合コンで、これから伸びるパートナーを見つけたい時に読む本。

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興奮度★★★

この記事のポイント。

1989年3月の世界企業ランキング上位10社中、8社が日本企業です。2019年のランキングでは、日本企業は上位10社に一つもランクインしておらず、トヨタ自動車がようやく42位となっています。

たったの30年で世界はガラリと変わってしまったのです。その背景にあるもの。それは、デジタルテクノロジーの急速な発展と、そのテクノロジーがスマートフォンに凝縮されたことだと大前(2019)は言います。

そして、変化のスピードは更に加速していきます。大きな変化が物凄いスピードで起こる時代。大前(2019)によれば、「常に学び続けていく姿勢」が必要だと言います。合コンで、これから伸びるパートナーを見つけたい時に読みたい一冊です。

▼本文はここからです。

デジタル・テクノロジー が世界を変える。

この本に頻繁に出てくるのが、「デジタル・ディスラプション」という言葉です。大前研一さんによると、アナログ技術を前提に成り立っていた既存のビジネスを一気に駆逐してしまうことだそうです。代表的な企業を挙げると、Uberがタクシー業界に、Airbnbはホテル業界に、Amazonは小売業全体に、それぞれ世界中で大打撃を与えていますよね。

背景にあるのは、AIやロボットというデジタル・テクノロジーの急速な発展と、そのテクノロジーがスマートフォンに凝縮されたことだと大前研一さんは述べています。

スマートフォンの破壊力。

たしかに、10年前では想像できないほどに僕達の生活は変化してきているように思います。スマートフォンで物をどこでも買えて、次の日には家に届くようになり、いらなくなった物はスマートフォンで簡単に売ることができます。そして、近くのコンビニから簡単に発送できてしまいます。車に対する意識も所有からシェア、というように少しずつ変わってきていますよね。

これらの変化は、全てデジタル・テクノロジーの世界を基礎に起こっています。見知らぬ人と物の売買が出来たり、見知らぬ人と車をシェアできる。そして、空いている時間を売ることも出来てしまう。スマートフォンの存在が世界を根本的に変えてしまったのだと思います。

そして、このスマートフォンの存在があるからこそ、ある国で生まれたサービスが瞬く間に世界中に広がっていきます。サービスが進歩したり、広がるまでにかかる時間が圧倒的に短くなってきているのです。

変化と進歩のスピードは更に上がる。

つまり、世界が日々物凄いスピードで激変していっているのです。例えば自動車産業です。トヨタの社長である豊田章男さんが、終身雇用を続けていくのは厳しいと発言し、幹部のボーナスの一部をカットしたことが、最近ニュースになりましたよね。現状の制度のままでは生き残ることが難しいと、豊田章男社長は感じているのだと思います。

もちろん、危機感を持たせ、やる気を鼓舞するため、意識を変革させるために行ったのかもしれません。ただ、大前研一さんによれば、今後、自動車業界は、EV化、シェアリングサービス化、自動運転化、に進んでいくことは確実で、2035年頃には、自動車業界全体の利益の40%が新サービスでもたらされるという予想を紹介しています。 つまり、今と同じことをし続けていては生き残れない世界がやってきます。10年前から現在までですら大きく変化した世界が、今後15年、20年、30年で、更に大きく変化していく、ということが言えると思います。

30年後は誰にも予想できない。

この本では、1989年3月の世界企業価値ランキングと、2018年9月の企業価値ランキングが載っています。それによると、1989年のランキング上位10社中、8社が日本企業ですが、2019年のランキングでは、日本企業は上位10社に一つもランクインしておらず、トヨタ自動車がようやく42位となっています。 また、1989年のランキングで上位10社に入っている8社の日本企業のうち、6社が銀行です。しかし、2019年現在、大手の人員削減のニュースをみてもわかるように、銀行業界の先行きは決して楽観できるものではありません。

このように、たったの30年で世界はガラリと変わってしまうんです。トヨタですら、もしかしたら、15年後には終身雇用が無くなっているかもしれません。今ある大企業も、もしかしたら無くなってしまっているかもしれません。

今後、このような大きな変化が、物凄いスピードで起こっていくと考えると、合コンで何を重視するのが重要かも変わっていきますよね。変化に柔軟に対応できる姿勢と、この本で大前研一さんが述べているように、常に学び続けていく姿勢、この二つを持っている人が、すでに始まっている「答えのない時代」には、一番強いのではないかなと思います。

効率的じゃないからこそ合コンは不滅。

そして、ふとこんなことも考えました。10年後、20年後、30年後に合コンは残っているのか。デジタル・テクノロジーが更に進歩して、家から一歩も出ずに仕事もできるようになり、友達とコミュニケーションできるようになる時代があっという間にやってくるかもしれません。

敢えて、メンバーの時間を合わせて、相手とも時間と人数を合わせて、更に言えば、タイプじゃない人とも当たってしまう可能性のある合コンが、その時代に生き残れるのか。マッチングアプリがもっと進歩したら、合コンなんて効率の悪い飲み会は無くなってしまうのではないか。そんなことも考えました。

しかし、合コンは永遠に無くならないと思います。確か落合陽一さんが、「人生は結局飲み会みたいなもの」と言っていたと思います。情報交換や議論を行うことだけなら、直接合わなくてもメールで済むはずだし、そのほうが効率ははるかに良いはずです。だけど、「飲み会」をするわけです。そして、何も生産的なことが行われているわけではないのに、「飲み会」はとても楽しいですよね。

世の中が便利になればなるほど、情報伝達や仕事が効率的に行えるようになればなるほど、合コンの持つ魅力が輝きを増していくと僕は信じています。この本と合コンで、皆さまの人生が更に豊かになることを願っています。

【引用・参考文献】
大前研一(2019)『大前研一 世界の潮流2019〜20』プレジデント社

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