合コンで、結果を出したい時に読む本。不幸な恋。

心理学

今日は、渋谷昌三『人には聞けない 恋愛心理学入門』、加藤諦三『不安のしずめ方:人生に疲れきる前に読む心理学』を参考に、不幸な恋について書いてみます。不幸にしがみついているのは自分です。「守る」ではなく「捨てる」ことが大切です。

不幸なのに離れない二人。

幸せな二人がいて幸せな恋愛をしています。楽しそうな二人を見ているだけでこちらまで幸せな気持ちになることがあります。

一方、いつもあまり楽しそうでない二人もいます。普段からお互いあまり話していません。食事の時も会話ゼロです。何かあると、無益な喧嘩がすぐ始まります。

もちろん、それで本人達が幸せなのであれば問題ありません。周囲からの評価は関係ありません。外からは不幸に見えたとしても、本人達が幸せなのであれば、その恋愛には大きな価値があります。

しかし、本人達も不幸なのに、別れられない二人もいます。外から見れば幸せに見えても、本人達は「不幸」と感じていることもあれば、外から見ても「不幸」であり、本人達も「不幸」と感じている時もあります。「不幸」を自分で意識している時もあれば、意識していない時もあります。

どちらにしても、「不幸」にしがみついています。周りがどれだけ言っても、自分でわかっていても、「不幸」にしがみついてしまいます。なぜ、しがみついてしまうのか、それは「不安」だからです。「自己評価の低い自分」だからです。不幸な恋について書いてみます。

同じタイプとは付き合いやすい。

暴力をふるう人、いつも浮気する人、お金にだらしない人… なぜか毎回ダメな人と付き合う人がいます。どれだけ失敗しても、またダメな人に惹かれていきます。そして、「運が悪い」「どうせ自分なんて」(渋谷,2012)が口癖だったりします。

このように、ある人は、いつも不幸な恋をしています。『人には聞けない 恋愛心理学入門』(渋谷昌三,かんき出版)の144ページでは、なぜ不幸な恋にハマってしまうのか、その理由が紹介されています。

一つ目の理由は、「同じようなタイプの人と付き合うほうが、関係を築きやすい」(渋谷,2012)からです。例えば、お金にだらしない人とばかり付き合っていれば、そのタイプの人達が「どのようにすれば喜ぶか」ということが経験から分かるようになります。

相手が喜ぶ「コツ」が経験から分かるということです。すると、簡単に恋愛を始めることができるので、ついつい楽な方へと流れていってしまうという訳です。その結果、毎度のように不幸な恋愛が繰り返されます。

深く関わると離れられなくなる。

二つ目の理由は、「自我関与の効果」(渋谷,2012)です。

人は、自分が深く関わったことに対しては思い入れが強くなります。[…]不幸な恋愛をする人は、相手に振り回されたり苦労をすることで、自我関与を深めてしまうのです。

渋谷昌三(2012)『人には聞けない 恋愛心理学入門』かんき出版 ,p.144

いわゆる、「手のかかる子ほどカワイイ」というやつです。手のかかる子がカワイイのは、手をかけることによって自我関与が深くなるからです。それと同じことが恋愛でも起こる訳です。

「ちょっぴりダメなところがある」くらいであれば、その「ダメさ」が二人の関係を深くすることに役立つとも言えます。しかし、相手の「ダメさ」が深刻な場合、「自我関与の効果」は不幸な恋しか生み出しません。

そして、「自我関与の効果」で最も厄介なところは、「相手に問題があればあるほど深く関わることになる」(渋谷,2012)ところです。

つまり、相手の「ダメさ」が深刻であればあるほど、言い換えると、ダメであればあるほど、自我関与が深くなっていくということです。相手がお金にだらしなければだらしないほど自我関与が深くなり、浮気の常習者で大切にされなければ大切にされないほど自我関与が深くなっていきます。

本人は、この関係を恋愛と思い込んでいます。しかし、この関係は恋愛ではありません。二人が対等でないからです。二人が自立していないからです。

共依存。

もう少し「不幸な恋」を深掘りしてみます。なぜ、二人は不幸なのに離れられないのでしょうか。それが「共依存」です。

共依存とは一方が相手を頼って依存し、もう一方も相手に頼られ依存されることで、自分自身の存在意義を見出すことをいいます。

渋谷昌三(2012)『人には聞けない 恋愛心理学入門』かんき出版,p.154

パートナーがアルコール依存症でも、暴力を繰り返す人でも、耐えて耐えて世話をし続けている人がいます。なぜでしょうか。「この人はわたしがいなければダメ」(渋谷,2012)と感じているからです。そして、その人は自分を犠牲にすることで、はじめて満足できるからです。

アルコール依存症のパートナーに尽くすことで、はじめて自分の存在意義を感じることができます。暴力をふるうパートナーに耐え続けることではじめて自分が満足することができます。これが「共依存」です。

違う目線から見れば、アルコール依存症のパートナーが立ち直るのを信じて支える愛情深い行為にも見えます。暴力をふるうパートナーが良い方向に変わっていくのを信じて待つ、愛情深い行為にも見えます。

しかし、これは愛情ではありません。なぜなら、アルコール依存症の相手や暴力をふるう相手の自立を促さないからです。相手はこの関係に甘えてしまうだけです。

自分を犠牲にするという行為によって自己満足を得ています。[…]破綻している相手に尽くすことで、自分自身の存在意義を確認しようとしているのです。

渋谷昌三(2012)『人には聞けない 恋愛心理学入門』かんき出版,p.154

渋谷(2012)によれば、「共依存」に陥りやすいのは、自己評価の低い人です。だとすれば、まずやるべきことは「なぜ自分は自己評価が低いのか」ということを考えることです。

「自己評価の低い自分」になりたくてなる人はいません。様々な要因が絡み合い、結果として、今は「自己評価の低い自分」になっているだけです。まずは、「自己評価の低い自分」に気づき、その原因を考え、自分を許し、自分を認めてあげることが大切です。

「守る」ではなく「捨てる」。

さて、今日は不幸な恋について書いてみました。楽な方向に流れてしまうのも、「自我関与」を深めてしまうのも、「共依存」になってしまうのも… すべての不幸な恋愛で、不幸にしがみついているのは自分です。

不幸な恋しかできない原因は相手の中にはありません。自分の中にあります。

不安を突き抜けて先に行くよりも、今の慣れた不幸のほうが生きやすい。人は不安だからこそ、今の自分に固執する。不安であればあるほど、現在の自分へとリビドー(本能的エネルギー)は固着する。

加藤諦三(2007)『不安のしずめ方:人生に疲れきる前に読む心理学』PHP研究所,p.25

不幸な恋愛にしがみついてしまうのは、「不安」だからです。「不安」だから、今の関係が不幸であっても、その関係に執着してしまいます。

繰り返しになりますが、不幸な恋しかできない原因は相手の中にはありません。自分の中にあります。「不幸な恋」しかできない自分が、「幸せな恋」ができるような自分になるためには、自分に気づき、自分を許し、自分が変わるしかありません。

現在がどうにもならなくなっているときは、現在を「守る」のではなく、「破る」ことである。「破る」とは「捨てる」こと。執着を捨てる。過去をすべて捨てる。捨てるとは、不幸をうけいれること。不幸をうけいれれば、今を生きられる。

加藤諦三(2007)『不安のしずめ方:人生に疲れきる前に読む心理学』PHP研究所,pp.27-28

「不幸な恋」を捨てること。「不幸な関係」を捨てること。それは、「幸せな恋」「幸せな関係」のスタートです。今に執着したくなる自分を「守る」のではなく、「捨てる」ことが大切です。幸せになる鍵は、いつでも自分の中にあります。

合コンには人生を豊かにする力があります。合コンで、皆さまの人生が更に豊かになることを願っています。

【引用・参考文献】

加藤諦三(2007)『不安のしずめ方:人生に疲れきる前に読む心理学』PHP研究所

渋谷昌三(2012)『人には聞けない 恋愛心理学入門』かんき出版



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