合コンと恋愛心理学。その1。友達から恋人に変わる時②。人を好きになる自己要因。

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今日は、齋藤勇(編著)『イラストレート 恋愛心理学:出会いから親密な関係へ』を参考に、「友達から恋人に変わる時」について書いてみます。大切なのは「人を好きになる状況・条件」を理解することです。

人を好きになる自己要因。

前回書いた『合コンと恋愛心理学。その1。友達から恋人に変わる時①』では、出会いの始まりである第一印象が最重要ポイントだということを書きました。では、第一印象で「好き」よりの印象を与えることに成功した後はどうすればいいのでしょうか。

答えは、「人を好きになる状況」を一つでも多く作り出し、「人を好きになる条件」を一つでも多く満たすことです。

誰にも人を好きになる時があります。合コンで出会った時。オンラインで知り合った時。また、会社のように毎日会うことを繰り返していくうちに、いつの間にか好きになる時もあります。

では、いつ、どのタイミングで「好き」になるのでしょうか。深掘りしてみましょう。齋藤(2006)によれば、人を好きになる要因には、自己要因と他者要因があります。この記事では、自己要因について書いてみたいと思います。

その①。生理的興奮。

人を好きになる自己要因の一つ目は、「生理的興奮からの好意」です。人は、自分が生理的に興奮状態にある時、近くに恋人にふさわしいような人がいると、自分の生理的興奮を「恋心による興奮」と思い込みます。すると、結果としてその人を好きになることがあります。

これは、『イラストレート 恋愛心理学:出会いから親密な関係へ』(齋藤勇(編著),誠信書房)の5ページでも紹介されている、ダットンとアロンの吊り橋実験が有名です。

ざっくり説明するとこの実験では、吊り橋の上で男性が女性に出会う場合と、固定橋(安定した橋)の上で男性が女性に出会う場合を比較しています。結果は、吊り橋の上で出会う場合は、参加者の半分の男性が女性に一目惚れをします。一方、固定橋の上で出会う場合は、参加者のほとんどの男性が女性に一目惚れをしません。

誰しも経験があると思いますが、「吊り橋」は不安定です。グラグラ揺れるし、地面も見えてドキドキします。つまり、生理的に興奮します。すると、「こんな生理的興奮を感じるのだから、自分は一目惚れしている、この人が好きに違いない」(齋藤,2006)と感じます。

このことから学べる大切なことは、とにかく相手の「生理的興奮度を上げよ!」ということです。冬の海よりは夏の海辺、スポーツの前よりはスポーツの後、メリーゴーランドよりはジェットコースター、レインボーブリッジよりも奥祖谷二重かずら橋(徳島にある吊り橋)… ということになります。

その②。援助行動。

人を好きになる自己要因の二つ目は、「援助行動からの好意」です。面白いのは、助けた方が好意を持つというところです。つまり、もし好きな人がいた場合、その人を助けるのではなく、その人に「助けてもらう」ようなシチュエーションを作ることです。

例えば、カフェの店員さんを好きになったとしましょう。そんな時は、店を出る時に店内に車のカギを忘れてくれば良いんです。すると、その好きな店員さんが車のカギを持って走って追いかけてきてくれます。店員さんが援助行動をしてくれる訳です。

その③。自己評価の低下。

人を好きになる自己要因の三つ目は、「自己評価の低下からの好意」です。齋藤(2006)は、人は自分の自己評価が低くなり劣等を感じていると人を好きになると言います。試験に落ちる、フラれる、仕事で失敗する… 。自己評価が下がっているので周りの人が優れて見えます。更に、落ち込んでいるので親和欲求や依存欲求が高まります。これは好きになってしまいます。

先日テレビで見たのですが、リオオリンピック男子400m個人メドレーで銅メダルを獲得した瀬戸大也選手は、結果が3着であったことでとても落ち込んだそうです。そして、「自信無くなっちゃた」とある女性に言います。

すると、「わたし、あなたの成績と付き合ってないから」と言われます。その時、瀬戸大也選手は「この人を逃したくない」と思ったそうです。ある女性とはもちろん、今の奥様である優佳さんですね。

その④。態度類似性。

人を好きになる自己要因の四つ目は、「態度類似性からの好意」です。ざっくり言うと、「好き」「嫌い」が似たもの同士は好意を持つということです。音楽の好みが一緒、食べ物の好みが一緒、嫌いな芸能人が一緒、趣味が一緒… という感じです。サークルや同好会だと恋が生まれやすい理由がここにあります。

その⑤。美人。

人を好きになる自己要因の五つ目は、「美人への好意」です。齋藤(2006)は、人は全ての対象に対して、美しいモノが好きだと言います。美しく盛り付けられた料理と、そうでない料理。美しい景色と、そうでない景色。美しいスマホと、そうでないスマホ。確かに美しい方を選びたくなります。

更に、齋藤(2006)によれば、人の場合は外見の美しい人は内面も良い性格だと考えるそうです。想像してみてください。新垣結衣さんの性格を… 。そうです。絶対性格良いですよね。

また、ハロー効果というものもあります。これは、美人やハンサムな人を恋人としていることで、周りからの評価が上がる効果です。例えば、トランプ大統領の奥様はとてもキレイです。大きなハロー効果がありそうですね。

恋の始まりを制する。

さて、ここまで五つの人を好きになる自己要因を見てきました。あとは実行あるのみです。デートに行くなら、レインボーブリッジではありません。奥祖谷二重かずら橋(徳島にある吊り橋)です。恐怖とドキドキ感という生理的興奮によって恋が生まれます。

そして、助けるよりも積極的に助けてもらいましょう。相手の援助行動を引き出すんです。道に迷わずエスコートできるのも素敵ではありますが、むしろ迷っていいんです。Googleマップで道を調べてもらいましょう。「助けてあげた」という気持ちが恋に発展します。

会話では「すべらない話」は必要ありません。プロでないあなたにそこは求めていません。まずは、「好き」「嫌い」の類似点を沢山探しましょう。「あっそれ好き!」「あっ、わたしも嫌い!」… 恋に落ちる瞬間はすぐそこです。ただし、嘘をついてまで合わせないこと。自分でない「自分」を好きになってもらっても意味がありません。

最後に、できる限り美しい自分を目指しましょう。清潔感のある見た目、爽やかな態度、一生懸命な姿勢… できることをすればいいだけです。変えられないものを変える必要はありません。

さてさて、今にも恋が始まりそうな予感がしてきたのは僕だけではないはずです。しかし、まだ終わりではありません。「人を好きになる瞬間」には、自己要因だけでなく、他者要因もあります。

「人を好きになる瞬間」の自己要因と他者要因を理解することは、恋の始まりを制することに通じます。次回の記事では、「人を好きになる他者要因」を深掘りしてみます。

合コンと恋愛心理学。その1。友達から恋人に変わる時①。出会って30秒。
社交辞令で終わっていた二人も、「人を好きになる状況」にいたとしたら恋が始まっていたかもしれません。「友達から恋人に変わる時」について、三回に分けて書いてみます。
合コンと恋愛心理学。その1。友達から恋人に変わる時③。人を好きになる他者要因。
イイ人だから好きになる訳ではなく、「人を好きになる状況」があるだけなのかもしれません。だとすれば、もし自分に「好きな人」ができた時は簡単です。その「好きな人」が「人を好きになる状況」にある時に、近くにいればいいだけです。 「友達から恋人に変わる時」について書いてみました。

【引用・参考文献】

齋藤勇(編著)(2006)『イラストレート 恋愛心理学:出会いから親密な関係へ』誠信書房


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これまでに4000件以上の合コンをセッティングし、4000件以上の合コンを見てきました。
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