合コンで男性がモテる方法。非言語コミュニケーション⑥。沈黙編。

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今日は、合コンで男性がモテるための「沈黙」について書いてみます。拒絶、怒り、悲しみ、満足、愛情… 沈黙には様々な意味があります。大切なことは、まず沈黙について知ること。そして、沈黙の捉え方は人それぞれだということを知っていることです。合コンでモテるためには、非言語コミュニケーションの能力を高めることです。「沈黙」を制する者が、合コンを制することができます。

強力なコミュニケーション手段。

目の前の二つのテーブルに、二組のカップルがいます。どちらのテーブルからも話声は一切聞こえてきません。沈黙しています。

同じ状況に見える二つのテーブルですが、実は全く状況は違います。一方のテーブルの二人は、愛情と満足感に満ち溢れています。だからこそ沈黙しています。

もう一方のテーブルの二人は、憎しみ合い、お互いに拒絶し合っています。だからこそ沈黙しています。

前者に言葉は必要ありません。言葉が無くてもお互いに満足しています。後者にも言葉は必要ありません。お互いに言葉を交わしたくもないからです。

疑いもなく、「無言でいること」は一つの強力なコミュニケーション手段なのである。

マジョリー・F・ヴァーガス(著)石丸正(訳)(1987)『非言語コミュニケーション』新潮社,p.109

同じ「沈黙」であっても意味は全く違います。そして、「沈黙」には数多くの意味があります。「強力なコミュニケーション手段(マジョリー・F・ヴァーガス,1987)」である「沈黙」について書いてみます。

沈黙、その1。

マジョリー・F・ヴァーガス(1987)は、沈黙を二つに分類しています。一つ目は、「話しことばでのコミュニケーションに付随する沈黙」です。二つ目は、「ことばによる相互反応とは無関係な沈黙」です。

「話しことばでのコミュニケーションに付随する沈黙」とは、連接、間、口ごもり、のことです。

連接は、言語の中に存在する最も短い無言時間のことです。言語の中で、どこに無言時間を入れるかで意味が変わります。例えば、「アイス・クリーム」と「アイ・スクリーム」です。

前者はジャイアントコーンやハーゲンダッツのような「アイス」のことを言います。後者は、「私は、叫ぶ」です。

間は、お笑い芸人や落語家が多用する無言時間のことです。

ことばを区切り、強調し、またことばによるメッセージを相手の心に浸透させるために「間」を置くのだ。

マジョリー・F・ヴァーガス(著)石丸正(訳)(1987)『非言語コミュニケーション』新潮社,p.109

間があるからこそ笑いが生まれる時があります。そして、この「間」の使い方にこそ、プロと素人の差が大きく出ます。『非言語コミュニケーション』(マジョリー・F・ヴァーガス,新潮社)の中で、コメディアンのジャック・ベニーの次のようなことばが紹介されています。

「いちばん大笑いしてもらったのは、何もしゃべらずに黙っていた時だよ」

マジョリー・F・ヴァーガス(著)石丸正(訳)(1987)『非言語コミュニケーション』新潮社,p.110

プロは笑いを生み出すために、時として「ことば」を必要としません。笑いのプロであるほど「話さない時」である「間」を大切にしている訳です。

口ごもりは、唾を飲み込んだり、吐息をついたり、周辺言語を発したりすることです。

口ごもりは、次に発することばを考えている時や、相手の反応によって生じますが、その頻度や持続時間には大きな個人差があります。

例えば、対人関係で緊張しやすい人や、緊迫した場面では、「口ごもる」回数も時間も長くなります。

沈黙、その2。

「ことばによる相互反応とは無関係な沈黙」は、分類不可能なほど沢山の種類があります。代表的なものを、合コンに例えてみてみましょう。

合コンで一人の男性が沈黙しています。なぜでしょうか。それは、伝達したいことが何もないからです。つまらない訳ではありません。その時、周囲に対して特に伝えたいことがなければ、私たちは沈黙を選択します。

合コンで自己紹介が始まりました。ある男性の番になりました。その男性は沈黙してしまいました。なぜでしょうか。それは、何を話すかを決めかねているからです。最近ハマっていることを話すか、将来の夢を話すか… 話すことがまとまっていないから沈黙しています。

合コンである男性が沈黙しています。なぜでしょうか。それは、合コン直前に会社の上司から理不尽なことで怒られ、腹がたっているからです。私たちは「怒り」を沈黙で表現することがあります。

合コンである男性が沈黙しています。なぜでしょうか。それは、シャイだからです。見知らぬ人との初対面で彼はとても緊張しています。だからこそ、じっと沈黙しています。

このように、同じ沈黙でも意味は全然違います。そして、沈黙している人を周囲が「どのように受け取るのか」も人によって違ってきます。

例えば、自分では「特に伝えたいことがない」から沈黙しているだけなのに、周囲からは「あの人は怒っているから沈黙してるんだ」「きっとつまらないから沈黙してるんだ」と受け止められることがあります。

自分では、「何を話すか決めかねている」から沈黙しているのに、「緊張で沈黙しちゃったんだな」「何かに怒ってるんだな」と、受け止められることもあります。

このように、沈黙には様々な意味があり、そして、沈黙は様々な「受けとめられかた」をしています。つまり、誰かの沈黙の理由を正確に理解することはとても難しいということです。

合コンである男性が沈黙している時、ただ話すことがないのか、話すことを決めかねているのか、緊張しているのか、怒っているのか、つまらないのか… それは本人にしかわかりません。

だからこそ、「〇〇だから沈黙してるんだ」というように、安易に相手の沈黙の理由を決めつけないことが大切です。もちろん、それは沈黙だけに対してではありませんが…。

沈黙というメッセージ。

怒った時、恐怖を感じた時、スポーツの試合に負けて悔しい時、愛を表現する時、悲しい時、敬意を表す時、私たちは沈黙します。沈黙は時として、ことばよりも強烈にメッセージを周囲に伝達します。

疑いもなく、「無言でいること」は一つの強力なコミュニケーション手段なのである。

マジョリー・F・ヴァーガス(著)石丸正(訳)(1987)『非言語コミュニケーション』新潮社,p.109

トークのプロである明石家さんまさんが、喋らない時である「間」の重要さを指摘しているように、「沈黙」は強力なパワーを持つメッセージです。

合コンで喋っても喋ってもうまくいかない時、トークでどれだけ盛り上げても結果としてモテない時、必要なのは「沈黙」を上手く使うことです。無駄に喋らないことです。

モテるために必要なのは、「ことばならざることば(マジョリー・F・ヴァーガス,1987)」の技術です。「沈黙」を制する者だけが、合コンを制することができます。

この記事が、男性がモテるために少しでも役に立つことができたら幸いです。合コンには人生を豊かにする力があります。合コンで、皆さまの人生が更に豊かになることを願っています。

【引用・参考文献】

マジョリー・F・ヴァーガス(著)石丸正(訳)(1987)『非言語コミュニケーション』新潮社


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これまでに4000件以上の合コンをセッティングし、4000件以上の合コンを見てきました。
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