合コン界の覇王を目指す前に読む本。

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今日死ぬかもしれない。そんな時、どのような人の元で働いていたいでしょうか。どのような人の指示に従いたいでしょうか。頭がいい人。行動力がある人。仕事ができる人。どのタイプも魅力的です。しかし、僕だったら、その人達の元では死にたくはありません。

司馬(1979)は、「威」「思いやりの優しさ」というのが、古来、日本にあっては人の大将たる二大要件とされている。知恵や勇気ぐらいなら、それを備えた補佐者がいればいくらでも大将はそれをもつことが出来る、と述べています。

行動力があること、頭が良いことは素晴らしいことです。しかし、「威」や「優しさ」という目に見えない部分を育てることも忘れてはいけない気がします。合コンで覇王を目指す時の本です。

▼本文はここからです。

戦国時代の覇者、徳川家康。

想像してみてください。自分の命がその日に無くなるかもしれない。その一戦で死ぬかもしれない。そんな時、どのような人の下で働きたいでしょうか。どのような人の指揮であれば従うことができるでしょうか。もちろんこれは現代の話ではありません。戦国時代の話です。もしかしたら、その一戦で死んでしまうかもしれない。今だと想像すら出来ない状況ですよね。そのような時代が実際にあったわけです。その戦国時代の覇者、徳川家康がこの本の主人公です。

武田信玄や上杉謙信、織田信長や豊臣秀吉… 名だたる武将に囲まれる中、いかに自分の勢力を拡大していくのか。そして、どのようにして生き残っていくか。とにかくワクワクします。なぜ徳川家康は覇者となることができたのか一度じっくり考えてみる。このことは大きな変化が始まりつつある現代社会を生き抜いていく時にとても役に立つはずです。仕事や合コンで「天下とったる」という時にオススメの一冊です。

大将に必要なもの。

さて、始まりに戻ってみます。自分の命がその日に無くなるかもしれないという時、どのような人の下で働きたいでしょうか。頭がいい人、行動力のある人、実行力のある人、人望のある人… それぞれのタイプに魅力があるし、選ぶ側の性格もあるので、きっとこれは人それぞれですよね。ただ、もし一つだけあげるとすれば、それは「やさしさ」なのではないでしょうか。

想像してみてください。頭が良くて思いやりのない人や、行動力があるけど優しくない人… その人の元で働きたくなるでしょうか。その人のために全力を出したくなるでしょうか。きっとならないですよね。逆に、頭はあまり良くないけど思いやりがある人。行動力はないけど優しい人… がいたらどうでしょうか。僕だったら、その人の元で働きたくなります。全力で、その人を担ぎあげたくなると思います。そして、このような「やさしさ」を持っていたのが徳川家康だと著者の司馬遼太郎さんは言います。

「威」と「思いやりの優しさ」。

「威」「思いやりの優しさ」というのが、古来、日本にあっては人の大将たる二大要件とされている。[……]知恵や勇気ぐらいのものなら、それを備えた補佐者さえ付ければいくらでも大将はそれをもつことが出来るのである。(司馬,1979,p.15)

現代でも、頭が良いことや行動力があること… というのは、ビジネスではとても大切とされています。本屋に行けば、「PDCA」「行動してから考える」「ハーバード流」「東大式」… 頭が良くなるため、行動力を高めるためのHOWTO本が溢れています。しかし、「威」や「思いやりの優しさ」という目に見えない部分も忘れてはいけない気がします。

もちろん、自分を磨く努力は絶対に必要です。行動してみることや勉強することは絶対無駄になりません。しかし、自分が自分でないものになる必要はありません。もし、「優しさ」や「威」が自分に少しでも備わっているなら、その見えない部分をコツコツと育てていくことも忘れてはいけない気がします。ちなみに、「威」というのは細かいことにこだわらず大胆であるというような剛気さのことを言います。

そして、組織の上に立つ人や、チームのリーダーとなる人達であれば、一番必要な能力は、頭の良さや行動力ではなく、「威」と「思いやりの優しさ」になるのではないかなと思います。司馬遼太郎さんが述べているように、有能な補佐者や自分に持っていない部分を補ってくれる仲間がいればそれでいいのです。自分で何もかもできる必要も無ければ、自分が全ての能力において秀でている必要もありません。

自分を知っている人が最強。

どうすれば仕事で成功することができるのか。どうすれば合コンでモテることができるのか。結局、「自分を知っている」人が一番強いような気がします。自分の中に「威」と「思いやりの優しさ」があれば、大将として、その部分を一番磨いていけばいいのです。もし、「威」と「思いやりの優しさ」は劣るけど、「行動力や頭の回転の早さでは負けない」というのであれば、「やさしさ」を持った人と共に働けば、能力も発揮でき、そして幸せになれるのではないでしょうか。大きな変化が始まりつつある現代社会で、戦国時代の覇者、徳川家康の生き方から学べるものはとても多いように思います。本には人生を豊かにする力があり、合コンにも人生を豊かにする力があります。この本と合コンで、皆さまの人生が更に豊かになることを願っています。

【引用・参考文献】
司馬遼太郎(1979)『覇王の家』新潮社

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