合コンで疲れてしまった時に読みたい本。

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興奮度★★★

この記事のポイント。

成功と失敗は自分の体に残ったカス。JR、日本経済新聞、サッポロビール、みずほ銀行、帝国ホテル、この全ての設立に関わった渋沢栄一の言葉です。

「成功や失敗といった価値観から抜け出して、超然と自立し、正しい行為の道筋にそって行動し続けるなら、成功や失敗などとはレベルの違う、価値のある生涯を送ることができる」と渋沢は言います。

つまり、一番大切なのは「どう生きるか」ということ。成功や失敗という結果は、体に残ったカスに過ぎないのです。合コンも同じです。良いパートナーに出会えたかどうかは結果に過ぎません。合コンに参加する中で、何を努力し、何を感じ、何に気づき、何を得たのか、その過程が大切な気がします。合コンに疲れた時に読みたい本です。

▼本文はここからです。

次の一万円札の人。

JR、日経新聞、サッポロビール、みずほ銀行、帝国ホテル…この全ての設立に関わったのが、「次の一万円札の人」である渋沢栄一です。「日本資本主義の父」なんて呼ばれたりしています。その渋沢が書いた本『論語と算盤』を久しぶりに読み返してみました。

ちなみに『論語』とは、中国の孔子とその弟子たちの言行録です。渋沢が、「社会で生き抜いていこうとするならば、まず『論語』を熟読しなさい」(渋沢,2010,p.20)と、この本で述べているように、『論語』には、日常の人間関係の教えが説かれています。「算盤」とはここでは商売のことをさします。この『論語』の教えに則って商売することを渋沢は考えた訳です。

お店を始めたり、会社を作ったり、新しい事業を始める時、色々な理由があると思います。ある人はお金を稼ぎたいと思って始めるかもしれないし、ある人は社会の問題を解決したいと思って始めるかもしれません。楽しくてやっていたことがいつのまにか事業に発展する、ということもあるかもしれません。

資本主義を発展させた強力なエンジン。

しかし、資本主義をここまで発展させた強力なエンジンは何かと問われれば、「お金を稼ぎたい」という欲望が第一にあげられるのではないかなと思います。僕の中にも当然あります。ただ、この「お金を稼ぎたい」という気持ちが大きくなりすぎたり、それだけになってしまうと、これは違う気がしますよね。

「お金を稼ぎたい」という欲望とうまく付き合えればいいのですが、人間はそこまで強くないのかもしれません。やはり暴走してしまいます。例は、現在にも過去にも沢山ありますよね。この欲望の暴走にブレーキをかける存在として、渋沢は『論語』を選んだ訳です。『論語』の教えを商売に活かすことで、自分の欲望と上手く付き合い、格好いい働き方を目指したのだと思います。

角があるからこそ面白い。

さて、この本が実業家の方たちのバイブルになるのは当たり前なのですが、僕は、合コンに参加する人たちのバイブルにもなると考えています。更に言えば、「生き方」のバイブルだと思います。 例えば、渋沢は、「正しい道をあくまで進んで行こうとすれば、争いを避けることは絶対にできないものなのだ」(渋沢,2010,p.55)と述べています。そして、人格は円満でもどこかに角がなければならないとも言います。

渋沢が述べているように、進んで争い事を起こしたり、常に周りと喧嘩しているというのは問題です。けれど、周りと上手く付き合い過ぎることも問題なのだと思います。角があるからこそ人間臭くて面白いし、ここだけは絶対に譲れないというものがあるからこそ、その人の人生が輝くような気がします。

合コンで考えてみると、明るく気が利いている人がいれば恐らく合コンではモテるはずです。更に、その人が良い意味で角がある人間であれば、「絶対にあなたがいい」と言ってくれる人も現れるだろうし、「絶対にあなたがいい」という人にも出会えるのだと思います。なぜなら、その人に角という個性があるからです。

逆に、相手の気をひくためや、周囲から好かれる為だけに明るくしていたり、場を円満にするためだけに気を使っていたとしたら、どうでしょうか。その場ではモテるかもしれません。しかし、角という個性はすっかり無くなってしまいますよね。すると、「絶対にあなたがいい」と言ってくれる人は現れないだろうし、「絶対にあなたがいい」という人にも出会えないのではないかなと思います。なぜなら、同じような人が他にも沢山いるからです。

間違った努力。

何が言いたいのかと言うと、もしかしたら、僕たちは、気づかないうちに自分の角を無くそうと頑張ってしまっていないだろうか。つまり、間違った方向に努力してはいないか、ということです。他人と喧嘩してしまう原因になる角が無ければ、その場は円満に収まります。人間関係は上手くいきます。しかし、その副作用として、自分の個性が無くなってしまっては、元も子もないような気がします。

合コンでは、周りとの関係を円く収めるスキルも重要です。そして、モテる為に努力することも大切です。しかし、その中でも自分の角を無くしてはいけないのだと思います。自分の絶対に譲れないものとは何か、自分はどんな角を持っているのか、そんなことを考えながら合コンしてみるのも楽しいかもしれません。

成功と失敗は自分の体に残ったカス。

また、渋沢は、成功と失敗は自分の体に残ったカスと述べています。成功や失敗はあくまで結果に過ぎないということだと思います。合コンでも同じですよね。良いパートナーに出会える合コンもあれば、出会えない合コンもあります。良いパートナーに出会えた合コンが素晴らしくて、出会えなかった合コンが素晴らしくないかと言えば、そうではないと僕は考えています。合コンというものの中で、自分は何を努力したのか、そして、何を感じ、何に気づいたのか、何を得ることができたのか。 良いパートナーに出会えることも出会えないことも、それは結果に過ぎません。もしパートナーが見つかったとしても、その為に無理して自分の角を削ってしまっていたら、それは幸せとは言えませんよね。大切なのは、いい意味で角のある自分であること、のような気がします。

成功や失敗といった価値観から抜け出して、超然と自立し、正しい行為の道筋にそって行動し続けるなら、成功や失敗などとはレベルの違う、価値のある生涯を送ることができる。成功など、人として為すべきことを果たした結果生まれるカスにすぎない以上、気にする必要などまったくないのである。(渋沢,2010,p.220)

渋沢栄一を真似てみる。

テクノロジーの急速な発展によって、「仕事」の定義が根本から変わろうとしている時代だからこそ、自分の中に「いかに生きるか」という芯を持つことが大切です。そして、自分だけの「芯」を持つことを考えた時、「真似」から始めてみることがとても有効だと思います。一流の、野球選手やサッカー選手も、初心者の時は上手い人の真似からスタートしているのです。

渋沢栄一が、『論語』に自らの手本となる生き方、格好いい働き方、を求めたように、この『論語と算盤』を読み、渋沢栄一の生き方を真似してみることは、自分だけのオリジナルの生き方を作っていく過程で役に立つのではないでしょうか。これから事業を始める方だけでなく、自分は何のために働いているのか、ということに迷った時にも、読んでみてほしい一冊です。この本と合コンで、皆さまの人生が更に豊かになることを願っています。

【引用・参考文献】
渋沢栄一(著)・守屋淳(訳)(2010)『現代語訳:論語と算盤』筑摩書房

プロフィール
この記事を書いた人
majima.minoru

これまでに4000件以上の合コンをセッティングし、4000件以上の合コンを見てきました。
合コンと本とスペアリブが好きです。当サイトを運営しています。

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