームの音が聞こえると、反射的にヨダレを垂らすようになります。

この「パヴロフの犬」と同じ現象が「触れ合い」にも起こります。それが、直接接触しない「非触覚的触れ合い(マジョリー・F・ヴァーガス,1987)」です。

心の触れ合い。

想像してみてください。ある母親が赤ちゃんをやさしく抱きしめています。やさしく撫でたり、あやしたり、キスをしたりしています。やさしく話しかけながら抱きしめる時もあります。歌を歌いながらあやす時もあります。

すると赤ちゃんは、「やさしい母親の声が聞こえると、やさしく撫でてもらえる」と条件づけられます。そして、母親の声が聞こえると、直接身体触ってもらうのと同じ安らぎを得られるようになります。

母親のことばによる慰安を、直接触ってもらうことの代用として受け入れるように次第に条件づけられていくのである。

マジョリー・F・ヴァーガス(著)石丸正(訳)(1987)『非言語コミュニケーション』新潮社,p.131

直接「触れ合う」ことができなかったとしても、「ママがいるから大丈夫よ」という言葉には、赤ちゃんを安心させる効果があるということです。

このように、私たちは直接身体接触をしなくても、人と「触れ合う」ことができます。これが、「非触覚的触れ合い(マジョリー・F・ヴァーガス,1987)」です。言い換えると、「心の触れ合い(マジョリー・F・ヴァーガス,1987)」です。

繰り返しになりますが、お互いが完全に燃え上がっている時以外、合コンで直接「触れ合う」のはいただけません。合コンで大切なのは、女性に直接触れない「非触覚的触れ合い」である「心の触れ合い」です。

ことばによる「触れ合い」。

私たちは知り合いに会うと挨拶をします。そして、その挨拶の仕方や挨拶の時間は相手と「どの位ぶりに会うか」が大きく影響します。

2時間前に会った人と挨拶する時は、「よっ!」で終わります。しかし、2ヶ月ぶりに会った人であれば、話す時間も長くなるし、久しぶりに会えた喜びを表現するため、身ぶり手ぶりも大きくなります。もちろん、前者と後者に対する「親しさ」は同じくらいだとしましょう。

2ヶ月ぶりに会った相手に対しては、「元気だったー?」「最近どう?」というように、お互いに色々と聞きます。しかし、この時、必ずしも相手の現状を知りたい訳ではありません。

「ハウ・アー・ユー?」とことばの挨拶を交わす時には、何も相手の健康や感情の状態が本当に知りたいわけではなくて、それが実際の身体接触はしない「触れ合い」の儀礼の一部であることは、お互いに了解ずみなのだ。

マジョリー・F・ヴァーガス(著)石丸正(訳)(1987)『非言語コミュニケーション』新潮社,p.132

メッセージを伝達し合うためだけに、ことばがあるのではありません。ことばを交わすこと、それ自体が「触れ合い」なのです。

ということは、合コンでの「何気ない会話」「スタート時の挨拶」がとても大切になります。

具体的に言えば、合コンがスタートしたその瞬間、「今日はお仕事だったんですか?」と聞くことです。相手が仕事だったか休みだったかに興味があるか無いかは問題ではありません。どう見ても「休みだったっぽい」としても、「今日は仕事だったんですか?」と聞くことです。

軽いジャブのような「非触覚的触れ合い(マジョリー・F・ヴァーガス,1987)」を繰り返すことで、徐々に相手のガードも緩んでくるはずです。

モテる「非触覚的触れ合い」。

「非触覚的触れ合い(マジョリー・F・ヴァーガス,1987)」は、メッセージ次第で、肯定的なものにも否定的なものにもなります。

相手の見た目や、行動、肩書きにお世辞を言うこと。愛情や感謝の気持ちをことばで表すこと。相手を認めること。そして、相手の話に耳を傾けること。更に笑顔や、うなずき… 。これらは全て肯定的な「非触覚的触れ合い」となります。

逆に、冷たい口調。険しい顔つき。そっぽを向く。眉をひそめる。腹立たしげな話し方。無表情に相手を見つめる… 。これらは、全て否定的な「非触覚的触れ合い」となります。

肯定的な「非触覚的触れ合い」は、相手を認め、受け入れているサインとなります。一方、否定的な「非触覚的触れ合い」は、相手を認めず、拒絶するサインとなります。そして、言うまでもなく合コンでモテるために必要なのは、肯定的な「非触覚的触れ合い」です。

想像してみてください。自分を認めてくれている人や、自分を受け入れてくれている人から、やさしい笑顔で「今日はお仕事だったんですか?」と聞かれている時。仕事以外の話も色々と喋りたくなります。

逆に、無表情かつ見下すような口調で「今日はお仕事だったんですか?」と聞かれている時。「別に」と沢尻エリカさん風に答えてしまいそうになります。

「人間関係は相手の出方次第で決まる」つまり自分の出方が大切ということです(渡辺博史「心戒十訓」より)。

松田哲(2006)『人間関係とコミュニケーション:ギターと映像によるコンサートレクチャー第1ステージ』流通経済大学出版会,p.59

合コンも同じです。無表情な冷たい口調で話しかけられたら、こちらも冷たい口調になります。つまり、相手の出方次第で決まってしまいます。だからこそ、「自分の出方」を大切にすることです。

相手を認め、相手を受け入れる肯定的な「非触覚的触れ合い」ができるようになれば、合コンでは自然とモテるようになっているはずです。

フィーリングを制す者が合コンを制す。

今日は、合コンで男性がモテるための「触れ合い」について書いてみました。恋に落ちる要素は、「フィーリング、タイミング、ハプニング」の三つとよく言われます。

そして、「フィーリング」には、感情的に感じるという意味の「フィーリング」と、触覚で感じるという意味の「フィーリング」があります。

更に、触覚で感じる「フィーリング」には、直接身体接触する「触れ合い」と、直接身体接触しない「非触覚的触れ合い(マジョリー・F・ヴァーガス,1987)」の二つがあります。

「非触覚的触れ合い」とは、言葉や周辺言語、表情によって行われる「心の触れ合い(マジョリー・F・ヴァーガス,1987)」です。

合コンでモテるために大切なのは、身体には触れない「非触覚的触れ合い」です。感謝の言葉や、笑顔、相手に耳を傾ける「心の触れ合い」です。

新型コロナウィルスが世界中に蔓延している現在、「触れ合わない生活」が浸透してきています。しかし、だからこそ「触れ合う」ことの意味や大切さが改めて見つめ直されています。

モテるために必要なのは、「ことばならざることば(マジョリー・F・ヴァーガス,1987)」の技術です。「非触覚的触れ合い」である「心の触れ合い」を制する者だけが、合コンを制することができます。

この記事が、男性がモテるために少しでも役に立つことができたら幸いです。合コンには人生を豊かにする力があります。合コンで、皆さまの人生が更に豊かになることを願っています。

【引用・参考文献】

マジョリー・F・ヴァーガス(著)石丸正(訳)(1987)『非言語コミュニケーション』新潮社

松田哲(2006)『人間関係とコミュニケーション:ギターと映像によるコンサートレクチャー第1ステージ』流通経済大学出版会



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これまでに4000件以上の合コンをセッティングし、4000件以上の合コンを見てきました。
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