合コンで、結果にコミットしたい時に読む本。その2。タイミングと距離感。

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今日は、渋谷昌三『人には聞けない 恋愛心理学入門』を参考に、合コンで結果にコミットする方法について書いてみます。大切なのは、タイミングと距離感です。

恋に落ちるタイミング。

たまたま出会った二人が、「今」だからこそうまくいく時もあれば、「今」だからこそうまくいかない時もあります。うまくいっている二人に要因を聞くと「タイミング」です。うまくいかなかった二人に要因を聞いても「タイミング」です。

このように、恋愛では「タイミング」がとても大事です。ただ、誰もがタイミングの大切さは理解しています。難しいのは、その「タイミング」がいつなのかということです。今なのか、一ヶ月後なのか、一年後なのか… これが分からないから恋愛は難しい訳です。

『人には聞けない 恋愛心理学入門』(渋谷,かんき出版)の28ページで紹介されている心理学の実験は、適切な「タイミング」について一つのヒントを与えてくれます。結論から言えば、「相手が自信をなくしている時」それは、人が恋に落ちるタイミングです。

この心理学の実験が明らかにしたことは、「自分に自信をもっているときより、自信を失っているときのほうが、出会った人に好意を抱きやすいという法則」(渋谷,2012)になります。どんな実験を行ったのか、ざっくり説明してみます。

考えてもみなかった異性にも好意を抱いてしまう時。

まず、若い女性を二つのグループに分けて性格検査を行います。性格検査後、男子学生が女性をデートに誘います。

その後、一つの女性グループには「自己評価を高める内容」を伝えます。もう一つの女性グループには「自己評価を低める内容」を伝えます。この状況で、男子学生に対する好意度を調べます。

結果は、「自己評価を低める内容」を伝えられた女性グループのほうが男子学生に対する好意度が高くなることが明らかになりました。

つまり、もし男性が女性をデートに誘うのであれば、相手女性の自己評価が高い時より、低い時のほうが恋が始まる可能性が高くなるということです。もし、相手女性が自分にまったく興味を示していないのであれば、グイグイ押すだけではなく、一度引いて、相手女性の自己評価が低くなる時をじっと待つことです。

たしかに、長年付き合っていた二人が別れて、その直後に付き合った人と結婚するパターン… よく聞きますよね。もしかしたら、失恋で自己評価が低くなっていたのかもしれません。

やはり、すべては「タイミング」です。一切相手が自分に興味を示していなかったとしても、人生何が起こるかわかりません。「自己評価が低くなると、今までは考えてもみなかった男性にも好意を抱いてしまう」(渋谷,2012)ということが起こります。

この実験は男性が女性を誘うパターンです。しかし、わたし独自の見解で言えば、自己評価が低くなった男性でも同じことが言えます。仕事で失敗した時、失恋した時、気分が落ち込んでいる時… やさしくされたら、わたしはイチコロです。

恋に落ちる距離。

さて、タイミングはわかりました。次は「距離感」です。二人の間の「距離感」を上手に使うことができれば、二人の関係が発展する確率は高くなります。ヒントは、「パーソナルスペース」です。

『人には聞けない 恋愛心理学入門』(渋谷,かんき出版)の40ページで紹介されている概念である「パーソナルスペース」。これは、「一人ひとりがもっている、他人に侵入を拒むエリア」(原文ママ)(渋谷,2012)のことを言います。

例えば、今自分が病院の待合室にいるとします。ガラガラです。一人の人がやってきて隣に座りました。しかも、身体が今にも触れそうな距離です。「えっ!?」と思いますよね。そして、とても疲れます。なぜか、それは、自分の「パーソナルスペース」に見ず知らずの他人が侵入してきているからです。

では、自分が病院の待合室にいるとします。ガラガラです。恋人がやってきて身体が今にも触れそうな距離に座りました。「ホッ」としますよね。そして、とても安心しますよね。なぜか、それは、相手によって許容できる「パーソナルスペース」の広さが変わるからです。

二人の親しさの程度によって、二人の間の「心地良い」物理的な距離感が決まるということです。親しくない人との距離が近過ぎれば、不快になります。しかし、親しい人であれば、近い距離にいることは安心感をもたらしてくれます。

職場でも合コンでもどこでも同じです。自分が一切興味のない人との距離が「程よい距離」であれば、問題はありません。しかし、相手との距離が「近過ぎる」と不快感や苦痛が生じるようになります。

タイミングを計り、45㌢以内に飛び込む。

『人には聞けない 恋愛心理学入門』(渋谷,かんき出版)の41ページによれば、「パーソナルスペース」は大きく分けると4つに分けられます。

二人の距離が、0~45㌢を「密接距離」。45~120㌢を「個体距離」。120~360㌢を「社会距離」。360㌢~を「公衆距離」と呼びます。更に、それぞれに近接相と遠方相が存在します。

「密接距離」の近接相は0~15㌢です。例えば、恋人や夫婦は手を繋いだり抱き合ったりします。この範囲に入れるのは、かなり親しい二人に限られることがわかります。「密接距離」の遠方相は15~45㌢です。ちょっとのことで、お互いが簡単に触れられる距離なので、親密な二人の距離といえます。

「個体距離」の近接相は45~75㌢です。「手を伸ばせば届く距離 恋人や夫婦以外の異性が入ると誤解を招く」(渋谷,2012)距離になります。そして、120~360㌢の間である「社会距離」は、仕事をする仲間や取引先との間での適切な距離と言われています。

さて、「パーソナルスペース」についてざっくりと見てみました。合コンで考えれば、「密接距離」や「個体距離」にいきなり入ってしまうのは、かなり危険です。親密度が低い状況で、いきなり物理的距離を縮めてはいけません。相手は不快に感じ、引くだけです。

しかし、物理的な距離である「パーソナルスペース」を上手に使うことができれば、心理的距離を縮めることも可能です。好きだから近づきたくなるのではなく、近くにいたから好きになる、こともあるということです。

このパーソナルスペースは、まだ恋人ではないけれど、もっと親しくなりたいというときに、思いきって縮めてみると効果があるといわれてます。それまで保ってきた個体距離を、一気に密接距離まで縮める機会をもってみるとよいでしょう。

渋谷昌三(2012)『人には聞けない 恋愛心理学入門』かんき出版,p.40

そこそこの関係性が築けているとしたら、思い切ってグッと45㌢以内に入り込んでみることです。そして、45㌢以内には長時間留まらず、相手の反応を見て、また45~120㌢の「個体距離」に戻ることです。

そして、隙があればすかさずまた45㌢以内に入り込む。相手の反応を見ながら、相手が不快にならない程度で繰り返すことです。

45㌢以内は、親しい二人の距離です。その距離に異性が入ってくれば、誰でもドキドキします(嫌いな人の時は嫌悪感になります。注意しましょう)。その一瞬の「ドキッ」がジャブのように効いていくはずです。

合コンで結果にコミットする方法。

今日は、合コンで結果にコミットする方法について書いてみました。大切なのは、タイミングと距離感です。二人の関係がなかなか発展しない時、押してもダメなら引いてみることです。そして、相手の自己評価が低くなる時を待つことです。

そして、普段は適切な「距離」を保ちつつ、タイミングを見計らい、軽くジャブを打つように「親密な二人の距離」である45㌢以内に飛び込んでみることです。一瞬の「ドキッ」が二人の心の距離をも縮めてくれます。

この記事が、なかなか先に進まない二人の関係を発展させるきっかけになることを願っています。

合コンには人生を豊かにする力があります。合コンで、皆さまの人生が更に豊かになることを願っています。

【引用・参考文献】

石原壮一郎(2008)『大人の合コン力検定:合コンを制す者は、ビジネスを制する』ソフトバンククリエイティブ

加藤諦三(2018)『なぜか恋愛がうまくいかない人の心理学』PHP研究所

河合俊雄(2018)『NHK 100分 de 名著 河合隼雄スペシャル:こころの構造を探る』 NHK出版

齋藤勇(編著)(2006)『イラストレート 恋愛心理学:出会いから親密な関係へ』誠信書房

渋谷昌三(2012)『人には聞けない 恋愛心理学入門』かんき出版

渋谷昌三(2014)『思いのままに人を動かす 心理学入門』かんき出版







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これまでに4000件以上の合コンをセッティングし、4000件以上の合コンを見てきました。
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