合コンで、結果にコミットしたい時に読む本。合コンと美人。

心理学

今日は、渋谷昌三『人には聞けない 恋愛心理学入門』、クリストファー・ピーターソン(著)『ポジティブ心理学入門』、マーティン・セリグマン(著)『世界でひとつだけの幸せ』を参考に、合コンと美人ついて書いてみます。「美人=モテる」ですが、「美人=幸せ」ではありません。

美人は得をする。

合コンでも学校でも職場でも、美人はモテます。そして、美人は得をします。なぜなら、後光効果が働くからです。

美人が得をするというのは事実です。それは、容姿端麗といった身体的な魅力があると、性格もよく、優れた人物であるとみなされやすいからです。

渋谷昌三(2012)『人には聞けない 恋愛心理学入門』かんき出版,p.84

つまり、美人は合コンで無敵です。ニコッと笑うだけで、目の前の世界を自らの虜にしてしまいます。しかし、合コンで無敵な美人も、必ず幸せになれる訳ではありません。どれだけイイ男にモテても、どれだけチヤホヤされても、幸せになれる訳ではありません。

幸せになるためには、美人であるかどうかは関係ありません。ある人は、美人であろうとなかろうと、雪だるまが転がるように自然と幸せになっていきます。そして、ある人、美人であろうとなかろうと、雪だるまが転がるように自然と不幸になっていきます。

オーストリアの精神科医ベラン・ウルフが言うように、幸福も不幸も複利で増えていく。

加藤諦三(2015)『自立と依存の心理:本当の「心の支え」を見つけるには』PHP研究所,p.222

繰り返しになりますが、「美人=モテる」ですが、「美人=幸せ」ではありません。合コンと美人ついて書いてみます。

美人の持つ後光効果。

渋谷(2012)によれば、人は相手が何か一つ優れた特徴を持っていると、その特徴から全体を評価する傾向があるといいます。これが、後光効果(光背効果、ハロー効果)です。

例えば、ハンサムな男性に会えば、性格も良いだろうと感じます。高身長でシュッとしている男性に会えば、頭もよくて仕事もできるだろうと感じます。そして、美人に会えば、性格もいいだろうと勝手に判断してしまいます。

『人には聞けない 恋愛心理学入門』(渋谷昌三,かんき出版)の84ページでは、アメリカで行われた実験が紹介されています。その実験は、美人と評価された学生であるほど成績がよい、ということを明らかにしました。

実際のところは、美人と「頭のよさ」には関係がありません。しかし、調べてみると、やはり美人の方が成績がよい。なぜか、それは「教授が美人に対して甘く、ひいきをした」(渋谷,2012)からです。

「美人」というように、一つ優れた点があるからといって、他の部分も優れているとは限りません。しかし、後光効果が働くと、一つ優れた点があると、「他の部分も優れているはずだ」と考えてしまう訳です。

つまり、美人であることで何倍にもモテていくということです。「わー美人だー」だけではありません。「わー美人だー!絶対性格もよいでしょー」という具合です。やはり、合コンで美人は無敵です。

美人も敵わない存在。

しかし、そんな向かうところ敵なしの美人よりも、更に最強な一群の人々がいます。それは、「デュシェンヌスマイル度」の高い人達です。

『ポジティブ心理学入門:「よい生き方」を科学的に考える方法』(クリストファー・ピーターソン(著),春秋社)の86ページによれば、「デュシェンヌスマイル」とは幸せを純粋に顔全体で表現した笑顔のことです。

そして、目の周りにシワが寄る度合いを指標として、「デュシェンヌスマイル度」を調べることができます。言うまでもなく、「デュシェンヌスマイル度」の高い人が、「幸福感」の高い人になります。

カリフォルニア大学バークレー校の心理学者リー・アン・ハーカーと、ダーカー・ケルトナーは、私立女子大学の卒業アルバムの写真の「デュシェンヌスマイル度」を調べました。

すると、「デュシェンヌスマイル度」は、十数年後の彼女たちが結婚しているのかどうかということと、彼女たちが結婚生活に満足しているのかどうか、ということを予言していたと言います。

卒業写真の中で、また人生の他の場面でもポジティブ感情(幸福感)を表したと思われる若い女性たちは、中年の女性になっても順調な結婚生活を送っていたのである。

クリストファー・ピーターソン(著)宇野カオリ(訳)(2012)『ポジティブ心理学入門:「よい生き方」を科学的に考える方法』春秋社,p.86

ちなみに、ハーカーとケルトナーは、写真の魅力度(どれだけ美人か)も調べています。しかし、「魅力度の高さ」は、「満足な結婚生活を送っている」こととは関係がなかったと言います。

つまり、美人であれば結婚できるわけではないということです。美人であれば結婚生活に満足できるわけではないということです。

最も幸せなのは「デュシェンヌスマイル度」の高い人です。合コンでも同じです。「デュシェンヌスマイル度」の高い人が最強です。

最強なのは、もともと幸せな人。

とは言っても、結婚できたから良いという訳でもありません。結婚しなければ幸せになれない訳ではないし、結婚しないというのも一つの生き方です。ただ、結婚と幸福が密接に関わっているのは事実です。

ポジティブ心理学の第一人者であるマーティン・セリグマンによれば、結婚と幸福には、強い関連性があるという調査結果が多いといいます。結婚している人と結婚していない人の幸福度を調べると、結婚している人の幸福度の方が高くなる傾向があるということです。

しかし、マーティン・セリグマンは次のようにも言います。

結婚すると本当に誰もが幸せになれるのだろうか? 意地悪なようだが、次のような可能性も考えられる。つまり、もともと幸せな人だから結婚することができ、結婚生活が長続きするのかもしれない。

マーティン・セリグマン(著)小林裕子(訳)(2004)『世界でひとつだけの幸せ:ポジティブ心理学が教えてくれる満ち足りた人生』アスペクト,pp.79-80

先ほどの「デュシェンヌスマイル」を思い出してください。卒業アルバムの写真を撮る時というのは、人生のほんの一瞬です。しかし、ある人はその一瞬でも高い幸福度を示し、ある人は低い幸福度を示します。

そして、そのたった一瞬でも幸福度の高かった人は、十数年後も満足した生活を送っています。もう一度、オーストリアの精神科医ベラン・ウルフの「幸福も不幸も複利で増えていく」という言葉を思い出してください。

幸福な人は雪だるまが大きくなるようにどんどん幸福になっていきます。そして、それは何かがあったから幸福度が高くなっている訳ではありません。「もともと幸せな人」(セリグマン,2004)だからです。「デュシェンヌスマイル度」が高いとはそういうことです。

もともと幸せでない人。

さて、今日は合コンと美人ついて書いてみました。繰り返します。「美人=モテる」ですが、「美人=幸せ」ではありません。

合コンで最強なのは美人ではなく、「デュシェンヌスマイル度」の高い人です。マーティン・セリグマンの言葉を借りれば、「もともと幸せな人」が合コンで最強です。

では、「もともと幸せな人」でない場合はどうしたらいいのでしょうか。まずは、「もともと幸せでない」自分を認めてあげることです。「幸せでない」自分を許してあげることです。そして、少しずつ「幸せな人」に近づいていく努力をしていくことです。

そもそも、全員スタートラインが違います。そして、他人と競争する訳でもありません。何より辛いのは、「もともと幸せでない」自分なのに、「もともと幸せな人」だと勘違いして生きていることです。「自分を知っている」ということが大切です。

合コンには人生を豊かにする力があります。合コンで、皆さまの人生が更に豊かになることを願っています。

【引用・参考文献】

加藤諦三(2015)『自立と依存の心理:本当の「心の支え」を見つけるには』PHP研究所

クリストファー・ピーターソン(著)宇野カオリ(訳)(2012)『ポジティブ心理学入門:「よい生き方」を科学的に考える方法』春秋社

渋谷昌三(2012)『人には聞けない 恋愛心理学入門』かんき出版

マーティン・セリグマン(著)小林裕子(訳)(2004)『世界でひとつだけの幸せ:ポジティブ心理学が教えてくれる満ち足りた人生』アスペクト





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