合コンで輝くため、対人関係と自分関係を磨きたい、そんな時に読みたい本。

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この記事のポイント。

人間関係=対人関係+自分関係。もし自分が対人関係で常に我慢していたら。誰ともモメることはありません。しかし、常に自分が折れていたら、心の底から笑えなくなりますよね。松田(2006)によれば、これは自分の中のaとbの関係が崩れることが原因です。

aは、怠けたり楽しいことだけをしたい快楽原理のこと。bは、しっかりしよう、向上しようというように快楽原理に対抗する働きをします。aが強すぎるとワガママで自己中心性が強くなり、他者との関係がうまくいかなくなります。逆にbが強すぎると、本来自由である部分を押さえつけるので、ストレスが多く自分を嫌いになってしまいます。

合コンも同じです。対人関係を大事にし過ぎてもいけないし、自分関係を大事にし過ぎてもいけません。両者のバランスが何より大切な気がしています。合コンで、周りも自分も大切にしたい時に読む本です。

▼本文はここからです。

合コンでも職場でも、家でも必須の能力。

合コンでも、職場でも、家でも、友人同士でも、恋人同士でも、夫婦でも… いつでも、どこに行ってもコミュニーケーション能力は必要になりますよね。本屋に行けば、コミュニーケーション能力を磨くというタイプの本が山ほどありますし、その内容も、話し方や聴き方、会話中の沈黙に対する対処の仕方… というように多岐にわたります。公文教育研究会の「家庭学習調査2017」によれば、親が子供に習得してほしいものの第一位はコミュニケーション能力になります。誰もが、少しでもコミュニーケーション能力を上げたいと考えている時代なのかもしれません。

ではなぜ、コミュニーケーション能力が必要になるのか。それは、松田(2006)がこの本のⅲページで述べているように、「コミュニーケーションを通して相手との関係性を学ぶ」という目的があるからなのだと思います。僕たちは、相手との関係性という人間関係から多くの経験をします。嬉しいことも楽しいこともあれば、辛いことも面倒くさいこともあります。高いコミュニケーション能力があれば嫌なことがなくなる訳ではありません。しかし、適切なコミュニーケーションによって周囲の人たちとの間に適切な関係性を築くことができれば、自分の心の健康と相手の心の健康を健全に保つことが出来るのだと思います。

人間関係は人生のすべて。

「学問は人生のひとつだが人間関係は人生のすべてである」とは、松田(2006)がこの本の中で紹介しているギリシャの哲学者ドキシアデスの言葉です。また、ブリガム・ヤング大学の心理学教授ジュリアン・ホルトランスタッドの「死亡リスクを減らす効果が大きいのはなに?」という研究によれば、死亡リスクを減らす要因の2位が「親しい人間関係」、1位が「社会への溶け込み」、というように、2位と1位のどちらも人間関係に関わることです。今も昔も、そしてこれからも、人生は人間関係がすべてと言っても過言ではないのだと思います。

この本は、ストレスと怒り、人間関係は50対50、自己開示、笑顔の大切さ、聴き方や話し方の技法、ノン・バーバルコミュニーケーション…というように構成されています。各トピック共ボリュームが多すぎもせず少なすぎもせず、気軽に読めるところが僕は気に入っています。小難しく書かれていないので、人間関係で悩んだ時や、人間関係のスキルを高めたいと感じた時は、まずこの本を読んでみることをオススメします。

対人関係と自分関係。

中でも、2ページで述べられている「人間関係は対人関係と自分関係」というところと、59ページで述べられている「人間関係は相手の出方次第で決まる」という部分は、合コンに参加する方たちにとてもオススメのトピックになっています。

松田(2006)によれば、いい人間関係は、いい対人関係といい自分関係によって成り立つといいます。例えば、もし自分が対人関係で常に我慢をして生活していたとしたらどうでしょうか。恐らく誰ともモメることもないので、大きなトラブルになることはないでしょう。しかし、常に自分が折れていたり、常に我慢しかしていなかったとしたら、恐らく心の底から笑えなくなってしまいますよね。

自分の中のaとb。

松田(2006)によると、これは、Aさんの中のaとbの関係が崩れてしまうからだと言います。Aさんの中のaは快楽原理に従っています。つまり、怠けたり楽しいことだけをしていたいという部分です。Aさんの中のbは快楽原理に対抗します。つまり、頑張ろう、しっかりしよう、向上しよう、という部分です。aの部分が強すぎて、bの部分が弱すぎるとワガママで自己中心性が強く、他者との関係がうまくいかなくなります。逆に、bの部分が強すぎて、aの部分が弱すぎると本来自由である部分を押さえつけるので、周囲とトラブルは起こしませんが、ストレスも多く自分を嫌いになってしまいます。

もし、対人関係での問題は起こさないけれど日々の生活でストレスが多いという場合は、人間関係を大事にするあまり、自分関係が犠牲になっているのかもしれません。もっと自分関係を大切にする必要がありそうです。そのためには、まず周囲に合わせ過ぎてしまう自分を認めてあげること、そして反省し意識的に自己主張してみること、が大切になるのだと思います。

逆に、もし自己主張が強く、ストレスは少ないが対人関係でのトラブルが多い場合は、自分関係を優先し過ぎることで対人関係が犠牲になってしまっているのかもしれません。自分も大切ではあるけれど、周囲との関係も大切です。この場合は、意識的に自己主張を抑えてみることが大切になるのだと思います。具体的には、主張せずに一旦我慢することや、あえて周りに合わせてみること、他者の話を聴いてみること、というような行動が大切になりそうです。

このように、対人関係と同じくらい、自分関係も重要です。まずは、自分のaと自分のbの間でバランスをしっかりととることが大切です。そして、自分関係のバランスを取りつつ、対人関係のバランスもとっていくことが重要な気がします。

人間関係は相手の出方次第で決まる。

「人間関係は相手の出方次第で決まる」という部分、実はこれ続きがあるんです。「人間関係は相手の出方次第で決まる」の後に、「つまり自分の出方が大切ということです」という文章が続きます。相手にとっての「相手の出方」とは、つまり、「自分の出方」なんですよね。相手に変わってほしいと思う前に、まず自分が変わるということが大切なのだと思います。これは、合コンでも言えますよね。合コンも相手の出方次第で決まってしまいます。それはつまり、自分の出方次第ですべてが決まる、ということです。この本と合コンで、皆さまの人生が更に豊かになることを願っています。

【引用・参考文献】松田哲(2006)
『人間関係とコミュニケーション:ギターと映像によるコンサートレクチャー第1ステージ』流通経済大学出版会

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