合コンで、美人が幸せになる方法。がわかる本。

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興奮度★★★

美人最強説。

合コンにおける強者、それは「美人」です。例えば、合コンに参加している男性とお話ししていると、「カワイイ娘がいい」とか、「キレイな人がいい」とか、「スタイルが良い人がいい」という話をよく聞きます。そして、そのような「いわゆる美人」は合コンでモテます。しかも、圧倒的にモテます。何もしなくてもモテてしまいます。

「どんな性格なのか」とか、「自分と合うのか」とか、「一緒にいて楽しいのか」ということも大切なのは、誰もがわかっているんです。わかっているのに、そんなことは後回しになります。まず何より、その「類まれな外見的魅力」が多くの男性を惹きつけてしまうわけです。

態度が悪かったり、あからさまにつまらなそうな雰囲気を出さない限り、合コンでは、「外見的魅力」が高いほど有利になります。想像してみてください。合コン相手が中条あやみさんと、新垣結衣さんだったとしたら… そうなんです。話す前から既に好きですよね。これが合コンです。

どれだけ「美人なのか」ということは、多くの場合「持って生まれたもの」で決まります。「世の中不公平だなー」と思いたくもなります。実際、圧倒的なイケメンを目の前にした時、「この顔だったらなー」とよく思います。

合コン後に食事に誘われる確率も、その後告白される確率も、「いわゆる美人」の方が高くなるのではないでしょうか。このように、合コンでは「美人」が圧倒的に有利です。

「美人=幸せ」ではない。

しかし、美人であれば「幸せになれる」訳ではありません。どれだけ合コンでモテても、どれだけ多くの人に告白されたとしても、それは「幸せ」とは関係がありません。外見的魅力が高いけど「幸せでない」人もいれば、外見的魅力が低いけど「幸せ」な人もいます。もちろん、外見的魅力が高くて「幸せ」な人も、外見的魅力が低くて「幸せでない」人もいます。

この本の85ページで、カリフォルニア州オークランドの私立女子大学の卒業アルバムの写真に注目した研究が紹介されています。ざっくり説明すると、卒業アルバムの写真を見ただけで、研究者たちは十数年後の彼女たちの姿を予想することができた、というものです。

十数年後、彼女たちが「結婚しているのか」そして、「どれだけ結婚生活に満足しているのか」ということが、卒業アルバムの写真を見ただけで研究者たちにはわかってしまったのです。

幸せ=デュシェンヌスマイル度。

ポイントは「デュシェンヌスマイル」と呼ばれる笑顔です。「デュシェンヌスマイル」とは、フランスの精神科医のデュシェンヌが発見した「本物の笑顔」といわれる表情です。 特徴は、目の周りがくしゃくしゃになり、シワが寄り、口角が上がります。いわゆる、「満面の笑み」のことですね。

研究者たちは、卒業アルバムの写真の「デュシェンヌスマイル度」を10段階で評価したのです。卒業写真の中で、ポジティブ感情を表していた女性(デュシェンヌスマイル度が高い)は、中年になっても順調な結婚生活を送っていたといいます。

この事例では、ハーカーとケルトナーという研究者が、対象者がどれだけ魅力的だったかも調査しています。しかし、「外見的魅力の高さ」と「デュシェンヌスマイル度の高さ」にはあまり関係がなかったそうです。

また、この本の87ページでは、アメリカの教育修道会であるノートルダム教育修道女会の修道女たちが書いた自伝的作文から、感情面に関する内容を分析した、ケンタッキー大学のデイビッド・スノードンらの研究も紹介されています。

その研究によれば、「ポジティブ感情」は長寿に著しく関係していて、幸福感が比較的多かった修道女は、幸福感が少なかった修道女より、平均して10年長く生きていたそうです。

人生は不公平。だからこそ。

この二つの研究からわかること、それは「人生は不公平」ということです。もともと備わっている「デュシェンヌスマイル度」が高ければ、幸せな生活を送ることができます。結婚していれば、結婚生活も順調です。ポジティブ感情や幸福感が多ければ、長生きできる確率も高くなります。

美人であるか否かということも不公平ですが、美人で生まれたとしても、本人が「幸せ」でなければ、「美人である」ことに意味はありませんよね。チヤホヤされなくても、心の底から「楽しー」と叫べるほうが幸せな気がします。

美人であるか否か、ということをテーマにしてみましたが、これは全てのことに通じることです。外見、頭の良さ、育った環境、両親、性格、気質、能力、心の成長度… 人生は、そもそも全員のスタートラインが違います。与えられた条件も、持っている能力も違います。

確かに、ある面から見れば不公平かもしれません。しかし、また別の面から見れば自分が圧倒的に有利な立場かもしれません。だとしたら、大切なことは「自分がどのように生きるのか」ということです。若くしてガンで亡くなったカーネギーメロン大学のランディ・パウシュ教授は次のように言っています。

We cannot change the cards we are dealt,
just how we play the hand.
私たちは、配られたカードを変えることはできない。
ただ、どんな手で勝負するかは変えることができる。

ランディ・パウシュ

自分に与えられたもの、自分が持っているものを最大限に活かして、「どうやって幸せになるのか」。つまり、「どう生きるのか」。そんな時に手助けをしてくれるのがこの『ポジティブ心理学入門』です。今よりポジティブになるための簡単なエクササイズが紹介されているので、是非読んでみてください。

本には人生を豊かにする力があり、合コンにも人生を豊かにする力があります。この本と合コンで、皆さまの人生が更に豊かになることを願っています。

【引用・参考文献】
クリストファー・ピーターソン(著)宇野カオリ(訳)(2012)『ポジティブ心理学入門:「よい生き方」を科学的に考える方法』春秋社

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この記事を書いた人
majima.minoru

これまでに4000件以上の合コンをセッティングし、4000件以上の合コンを見てきました。
合コンと本とスペアリブが好きです。当サイトを運営しています。

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