合コンで大切なこと。その4。自分に正直になる。

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今日は、『自立と孤独の心理学』(加藤諦三,PHP研究所)を参考に、合コンで大切なことについて書きます。合コンで大切なこと、それは「自分に正直になること」です。

自分に正直になることは難しい。

「自分に正直」に生きることができれば、楽しい人生を歩むことができます。合コンで考えてみましょう。合コンで出会った相手のことを好きになりました。自分の素直な「好き」という気持ちのままにその人にぶつかることができた人は、結果がどうであれ幸せです。

うまくいけば、もちろん最高です。しかし、もしうまくいかなかったとしても、「自分に正直」に行動することができれば気持ちはスッキリしています。悲しい気持ちはあるけれど、そこに「後悔」はありません。

つまり、何より大切なことは、自分が後悔しないように「行動」することです。では、ここで少し深掘りしてみます。「自分に正直になる」ことが、実はとても「難しいこと」だとしたらどうでしょうか。

自分に正直になるということは想像以上に難しいことである。人は自分の望まないことを意識から排除しようとする。心の底では怒りや不安や葛藤が渦巻いていても、すべてがうまく行っているようなふりをすることがある。

加藤諦三(2000)『自立と孤独の心理学』PHP研究所,p.211

多くの人は、自分が自分のことを一番知っていると考えています。自分の意識、自分の感情、自分の考え方… 。しかし、自分が自分のことを正確に理解すること、そして、「自分に正直になること」というのは、思っている以上に難しいことです。

抑圧。

例えば、小さい子供が親のことを嫌いだったとしましょう。この時、「親が嫌い」と子供自身が意識できれば大きな問題にはなりません。しかし、小さい子供が親のことを「嫌い」と意識することは簡単なことではありません。

なぜなら、小さい子供は一人で生きていくことができないからです。小さい子供は、心理的にも経済的にも親に依存しているからです。親の不機嫌や親の怒りは、子供にとって脅威です。「親が嫌い」という「正直」な感情は、子供にとって都合の悪いモノになります。

すると、子供は実際の自分の感情を抑えるようになります。これが抑圧です。親に対する怒り、憎しみ、という感情を抑圧します。

自分が感じたように感情を表現することを喜ぶ親もいれば、親が感じたように子供が感じないと不機嫌になる親もいます。前者は抑圧とは無関係に育ちます。後者は、自分の正直な感情を抑圧するようになります。そして、親が喜ぶように感じ、親が不機嫌にならないような感情を作るようになります。

この状況がずっと続くとどうなるでしょうか。抑圧とは無関係に生きられた人は、大人になってからも自分の感情のままに生きていくことができるはずです。自分の心の底にある「好き」「嫌い」に従って生きていけば、他の何者でもない「自分」が生きている実感があります。そして、自分の人生を歩むことができます。

しかし、小さい頃から抑圧し続けて育ったとしたら、自分の気持ちは重要でないと感じるようになります。そして、そもそも本当の自分の気持ちが分からなくなってしまいます。自分が感じる「好き」や「嫌い」は、親が喜ぶ「好き」「嫌い」になっています。誰の人生だか分からないですよね。

『自立と孤独の心理学』(加藤諦三,PHP研究所)の214ページには、ある燃え尽きてしまった男性の話が載っています。要約してみます。

バイオリンが好きな少年がいました。しかし、父親から、「音楽はホモのやること、軟弱な青年のやること」と言われます。そこで、バイオリンが好きな気持ちを抑圧します。勉強して立派な人間になる、という父の教えに従います。彼はある企業の副社長になります。そして、挫折します。

彼が大好きだったバイオリンをやり続けていれば、どこまでも自分に「正直」になることができていれば、燃え尽きることはありませんでした。彼は、努力に努力を重ねて自分ではない誰かになってしまったんです。

なぜ彼は自分に正直になることができなかったのか。それは、父親を心理的に必要としたからであり、父親に気に入られたかったからです。不安だったからです。加藤(2000)は、「不安な人は、自分自身であることをやめる」と述べています。

投影。

このように、抑圧があると自分に正直に生きることが難しくなります。更に、抑圧したものは投影されます。加藤(2000)によれば、投影とは「自分の中の認めがたい感情が、ある外的な対象に属すると見なすこと」を言います。

例えば、自分が物凄くケチです。しかし、そのことを自分で認めることができません。すると、他人の中に「ケチ」を見つけると、「めっちゃケチだなー!」「こいつ、セコすぎ!」というように物凄く非難します。

自分がお金が大好きだったとします。しかし、そのことを自分で認めることができません。そこで、他人がお金の話をしていると、「あいつは金のことしか考えていない!けしからん!」というように、猛烈に責めます。

自分の心の中に、不倫してみたいなーと感じている自分がいたとします。しかし、その気持ちを自分が認めることができません。すると、不倫をしている人を見つけた時、「最低!」「最悪!」というように物凄く責め立てます。

合コンでも考えてみましょう。「あー最低。クソつまらん。」と感じたある人がいます。一見すると相手に失望しているように見えます。しかし、この人が、自分に失望していることがあったりします。自分が自分に失望している。しかし、そのことを認められない。そして、抑圧したものが投影されます。

「自分が自分に失望しとる!」「もしや、、つまらないのは自分では!」と気づくことができると、世界が広がるはずです。加藤(2000)は次のように言います。

抑圧が解消されて初めて自分が本当にしたいことが見えて来る。抑圧を取ることが自己実現への第一歩である。

加藤諦三(2000)『自立と孤独の心理学』PHP研究所,p.218

今日は、『自立と孤独の心理学』(加藤諦三,PHP研究所)を参考に、合コンで大切なことについて書いてみました。合コンで大切なこと、それは抑圧を取り「自分に正直になること」です。

ある人にとって「自分に正直になること」はごく当たり前過ぎることです。簡単です。しかし、ある人にとっては、「自分に正直になること」はとても難しいことです。ただ、「自分に正直になること」ができていない自分も、本当の自分です。焦らず。のんびり。少しずつ。

本には人生を豊かにする力があり、合コンにも人生を豊かにする力があります。この本と合コンで、皆さまの人生が更に豊かになることを願っています。

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【引用・参考文献】

加藤諦三(2000)『自立と孤独の心理学』PHP研究所


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これまでに4000件以上の合コンをセッティングし、4000件以上の合コンを見てきました。
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