合コンで男性がモテる方法。非言語コミュニケーション⑩。時間編。

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今日は、合コンで男性がモテるための「時間」について書いてみます。レスリー・バクスターとジーン・ワードの研究によれば、人は、時間どおりにやって来た人に対して、有能で、落ち着きがあり、社交的、という印象を持ちます。「時間」を制する者だけが合コンを制することができます。

ハワイアン・タイムとオーラ・メヒカーナ。

『非言語コミュニケーション』(マジョリー・F・ヴァーガス,新潮社)の中で、ハワイ、メキシコ、ボリビアの人たちの時間に対する感覚が紹介されています。

それによれば、ハワイではポリネシア系の原住民が好むおおらかな時間の扱いを「ハワイアン・タイム」と呼びます。それに対して、「ハオレ・タイム」と呼ばれる時間の扱い方もあります。

「ハオレ・タイム」とは、非ポリネシア的という意味です。つまり、厳格な時間の扱い方のことを表します。合コンのスタート時間が、「ハワイアン・タイムの7時」だとしたら、「だいたい7時くらい」という感じで適当です。「ハオレ・タイムの7時」であれば、それは「7時きっかり」ということになります。

メキシコ人は自分達の時間を「オーラ・メヒカーナ」と呼びます。「オーラ・メヒカーナ」の時間の扱い方は、おおらかです。遅刻しても絶対に謝ったりはしません。

ボリビアのラパスでは、学生の遅刻は大した問題になりません。なぜなら、教師もめったに時間通りにはやって来ないからです。

このように、国や地域によって「時間」に対する感覚は様々です。更に、人によっても感覚は変わります。

電車が1分も遅れることなく走り続ける日本でも、15分遅刻しても平気な人もいれば、5分前には到着していないと落ち着かない人もいます。合コンの結果を左右する、「時間」について書いてみます。

過去、現在、未来。

マジョリー・F・ヴァーガス(1987)によれば、時間に対して、過去志向型、現在志向型、未来志向型、という三つの考え方があります。

過去志向型とは、日記や記念品を蓄えたり、過去の出来事を繰り返し話すような習性を持つ人のことをいいます。「現在の生活の指針として過去に目を向ける(マジョリー・F・ヴァーガス,1987)」のが過去志向型の特徴です。

次は、現在志向型です。現在志向型の人にとって、過去はすでに過ぎ去ったものです。そのため重要ではありません。また、何が起こるか分からない未来も重要ではありません。「どうなるかわからない先のことを心配するだけ無駄」というスタンスです。

現在志向型の人にとって大切なのは「今」です。「生起するがままの現在の状況と取り組むこと(マジョリー・F・ヴァーガス,1987)」を何より重要視するのが現在志向型の特徴です。

そして、未来志向型です。人はたえず前進します。だからこそ、未来志向型の人は計画や予測を大切にします。「きょうは駄目かもしれないが、明日こそは…(マジョリー・F・ヴァーガス,1987)」これが、未来志向型の人の生き方です。

さて、自分は、過去志向型、現在志向型、未来志向型の中で、どのタイプだったでしょうか。そして、合コンで出会う相手はどのタイプでしょうか。

自分と同じタイプの人とは話も盛り上がるはずです。関係も発展しやすくなります。似た者同士がうまくいきやすいのは、性格だけではありません。時間の使い方も同じです。いわゆる類似性の法則です。

しかし、似ているからうまくいくかといえばそうではありません。自分が過去志向型だからこそ、現在志向型や未来志向型に惹かれていく時もあります。

夫婦はその共通部分を関係の維持のために必要とし、対立する部分をその発展のために必要としているのである。対立部分のみが拡大され、それを支える共通部分が弱いと破局が来るし、共通部分は多くあっても、対立部分が少ないときは、その関係は魅力を失い、冷たいものとなってしまう。

河合隼雄(1994)『流動する家族関係:河合隼雄著作集 第14巻』岩波書店,p.44

自分と「違う」からこそ、相手の長所が自分の短所を補ってくれます。「違う」からこそ、二人の関係は発展していくことができます。相補性の法則です。

「時間」は進む速度が変わる。

また、時間は進む速度が変わります。といっても、時間本体の速度ではなく、わたし達が「感じる時間」の速度が変わるということです。

楽しい合コン、盛り上がっている合コン、ドキドキする合コン、タイプの人が来た合コン… 時間はあっという間に過ぎていきます。「神様、もう少しだけ!」という心の声が聞こえてきます。

一方、つまらない合コン、退屈な合コン、ドキドキしない合コン、お通夜な合コン… 時間はなかなか進んでくれません。頑張って話しても、まだ40分しか経っていません。「神様、もうおひらきにして!」という心の声が聞こえてきます。

『非言語コミュニケーション』(マジョリー・F・ヴァーガス,新潮社)の173ページで紹介されているイギリスでの研究によれば、人間の体温が常温以下に下がると時間が早く過ぎます。逆に高熱を発すると、時間がゆっくり進むように感じられるそうです。

ということは、合コンが盛り下がり、「もうおひらきにして!」という時は、意図的に体温を常温以下に下げてみることが効果的だということです。

ダウンを脱ぎ、ジャケットを脱ぎ、それでもダメならタンクトップになってしまいましょう。きっと、時間はあっという間に過ぎていきます。

タンクトップになるかどうかは別として、「時間の進む速度の感じ方」は、状況によって変化するということは、忘れてはいけないポイントです。

楽しければ時間は早く進みます。ということは、店員さんがラストオーダーを聞きにきた時、普通にオーダーするだけではダメです。「えっ!もうそんな時間!」と一言スパイスをまぶすことです。

「えっ!もうそんな時間!」という一言で、時間があっという間に過ぎてしまったと感じていることを表しています。繰り返しになりますが、楽しければ時間は早く進みます。「楽しかった!」ということを、どんどんアピールしていくことが大切です。

もっとも有利な時を選ぶ能力。

そして、時間と切っても切り離せないのが「タイミング」です。「タイミング」とは、「行動したり発言したりのための、もっとも有利な時を選ぶ能力(マジョリー・F・ヴァーガス,1987)」のことを言います。

タイミングが良いから、連絡が返ってきます。タイミングが良いから、デートに誘ってもうまくいきます。逆に、タイミングが悪ければ、連絡は返ってきません。タイミングが悪ければ、デートの誘いもうまくいきません。

想像してみてください。三人の男性がある女性に恋をしています。しかし、まだ二人では会ってくれません。そこで、三人の男性はその女性の友達も交えた、2対2の合コンを開催することを考えつきます。

一人目の男性は、3ヵ月前に誘いました。二人目の男性は、2週間前に誘いました。三人目の男性は前日に誘いました。

女性との関係性にもよりますが、うまくいく確率が最も高いのは二人目の男性の2週間前に誘う形です。合コンで言えば、このくらいが丁度良いタイミングです。3ヵ月前では早すぎます。女性側も予定を忘れてしまうし、そもそも熱が冷めてしまいます。

最低なのが前日に誘うことです。なぜなら、「どうせ予定空いてるでしょ!」というメッセージになってしまうことがあるからです。そして、相手に「誰かが来られなくなって穴埋めで呼ばれたのかな?」と勘繰られてしまうこともあるからです。

もちろん、相手の女性が急遽予定が無くなっていたり、「あー明日飲みたいなー」と思っていれば、話は別です。結局、タイミングが全てです。

どうしても直前に誘うのであれば、しっかりと、「ギリギリに誘う理由」を女性側に伝えることが大切です。「仕事が急遽キャンセルになって友達と飲むことになったんだけど… 」と伝えれば、もしかしたら「タイミングの神様」が微笑んでくれるかもしれません。

「有能」と思わせる方法。

更に、時間の使い方によって、相手に与える印象を操作することもできます。レスリー・バクスターとジーン・ワードの研究によれば、人は、時間どおりにやって来た人に対して、有能で、落ち着きがあり、社交的、あまり活動的でない、という印象を持ちます。

15分遅れでやってきた人に対しては、活動的だが、能力や落ち着き、社交性は低く評価されます。15分前にやってきた人に対しては、活動性が低く、能力、落ち着き、社交性は「まあまあ」という評価をされます。

つまり、合コンには「時間どおり」に現れるのが一番だということになります。早すぎても遅すぎてもいけません。「時間どおり」に待ち合わせ場所に着くことです。それだけで、相手は自分のことを「有能である!」と評価してくれます。

しかし、どうしても遅刻してしまう時というのもあります。そんな時は、『非言語コミュニケーション』(マジョリー・F・ヴァーガス,新潮社)の178ページで紹介されている、文化人類学者であるエドワード・T・ホールの調査が役に立ちます。

その調査によれば、5分の遅刻は「軽い謝辞」で大丈夫です。10分以上の遅刻では、「ことばを尽くした謝罪」が必要になります。15分以上の遅刻では、「ことばを尽くした謝罪」と「遅刻の理由説明」が必要になります。30分以上の遅刻は終わりです。

エドワード・T・ホールは、10分以上の遅刻は、相手を侮辱していることなりかねないといいます。自分にはその気がなくても、相手側が「遅刻」を「侮辱」というメッセージと受け取ってしまうことがあるということです。

ただし、これはあくまで正式なビジネス上の待ち合わせに対する調査です。なので、そのまま合コンには当てはまらないかもしれません。しかし、意図せずに「遅刻」が相手に「侮辱」というメッセージを送ってしまうことがある、ということは忘れてはいけません。

もし、合コンに遅刻してしまった時は、女性側に遅刻の理由を説明し、しっかり謝罪しましょう。女性に対する敬意を持っていれば、女性側はきっと許してくれるはずです。

「時間」を制する者が合コンを制す。

今日は、合コンで男性がモテるための「時間」について書いてみました。時間に対する感覚は一人一人違います。自分の時計で行動することと同じくらい、相手の持つ時計を意識することが大切です。

そして、常にタイミングを意識して行動することです。タイミングさえ合えば苦労せずに結果を残すことができます。逆にタイミングが合わなければ、どれだけ努力してもうまくいきません。

モテるために必要なのは、「ことばならざることば(マジョリー・F・ヴァーガス,1987)」の技術です。「時間」を制する者だけが、合コンを制することができるのです。

この記事が、男性がモテるために少しでも役に立つことができたら幸いです。合コンには人生を豊かにする力があります。合コンで、皆さまの人生が更に豊かになることを願っています。

【引用・参考文献】

河合隼雄(1994)『流動する家族関係:河合隼雄著作集 第14巻』岩波書店

渋谷昌三(2012)『人には聞けない 恋愛心理学入門』かんき出版

マジョリー・F・ヴァーガス(著)石丸正(訳)(1987)『非言語コミュニケーション』新潮社




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majima.minoru

これまでに4000件以上の合コンをセッティングし、4000件以上の合コンを見てきました。
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