合コンで男性がモテる方法。非言語コミュニケーション⑨。空間と距離編。

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今日は、合コンで男性がモテるための「空間と距離」について書いてみます。二人の物理的な距離は、二人の心理的な距離も表しています。「空間と距離」を制する者だけが合コンを制することができます。

46㌢以内の距離。

想像してみてください。あるベンチに女性が座っています。そこに、男性がやって来ました。その男性は、女性から46㌢以内の距離に座りました。女性も男性も楽しそうに話しています。

別のあるベンチに女性が座っています。そこに、男性がやって来ました。その男性も、女性から46㌢以内の距離に座りました。女性は直ぐにその場を立ち去りました。

前者の場合、46㌢以内の距離に座った二人が楽しそうに話しているのは、二人が付き合っているからです。もしくは、まだ付き合っていなくても、かなり親しい仲だからです。

後者の場合、男性が46㌢以内の距離に座った途端に女性が立ち去ってしまったのは、二人が付き合ってもいなければ、親しくもないからです。

お互い好き同士の者は、嫌い合っている者たちより、対話のさいの相互の距離がより接近するだろうという推定を裏づける調査もある。

マジョリー・F・ヴァーガス(著)石丸正(訳)(1987)『非言語コミュニケーション』新潮社,p.151

このように、二人の物理的な距離は、二人の心理的な距離を表しています。逆を言えば、物理的な距離を上手に使いこなすことで、心理的な距離を縮めていくこともできるということです。

合コンで男性がモテるための「空間と距離」の使い方について書いてみます。

伸び縮みする個人空間。

先ほどの例のように、二人の仲が親密であったり、二人が付き合っていれば、46㌢以内の距離に入っても問題ありません。それが、心地よい距離感です。しかし、ライブ会場や満員電車の中を除いて、親密でない他人が45㌢以内に入ってくると、不快だし落ち着きません。

なぜでしょうか。それは、わたし達一人一人が「個人空間」を持ちながら生活しているからです。

私たちは誰でも「個人空間」と称されるいわば空気の保護膜のようなものを身にまとって生活しているのだ。

マジョリー・F・ヴァーガス(著)石丸正(訳)(1987)『非言語コミュニケーション』新潮社,p.147

この「個人空間」は目に見えません。しかし、誰もが身にまとっているものです。親密でない他人が46㌢以内に入ってくると、不快で落ち着かなくなるのは、この「個人空間」に他人が侵入してきているからです。

では、なぜ親しい人の場合は、46㌢以内に入ってきても不快に感じないのでしょうか。それは、「個人空間」が、伸び縮みするからです。

「個人空間」は多くの要因によって伸び縮みします。だからこそ、満員電車やライブ会場では、46㌢以内に他人が入ってきても、そこまで不快に感じないし、落ち着かなくなることもありません。

逆に、ガラガラの電車の中に座っている時、電車に乗ってきた知らない人が隣に座ってくると、落ち着かず不快に感じます。

このように、「個人空間」を伸び縮みさせる要因は、「私たちがみずからと他の人たちとの間にみとめる関係の度合い(マジョリー・F・ヴァーガス,1987)」によります。

親しい人といる時の「個人空間」は縮み、自他の境界もあやふやになります。逆に見ず知らずの他人といる時は、「個人空間」は膨らんでいき、自他の境界ははっきりしています。

4つの個人空間。

アメリカの文化人類学者であるエドワード・T・ホールは、「個人空間」を親密な間合い、私的な間合い、社交的な間合い、公共的な間合い、の4つに分類しています。

親密な間合いは、お互いが触れるところから46㌢以内の距離のことを言います。この距離では、お互いの体温や体臭も伝わります。

私的な間合いは、46㌢~122㌢の距離のことを言います。手を差し伸べれば直接触れられる距離です。体温は伝わりませんが、香水の香りは伝わります。

中でも、46㌢~76㌢は付き合っている二人や夫婦の間合いです。付き合っていない二人、夫婦でない二人がこの距離にいると「おいおい、距離近くねぇか」と周りがヤキモキしてしまう距離感です。

社交的な間合いは、122㌢~366㌢の距離のことを言います。わりかし親しい友人同士であれば、122㌢~213㌢の間合いを使います。仕事で会う人との間であれば、213㌢~366㌢の間合いが丁度よい距離感になります。

公共的な間合いは、366㌢以上の距離のことを言います。見知らぬ人との間では、366㌢~762センチの間合いが丁度よい距離感です。この距離があれば、もしも相手が危険人物であったとしても、逃げることができます。

そして、講演会や演劇など、大観衆が話を聞いたり演技を見るのに必要な距離が762㌢以上になります。

合コンで最適な距離感とは。

このように、わたし達は状況や相手との親密度によって「個人空間」を使い分けています。「個人空間」という空気の保護膜のようなもの(マジョリー・F・ヴァーガス,1987)は、親しい人といる時は縮みます。赤の他人といる時は膨らみます。

つまり、合コンには合コンに最適な「個人空間」があるということです。相手に近づき過ぎて、相手の「個人空間」に入ってはいけません。しかし、離れ過ぎていては親しくなれません。

このパーソナルスペースは、まだ恋人ではないけれど、もっと親しくなりたいというときに、思いきって縮めてみると効果があるといわれています。

渋谷昌三(2012)『人には聞けない 恋愛心理学入門』かんき出版,p.40

合コンでは、まずは無難に213㌢~366㌢の社会的間合いから始めていくことです。そして、少しずつ122㌢~366㌢の範囲に入り込み、お互いが手を伸ばせば届く距離である122㌢以内を目指していくことです。

そして、合コン後、何度か会うようになってきた時には、付き合っている二人の間合いである46㌢~76㌢に頃合いを見て飛び込むことです。二人の物理的な距離が、二人の心理的距離を縮めてくれるはずです。

注意が必要なのは、「個人空間」の適度な距離感は、人によって変わるということです。

一般に内向型の人間は外向型の人間より広い「個人空間」を求めるというレイポルドの観察結果は、さまざまな方法や基準にもとづいて行われた他の諸調査によっても裏づけられている。

マジョリー・F・ヴァーガス(著)石丸正(訳)(1987)『非言語コミュニケーション』新潮社,p.151

もし、合コンで出会った女性が内向型だったとすれば、いきなり距離を縮めるのはいただけないことがわかります。逆に、相手の女性が外向型なのであれば、多少強引に距離を縮めてみるのも、時には有効なはずです。

物理的距離=心理的距離。

今日は、合コンで男性がモテるための「空間と距離」について書いてみました。

想像してみてください。合コンも終盤にさしかかり、お互いがそれなりに打ち解けてきていたとします。帰り際、一人の女性がふと「付き合っている二人の間合いである46㌢~76㌢以内」に入ってきました。そして、直ぐに76㌢以上の距離に離れていきました。彼女はニコニコしています。

モテるために必要なのは、「ことばならざることば(マジョリー・F・ヴァーガス,1987)」の技術です。

二人の物理的な距離は、二人の心理的な距離を表しています。「空間と距離」を制する者だけが、合コンを制することができるのです。

この記事が、男性がモテるために少しでも役に立つことができたら幸いです。合コンには人生を豊かにする力があります。合コンで、皆さまの人生が更に豊かになることを願っています。

【引用・参考文献】

渋谷昌三(2012)『人には聞けない 恋愛心理学入門』かんき出版

マジョリー・F・ヴァーガス(著)石丸正(訳)(1987)『非言語コミュニケーション』新潮社



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