老後に向けて(合コンに)投資する理由、が分かる動画。

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合コンとは老後への投資である。

この記事で主張したいことは、「合コンが老後への投資になる」ということです。人生100年時代が始まりつつあります。老後にどの程度の蓄えが必要かという「老後2000万円問題」に対する議論もあちこちで聞きます。iDeCoや積み立てNISAなど、「貯蓄」から「投資」への流れも少しずつ加速しています。

けれど、よくよく考えてみると、今生きている全員が毎日「投資」をして生きています。そして、過去の「投資」の結果が今の自分なんですよね。毎日食べる食事や日々の運動に勉強、仕事や近所付き合いに、旅行や自分磨き、恋愛や子育て… 限られた時間の中で、みんなが自分の時間、エネルギー、お金、を何かに「投資」しています。

リターンも人それぞれです。仕事に「投資」をすれば、「仕事での成功」や「高い報酬」「やりがい」を得ることができます。対象が家族でれば、仕事とはまた違ったリターンを得ることができるはずです。逆に、「自分への投資」を怠り、日々の食事や睡眠を疎かにしていれば、いつか「自分の価値」は「大暴落」し、病気になってしまうかもしれません。

もちろん、コツコツ頑張って「投資」をしたとしても100%うまくいくわけではありません。自分の頑張り以外でも環境や時代の流れにも大きく影響を受けます。株や不動産と同じですね。

心理学者スーザン・ピンカー。

全ての行動を「未来の自分への投資」として考えた時、「合コンが老後への最大の投資になる」というのが今回お伝えしたいことです。そのヒントは、心理学者であるスーザン・ピンカーが2017年にTEDで行った上記の動画です。時間も15分と短いので、もし良ければ、是非見てみてください。

長寿に与える影響の75%はライフスタイル。

先進国では、平均して女性が男性より6〜8年長生きなのは有名な話ですよね。しかし、世界の中で一ヶ所だけ男性の寿命が女性と同じ場所があります。それが、イタリアのサルディーニャ島です。更に、100歳を超える人の割合は、北アメリカの10倍です。スーザン・ピンカーは、この長寿の島であるサルディーニャ島で「長生きの秘訣」を調査しました。

社会的に孤立していないこと。

スーザン・ピンカーによれば、長寿に与える影響は、遺伝子が25%、残りの75%はライフスタイルです。サルディーニャ島で、長生きしている男性や女性にインタビューを行なうと、彼らは「寿命を迎えるまでずっと人々に取り囲まれて過ごす」そうです。家族や近所の人がいつも誰かしら近くにいて、一人で寂しく暮らす人はいないんです。ここで、長生きするためのポイントが見えてきます。「社会的に孤立していない」ということです。

親しい人がいるかどうか。どれだけ社会に溶け込んでいるか。

更にスーザン・ピンカーは、ブリガムヤング大学の研究者であるジュリアン・ホルト=ランスタッドの研究をプレゼンの中で紹介しています。ジュリアン・ホルト=ランスタッドが研究したことは、「死亡する可能性を最も減らした要因は何か」ということ。

キレイな空気、体重が重いか軽いか、どれだけ運動しているか、タバコを吸わないか… これらのことより、長寿の可能性を高める要因があるんです。どれだけ運動するかより、タバコを吸わないということより、長寿の可能性を高める要因、それは、「親しい人がいるかどうか」と、「どれだけ社会に溶け込んでいるか」ということだとジュリアン・ホルト=ランスタッドは言います。

「親しい人がいるかどうか」は、そのままなので、わかりやすいですよね。助けてくれる人、寄り添ってくれる人、がいるのかどうかということです。もう一つの、「どれだけ社会に溶け込んでいるか」というのは、カフェの店員との何気ない会話や、散歩ですれ違った人とするちょっとした会話のことを言うそうです。日々の生活でどれだけ気軽に人と交流しているのか、ということです。

長生きしたいと思ったら、運動よりも禁煙よりも、「親しい人をつくること」と、「社会に溶け込むこと」を最も意識すればいいことが分かりますね。

では、SNSはどうでしょうか。SNSであれば「常に友達と繋がっている」ということも割と簡単にできますよ。実際、二人で食事に行き、二人共ずっとSNSをやっている、という状況もあったりします。常に何百人、何千人… と繋がっているじゃん!という声も聞こえてきます。

フェイストゥフェイスで神経伝達物質がどっと放出。

スーザン・ピンカーによれば、SNSは「フェイストゥフェイスの人付き合い」には敵わないそうです。なぜなら、直に顔を合わせる「フェイストゥフェイスの人付き合い」では、神経伝達物質がどっと放出されるからです。

握手やアイコンタクト、ハイタッチをするだけで、幸せホルモンと呼ばれる「オキシトシン」が分泌されます。そして、信頼感が高まり、ストレスホルモンと呼ばれる「コルチゾール」濃度が下がります。更に、ドーパミンが作られ、気分が高揚し痛みが和らぐと言います。

幸せホルモンが分泌され、ストレスホルモン濃度が下がる、そして、生きる意欲をつくるホルモンであるドーパミンも分泌する。オフラインの威力、半端じゃないですよね。

人と人との直接的な交流が最強。

どうでしょうか。もし自分の人生で、毎週継続して合コンがあったとしたら、とても手軽に誰もが「社会的に孤立していない」状態になることができます。更に、多くの合コンに参加することで、「親しい人をつくること」ができる可能性も高くなり、「社会に溶け込む」という技術も少しずつ上がっていくはずです。フェイストゥフェイスで行われる合コンでは、嫌でも幸せホルモンであるオキシトシンが分泌され、ストレスホルモンであるコルチゾール濃度が下がります。ドーパミンが分泌されることで生きる意欲も高まります。

社会的接触が薬以上に体によい影響を与えます。定期的に人と会うというのは 脳梗塞患者にとって無理なく実行できる効果的な方法です。ただじかに顔を合わせる付き合いが 驚くほど効果を発揮するとしても 話し相手が1人もいないという人が 今や人口の4分の1もいます。

スーザン・ピンカー TED.2017

このようにスーザン・ピンカーは言います。自ら積極的に社会に溶け込める人も、そうでない人もいるのが現実社会です。そして、良くも悪くも、誰とも直接合わなくても普通の生活を送ることができます。だからこそ、自ら積極的に「社会的接触」をしなければならないんですよね。

スーザン・ピンカーによれば、人と人との直接的な交流により、免疫系が強化され、血流や脳の中に幸福感を生むホルモンが増えて、長寿の可能性が高くなるそうです。合コンとは、誰もが気軽に参加できる「人と人との直接的な交流」の代表格です。「合コンが老後への投資になる」という主張、皆様はどう思いますでしょうか。

合コンには人生を豊かにする力があります。合コンで、皆さまの人生が更に豊かになることを願っています。

majima minoru
【引用・参考】

スーザン・ピンカー『長寿の秘訣は周囲の人との交流かも』 TED.2017

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