お金の運用だけでなく、合コンの運用も上手くなる本。

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興奮度★★★★

この記事のポイント。

想像してみてください。
A:去年は運用資産一億円だったが運用に失敗し現在、運用資産一千万円のあなた。
B:去年は運用資産百万円だったが運用に成功し現在、運用資産一千万円のあなた。

Aは不幸と感じ、Bは超ハッピーですよね。Aは損を取り返すために勝負に出るかもしれません。Bはまた上手くいく気がして更に投資したくなります。現在の状況は同じなのにAとBの運用方法には違いが生まれます。この違いを生むものが私たちの「気分・感覚」なのです。

合コンも同じです。
A:前回めっちゃ楽しかったー。
B:前回めっちゃつまらなかったー。
明日合コンに誘われて、Aなら行きたくなるかもしれないけど、Bだと迷います。けれど、Aの状況もBの状況も明日の合コンに来る相手は変わりません。どんな人と出会うのかというのはわからない訳です。

けれど、「気分・感覚」に依存してしまう。この気持ちとてもわかります。しかし、仕事の都合や急病で急遽メンバーが変わり、運命の出会いがあるかもしれません。「気分・感覚」だけに頼るのではなく、とにかく行動してみることも大切な気がします。合コンと金融リテラシーが身につく一冊です。

▼本文はここからです。

お金って大切ですよね。

世の中お金ではありません。しかし、やはりお金は大切です。昔読んだ本に、女性は「運命の出会い」という響きが好きで、男性は「愛があればお金はいらない」という響きが好き、というようなことが書いてあり、20代の頃、妙に納得したような記憶があります。

2019年で35歳になった僕は、お金を稼ぐこと、生活していくことの大変さを知り、「愛があればお金はいらない」とは少し違う感覚になったかなと思います。お金は必要です。そして、愛もほしいです。

金融リテラシーを身につける。

さて、積み立てNISAやiDeCo、という言葉、聞いたことはありますよね。
人生100年時代に突入し、年金だけでなく、資産を自分自身で形成する時代がやってきているのだと思います。

投資というと、もしも、金融危機が突然訪れたらと考えてしまったり、買った株が暴落しそうで怖い…と、漠然と損をしそうな気がして、ちょっぴり怖いと感じているのは、僕だけではないのではないような気がします。けど、実はとても興味があるという。

損はしたくないけど、お金は増やしたい! という欲張りな考え方なんですよね。そんな僕と同じような、投資初心者の方にオススメしたい一冊です。一冊読み終える頃には、読む前とは、比べ物にならないほどの金融リテラシーを手に入れることができていると思います。それだけ、お金に強くなれる一冊です。

もちろん、絶対儲かる方法や絶対に失敗しない方法、というのは載っていません。そんなものはどこにもありません。そのような方法探していると、この先騙されてしまうかもしれません。なので、「絶対儲かる方法や絶対に失敗しない方法」を探している方にこそ読んでほしい一冊といえるかもしれません。

参照点依存症に気をつけよう。

さて、この本が合コンにも通じると思ったのは、次の2点です。
①参照点依存症
②積み立て投資
なんのこと(特に①)!と思いますよね。順に説明していきます。

まず、①参照点依存症これは、行動経済学で用いられる用語です。佐々木(2019)を参考に説明します。

まず、
A:運用資産一千万円のあなた
B:運用資産一千万円のあなた
を想像してみてください。

AもBもどちらも同じ金額を保有しているので、幸せ具合は同じなはずですよね。では、少し説明文を足します。実は状況が少し違っていたんです。

A:去年は運用資産が一億円だったが運用に失敗し、今年は運用資産一千万円のあなた
B:去年は運用資産が百万円だったが運用に成功し、今年は運用資産一千万円のあなた

どうでしょうか。同じ運用資産一千万円です。

けれど、Aは不幸と感じ毎日がお通夜状態です。逆に、Bは超ハッピー!毎日幸福と感じますよね。恐らく、Aの状態にあれば、どうにかして損した分を取り返したいと思うし、毎日眠れないかもしれません。一か八かの勝負に出る確率は高くなるかもしれません。

一方、Bの状態であれば、嬉しいし、もっとうまく行く気がして、更に投資する気になりますよね。佐々木(2019)によると、 Aの状態のあなたと、Bの状態のあなた、仮に全く同じ金融商品を購入していたとしてもこのように思ってしまうといいます。面白いですよね。

Aの状態とBの状態、どうみてもその運用方法まで変わってきてしまいますよね。この運用方法の違いを生むものが、私たちの「気分・感覚」なのです。
たまたま買ったその時の価格が根拠のない基準点(参照点)になってしまうわけです。

Aの状態でがっかりしたのは、参照点(基準点)が一億円になっていたからです。その参照点から見ると、一千万円は10分の一です。これはガッカリするし、不幸な「気分・感覚」ですよね。

Bの状態が嬉しいのは、参照点(基準点)が百万円になっていたからです。その参照点から見ると、一千万円は10倍です。これは相当嬉しいし、幸福な「気分・感覚」ですよね。

Aの状態とBの状態で一千万円を今後一年間運用していくと考えると、違う方法を取るという予想は難しくないと思います。投資の場合、多くはたまたま買った時の価格が参照点になるといいます。つまり、参照点そのものに根拠はないのに、参照点に依存してしまう。これが、参照点依存症です。(佐々木,2019,8章参考)

参照点依存症(合コン編)。

この参照点依存症、合コンにも通じますよね。もし、明日合コンに誘われたとしましょう。

A:前回全然楽しくなかったんだよなー、というあなた
B:前回めっちゃ楽しかったからなー、というあなた

Bの状況だったら、また行きたくなるかもしれないけれど、Aの状況だと、正直迷いますよね。もし、またタイプじゃない人や性格が全然違うタイプの人が来たら… 楽しくなかったら…色々考えてしまうと思います。とにかくテンションは上がりません。

けれど、よく考えてみると、Aの状況でも、Bの状況でも、明日の合コンに来る相手は変わらない訳です。というよりも、分からないという状況ですよね。けれど、参照点に依存してしまう。この気持ち、とても分かります。めちゃくちゃ分かります。けれど、とても勿体ないことなのではないかなと思うんです。

明日の合コン、相手の幹事さんはタイプじゃないかもしれません。けれど、メンバーに運命の人がいるかもしれません。明日の合コン、仕事の都合や急病でメンバーが急遽変更になっているかもしれません。その変更が吉と出るかもしれません(吉でない時も! )。

積み立て投資(合コン編)。

つまり、明日の合コンでは何が起こるかなんて誰にも分からないんです。ただ、この参照点依存症といいますか、気分や感覚で行きたくなくなってしまう気持ち…やっぱりありますよね。楽しかったら行きたくなるし、楽しくなかったら、合コンなんて行きたくなくなります。それが普通だと思います。けれど、やっぱり勿体ない。出会わなければ、そもそも何も始まらないんですから。

そこで、一つの参考になるのが、②積み立て投資です。佐々木さんは、この本の中で、合理的な運用方法として、積み立て投資を勧めています。株が上がったり下がったりという、タイミングを読まず、気分、感情も入れず、毎月や毎年、一定の金額を積み立てて投資していく、という方法です。株は、値上がりするときもあれば値下がりするときもあります。

10年、20年と投資していると、景気循環、プチバブル、金融危機などが発生する可能性もあります。もし、コツコツと10年間積み立て投資をし、1000万円を運用していたとします。突如、金融危機が起こりました。一夜にして、1000万円の価値が500万円になってしまいました。

ここでも、焦らず、冷静に、気分や感覚ではなく、機械的に積み立てを続けるのが得策なのではないでしょうか。なぜなら、金融危機で株価が下がっているとすれば、同じ積み立て投資の金額でより多くの株を手にすることができるからです。

長期的な視点で賢い選択をする。

リーマンショック前後の株価をグーグルで調べると直ぐに出てきますが、金融危機のあと、しばらくは株価は下がったままですが、そこから何年かすると、また持ち直してきています。つまり、そのまま積み立て投資を続けているのが一番賢い選択だったといえるのです。

合コンも長い目で捉えることが大切なのではないかなと思います。合コンには「楽しかった」「つまらなかった」という日々のリターンがあります。けれど、彼氏や彼女を見つける、結婚相手を見つける、自分の人間力に磨きをかける… といった大きな目標から見れば、このリターンは小さなものです(重要なことではありますが)。

この小さなリターンに一喜一憂せず、10回、20回、30回…というような長期的な視点で合コンとの付き合い方を考えてみることが大切なのではないでしょうか。このような長期的視点で合コンを捉えることができると、結果として素敵な出会いに巡り会える確率が上がるのではないかなと思います。

これから、30回合コンをするということを決めていれば、一回や二回つまらなかったとしても、めげることはありません。それが、良い出会いにつながり、自分を磨くことにもつながります。

参照点に依存せず積み立て合コンをする。

話を「積み立て投資」ということに戻すと、「積み立て合コン」をしていくと言えるかもしれません。3対3で、毎月2回、合コンしよう。と決めてしまう訳です。良い時(株で言えば値上がり)もあれば、悪い時(暴落)もあると思います。けれど、一年でみれば72人と知り合えるのです。2年続ければ、144人です。

参照点依存症に縛られず、積み立て合コンを行う。楽しかったしても、楽しくなかったとしても、気分や感情という小さなリターンに縛られず、これから一年、最高のパートナーと出会えるまでは、月に2回、必ず合コンをする。
そんな戦略を立ててみるのも楽しいのではないでしょうか。この本と合コンで、皆さまの人生が更に豊かになることを願っています。

【引用・参考文献】
佐々木 裕平(2019)『わかりやすい投資信託の教科書:イデコやニーサにも使える初心者向けの入門書』Kindle

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