合コンとお金。その2。生産性。

ビジネス

今日は、ヘッジファンド界の帝王と呼ばれる、ブリッジ・ウォーター・アソシエイツの創業者であり著名投資家のレイ・ダリオの『30分で判る 経済の仕組み』を参考に、合コンとお金について書いてみます。大切なのは「生産性」を意識することです。

30分で判る 経済の仕組み Ray Dalio

変化の時代。

1年前のわたし達が、現在のわたし達(2020年6月)を見たら、何を思い、どのように感じるでしょうか。全員がマスクをつけた生活をし、家に閉じこもり、街は閑散とし、オンラインで仕事や飲み会をしている。

以前のような生活に戻るまでの時間はどのくらいかかるのか。専門家の間でも意見が分かれます。以前の生活に戻ることは無いという専門家もいます。コロナ禍が時代の変化を激しくし、時代の変化するスピードを加速させています。

安定した大企業というファンタジー。

1989年、世界時価総額ランキングのトップ5は全て日本企業でした。その時代の日本は成長社会でした。2019年の世界時価総額ランキングでは、日本企業は上位50社中、たった1社(トヨタ、43位)です。また、厚生労働省によれば、日本の人口は2065年には9,000万人を割り込むと推計されています。

2019年5月、経団連の中西会長は「終身雇用が制度疲労を起こして、終身雇用を前提とすることが限界になっている」という趣旨の発言をしています。2019年5月、トヨタの豊田章男社長が、「なかなか終身雇用を守っていくというのは難しい局面に入ってきたのではないか」「雇用を続けている企業にインセンティブがあまりない」と発言しました。

成長社会は終わりました。現在の日本は「成熟社会」です。藤原(2009)によれば、「成熟社会」の特徴は「多様化」「複雑化」「変化」の三つです。一人一人が自分で自分の「幸せ」を見つけなくてはならない時代が始まっています。

自分の目的地も、たどり着く方法も自分で決められる人には、とても生きやすい時代です。しかし、レールの上を走る電車に乗っかり、みんなと同じ目的地に、みんなと同じ方法でたどり着こうとする人には厳しい時代になります。

レールがどこまでも続いている保証も無ければ、いきなり列車が壊れてしまう可能性もあります。そもそも、みんながたどり着きたい目的地が、自分の行きたい場所であるかどうかもわかりません。

「いい大学を卒業して安定した大企業に入り、結婚して子どもをつくって都会でマイホームを購入する。それこそが幸せな人生だ」というファンタジーは、もはやメッキが剥がれて空洞化している。幸せのかたちに正解なんてあるはずがない。だからこそ「自分はどんな生き方をしたいのか」、真剣に考えてみてほしい。

堀江貴文(2020)『99%の人が気づいていないお金の正体』宝島社,p.117

安定のない社会。

「成熟社会」の特徴は「多様化」「複雑化」「変化」です。そこに「安定」はありません。ある意味、とても厳しい時代です。しかし、それは同時に無茶苦茶面白い時代でもあります。自分にしかできない生き方をし、自分だけの幸せを見つけることができる時代です。

サーフィンで考えてみましょう。止まった状態の短いサーフィンの板の上に立つことは、どれだけ上級者でもできません。不安定だからです。しかし、漕ぐことで板にスピードをつけ、更に波を捕まえることができると、立つことができます。板にスピードがつくことで板が安定するのです。

自転車も同じです。足をつかず、補助輪もなければ、止まった状態の自転車はすぐに倒れてしまいます。しかし、走り出すことで自転車は倒れず安定することができます。

堀江(2019)は、著書『あり金は全部使え:貯めるバカほど貧しくなる』の中で、安定志向はゴミ箱に捨てろ!」と述べています。安定にしがみつかず、安定を捨てるからこそ、結果として安定することができるのかもしれません。

コロナ禍が証明しているように、「多様化」「複雑化」「変化」が特徴である「成熟社会」に、絶対の「安定」は存在しません。合コンでよく聞く、「安定した職業」が存在しない時代が始まっています。「安定」しているから選んだ会社が倒産する可能性は多々あります。

では、どうすればいいのでしょうか。

生産性。

そこで大切になるのが「生産性」を意識することです。「生産性」とは、モノやサービスを生み出すのに投入したお金やヒトに対して、どれだけの成果を生み出せたかという効率の程度のことです。

例えば、10人で100台の自転車を作れる会社の生産性は10です。10人で1000台の自転車を作れる会社の生産性は100です。後者の方が高い生産性だと言えます。

これは人についても言えます。人が生み出す「価値」には様々なモノがあるので、一概に比較はできません。ただ、仕事を例に言えば、同じ時間働いていても10の価値しか生み出せない人もいれば、同じ時間で100の価値を生み出す人もいます。

大切なことは給料の高い会社にその人がいるのかどうかではなく、その人自身が「生産性」の高い働き方ができているかどうかです。「生産性」の高い働き方をする努力をしているのかどうかということです。

運や時代の流れもあるので、100%成功する訳ではありませんが、生産性の高い働き方のできる人は、何が起きても大丈夫です。変化に対応することができます。

生産性の高い年収約200万円の人。

例えば、ユーチューバーのヒカキンさんです。ヒカキンさんがスーパーの店員であったのは有名な話です。2019年4月24日のReal Soundに掲載されている『人気YouTuberヒカキン、“家賃2万円”下積み時代のエピソードが明らかに スーパー勤務時代の上司からコメントも』によれば、当時の月給は手取り15万円です。

年収で考えると「安定」はしていないかもしれません。しかし、ヒカキンさんは「生産性」を高めるための努力のできる人でした。当時の上司である小林さんは次のように言います。

とにかく真面目でPOP作りもうまくて、お客さん目線で考えていたんです。今の仕事とも結びつくところもあると思う。

『人気YouTuberヒカキン、“家賃2万円”下積み時代のエピソードが明らかに スーパー勤務時代の上司からコメントも』Real Sound,2019年4月24日

どれだけ真面目に働いていても、言われたことや与えられた仕事をただこなすだけでは、生産性が高いとは言えません。ヒカキンさんは、人を喜ばせるために自分の頭で考えて、自分のアイデアを実行しています。

スーパーで働き、月給が手取り15万円でも「生産性」の高い人でした。だからこそ、ユーチューバーとしても「生産性」の高い働き方ができている訳です。

生産性を向上させること。

わたし達が生きているのは、「多様化」「複雑化」「変化」が特徴である「成熟社会」です。そこでは、どんな会社にいるのか。どんな職業についているのか。年収はいくらなのか。安定しているのか。ということは一番重要な要素ではありません。何より大切なことは「生産性」を高める努力ができているかどうかです。

世界金融危機を予知して避けることができたことでも有名な著名投資家レイ・ダリオは、この『30分で判る 経済の仕組み』の中で一番大切なこととして次のように述べています。

生産性を向上させる努力を惜しんではいけない。これは長期的に一番大切な要素なのです。

レイ・ダリオ(2014)『30分で判る 経済の仕組み』

合コンとお金、恋愛とお金、結婚とお金、老後とお金… 人生とお金は切っても切れない関係です。だからこそ、経済のカラクリを理解することが大切です。経済のカラクリを理解しているからこそ、自分の頭で考え、行動することができます。

「多様化」「複雑化」「変化」が特徴である「成熟社会」で大切なことは、「生産性」を高める努力を惜しまないことです。合コンには人生を豊かにする力があります。合コンで、皆さまの人生が更に豊かになることを願っています。

合コンとお金。
お金があれば幸せになれるという生き方もあります。この場合、目的は「お金」です。そのため、結婚や仕事は手段になります。「お金」という目的地に達するための手段が結婚や仕事です。合コンとお金について書いてみました。

【引用・参考文献】

藤原和博(2009)『35歳の教科書:今からはじめる戦略的人生計画』幻冬社メディアコンサルティング

堀江貴文(2019)『あり金は全部使え:貯めるバカほど貧しくなる』マガジンハウス

堀江貴文(2020)『99%の人が気づいていないお金の正体』宝島社

レイ・ダリオ(2014)『30分で判る 経済の仕組み』




30分で判る 経済の仕組み Ray Dalio
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これまでに4000件以上の合コンをセッティングし、4000件以上の合コンを見てきました。
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