合コンで、結果にコミットしたい時に読む本。その1。出会った「瞬間」を制する。

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今日は、渋谷昌三『人には聞けない 恋愛心理学入門』を参考に、合コンで結果にコミットする方法について書いてみます。渋谷(2012)によれば、一瞬の印象が一生続きます。合コンでは、出会った「瞬間」を制することが大切です。

人はなぜ恋愛をしたくなるのか。

学校で、職場で、友達の紹介で、ナンパで、結婚相談所で、オンラインで、そして合コンで… 毎日数えきれないほどの男女が出会い、そして、数えきれないほどの恋が生まれてぃす。

では、そもそも人はなぜ恋愛をしたくなるのでしょうか。『人には聞けない 恋愛心理学入門』(渋谷,かんき出版)の18ページでは、アメリカの心理学者であるマズローの欲求の発達階層説から、その理由が紹介されています。人がなぜ恋愛をしたくなるのか、それは、誰もが、愛情と所属の欲求を持っているからです。

マズローの欲求の発達階層説はあまりに有名です。マズローによれば、人には五段階の欲求があります。第一段階は「生理的欲求」。誰でも、お腹いっぱい食べたいし、好きなだけ眠りたいし、スッキリ排泄したいですよね。これが「生理的欲求」です。

「生理的欲求」が満たされることで、欲求は次の段階に進みます。お腹が減っていて、眠くて、スッキリ排泄できていない状態の時… 誰かを好きにならないですよね。まずは食べて眠りたくなります。

第二段階は、「安全欲求」です。いつ何が起こるかわからない所で寝るよりは、鍵のかかった部屋で寝られた方が安心します。明日食べる物を買うお金がないよりは、毎月決まった収入があった方が安心できます。眠くなくてお腹もいっぱいで排泄も完了していることで、「安全欲求」が生まれる訳です。

そして、よく眠り、お腹もいっぱいで、排泄も完了し安全が確保されると、人はどうなるのでしょうか。マズローによれば、「愛情欲求」と「所属欲求」が生じます。これが第三段階です。

「所属欲求」、「愛情欲求」とは、家庭や職場に所属したいという欲求、家や職場や地域で豊かな人間関係を築き、人に受け入れられたいという欲求のことです。

そして、第四段階は「承認欲求・尊重欲求」。第五段階が「自己実現欲求」と続きます。ざっくり言えば、他人からの「いいね」が欲しくなるのが、第四段階の「承認欲求・尊重欲求」です。自分だけ、の「いいね」を追求していくのが、「自己実現欲求」といえます。

現在の日本で「生理的欲求」や「安全欲求」が満たされないということは多くの場合ありません。すると、「愛情欲求」と「所属欲求」の第三段階に進みます。だからこそ、恋愛したくなるんですね。

一瞬の印象が、一生続く。

なぜ人が恋愛をしたくなるのかはわかりました。だからこそ、今日も多くの人が「出会い」を探しています。でも、せっかく出会っても、うまくいかないことが多いのも恋愛です。合コンで言えば、タイプの人と出会えても、次は、そこから二人の関係を発展させていかなければなりません。

そのためには、自分が「好き」になった人に、自分を「好き」になってもらえる確率を少しでも高めていくことが大切です。合コンで、結果にコミットする方法について書いてみます。

まずは「初頭効果」です。「初頭効果」とは、はじめて会ったときの第一印象が、その後の印象を決めてしまうことをいいます(渋谷,2012)。

『人には聞けない 恋愛心理学入門』(渋谷,かんき出版)の18ページで紹介されている心理実験では、ある一人の人(Aとします)が、二つのグループと会います。一つ目のグループでは、Aは好感のもてる振る舞いをします。二つ目のグループでは、Aは冷淡で横暴な振る舞いをします。

Aは、一つ目のグレープには良い評価を獲得します。しかし、二つ目のグループにいた人は、Aの「容姿、癖、なまり、が好ましくない」と評価しました。一つ目のグループと、二つ目のグループではAの態度が違うだけです。そのため、「容姿、癖、なまり」は同じなはずです。しかし、二つ目のグループにいた人は、Aの態度以外に対しても悪い評価を下しました。

この実験からわかることは、一度悪い印象を持たれてしまうと、全てに対して悪い印象を持たれてしまうということです。

合コンで言えば、出会った「瞬間」で全てが決まってしまう訳です。だとしたら、何をすればいいかがわかります。相手と対面した「その一瞬」に一番力を入れていけばいいんです。

逆を言えば、相手と対面した「その一瞬」でハズしてしまえば、その後の発展はないということです。スベラナイ話も、気の利いた質問も必要ありません。相手と対面した「その一瞬」で、最低でも「悪くないな」程度の評価を目指すことが大切です。「一瞬の印象が、一生続く」(渋谷,2012)のです。

二人の関係を発展させる方法。

では、無事に相手と対面した「その一瞬」を乗り越えることができたとして話を進めていきましょう。まだ相手は自分のことを「悪くないな」程度にしか思っていません。しかし、ここから何としても二人の関係を発展させていきたいところです。どうすればいいのでしょうか。

答えは、「会って会って会いまくる」ことです。アメリカの心理学者ザイオンスの証明した「単純接触の原理」を行動に移すだけです。

『人には聞けない 恋愛心理学入門』(渋谷,かんき出版)の24ページで紹介されているザイオンスの行った心理実験では、10枚の人物の写真を被験者に見せていきます。

ただ、ザイオンスは写真によって被験者に見せる回数を変えました。2枚は2回、別の2枚は5回、更に別の2枚は25回、繰り返して被験者に見せました。その結果、見せられた回数が多いほど被験者の好意度が高くなることが明らかになりました。

つまり、対象に対して、何の感情も持っていなくても、ただ「何回も見ている」だけで、人は好意を持ってしまうということです。だから、合コンで気になる人がいたら、とにかく「会って会って会いまくる」ことが大切になる訳です。

しかし、忘れてはいけない点が一つあります。「単純接触の原理」が有効なのは、第一印象が「悪くなかった」場合だけということです。第一印象が「良くない」時は、会えば会うほど嫌われるという実験結果もあるそうです。

だからこそ、先ほど紹介した「初頭効果」がとても大切になります。相手と対面した「その一瞬」で、「悪くないな」という評価さえ得ることができれば、後は会って会って会いまくるだけです。

相手と対面した「その一瞬」が大切。

さて、今日は合コンで結果にコミットする方法について書いてみました。ざっくりまとめれば、合コンで何より大切なことは、相手と対面した「その一瞬」です。「その一瞬」がマイナスから始まってしまうと、取り返すことはとても難しくなります。

逆に「その一瞬」さえ失敗しなければ、後はいじくり過ぎず、「単純接触の原理」を利用し、会って会って会いまくることで、結果にコミットできる確率は高くなります。

次回は、合コンで結果にコミットするための距離感、そしてタイミングについて書いてみたいと思います。

合コンには人生を豊かにする力があります。合コンで、皆さまの人生が更に豊かになることを願っています。

【引用・参考文献】

石原壮一郎(2008)『大人の合コン力検定:合コンを制す者は、ビジネスを制する』ソフトバンククリエイティブ

加藤諦三(2018)『なぜか恋愛がうまくいかない人の心理学』PHP研究所

河合俊雄(2018)『NHK 100分 de 名著 河合隼雄スペシャル:こころの構造を探る』 NHK出版

齋藤勇(編著)(2006)『イラストレート 恋愛心理学:出会いから親密な関係へ』誠信書房

渋谷昌三(2012)『人には聞けない 恋愛心理学入門』かんき出版

渋谷昌三(2014)『思いのままに人を動かす 心理学入門』かんき出版






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majima.minoru

これまでに4000件以上の合コンをセッティングし、4000件以上の合コンを見てきました。
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