別れたいのに、別れられない。そんな時に見る動画。

イメージ画像その他

興奮度★★★★★

別れることの難しさ。

恋愛や結婚の中で最もエネルギーを使うこと。もしかしたらそれは「別れる」ということかもしれません。伝えられた側が辛いのは言うまでもありません。しかし、伝える側にも、また違った「辛さ」がありますよね。

更に言えば「難しい」。お互い嫌いだったり、すっかり冷めていれば簡単です。しかし、相手のことが嫌いな訳ではない場合もあったりします。短期的に言えば、そのまま付き合っていた方が楽です。しかし、心の底では「何か違う」と感じてしまっている自分もいる。そんな時、自分の気持ちを相手に伝える方法も難しいけれど、自分自身が「別れる」という決断をすることも難しいことだったりします。

「先延ばし」しないことが大切。

では、もし恋愛や結婚生活を送る中で、心の底で「何か違う」と感じてしまった時、どうすればいいのか。それは「先延ばしをしない」ということです。もし、「何か違う」と心の底で感じているのなら、その気持ちに「今」向き合うことが大切です。

では、なぜ「先延ばし」をしてしまうのか。そして、なぜ「先延ばし」をしてはいけないのか。そんな時にオススメなのが
『Tim Urban: 先延ばし魔の頭の中はどうなっているか』という動画です。

先延ばし魔の頭の中。

この動画は、ハーバード大学卒のブロガー、ティム・アーバンが、「TED」というイベントで行ったプレゼンの動画で、YouTubeでこれまでに2500万回以上再生されています(2020年1月20日時点)。

この動画では、まず「先延ばし」をしてしまう人の頭の中の仕組みを解説しています。ライターという職業を例にして、動画の言わんとしている内容をざっくりと説明してみます。

理性的意思決定者 VS おサル。

あるライターが原稿用紙50枚の仕事を依頼されました。締め切りは1週間後。まず頭の中には「理性的意思決定者」が登場し、計画を立てます。「4日間かけて情報を集め、2日で一気に書き上げよう。そうすれば、6日で仕上げられる」とても良い計画ですよね。実際、「先延ばし」をしない人は、「理性的意思決定者」の計画通りに行動することができます。

しかし、「先延ばし」をしてしまう人の場合は、ここで頭の中に「すぐにご褒美が欲しいおサル」が登場します。おサルはとにかく楽しいことが大好きで、めんどくさいことや苦労することは大嫌いです。ずっと遊んでいたい。そしてこう言います。「まだ1週間もあるから今日は遊んじゃおう」

そして2日目も、「見たい映画もあるし、まっ、今日はゆっくりしますか」とおサルは言います。そして3日目、「大丈夫、原稿用紙50枚なら3日あれば書けるよ!まだ5日もある」4日目、5日目… おサルが主導権を握ってしまうことで、ズルズルと先延ばしが始まります。

これは誰しも一度は経験がありますよね。試験のための勉強も、直ぐに始めなければならないのは、わかっているのだけど、ついついテレビを観てしまう。「理性的意思決定者」が、「明日は早起きして走ろう」と決めたのに、布団の心地良さと二度寝の気持ちよさに負けてしまう… といった具合です。

このように、「理性的意思決定者」と「すぐにご褒美が欲しいおサル」の二人が頭の中でぶつかり、「おサル」が勝ってしまうのが「先延ばし」をしてしまう人の頭の中だとティム・アーバンは言います。

おサル VS パニックモンスター。

話を先程のライターに戻します。結局、依頼されていた仕事を5日目まで先延ばしをしてしまいました。この状況、とてもマズイですよね。試験でいえば、試験の前日まで何もやらずに遊んでしまった感じです。けれど、そんな時、「締め切り」間近になると登場してくれる心強い味方がいます。ティム・アーバンはその存在を「パニックモンスター」と呼んでいます。

「パニックモンスター」が登場すると、「おサル」はビビって一目散に逃げてしまいます。そして、「理性的意思決定者」が再びハンドルを握り始めます。一気に情報を整理し、徹夜して一気に原稿を書き上げていきます。そして、ギリギリにはなりますが締め切り内に原稿を依頼主に渡すことができます。試験であれば、いわゆる「一夜漬け」の状態ですね。

「すぐにご褒美が欲しいおサル」がハンドルを握っている状態でも、締め切り近くになると、「パニックモンスター」が目覚めます。すると、「すぐにご褒美が欲しいおサル」が逃げて、「理性的意思決定者」がハンドルを握ります。このシステムのおかげで、「先延ばし」をしてはしまうけれど、仕事も試験もなんとかうまくいくとティム・アーバンは主張します。

この例え、とても面白いしわかりやすいですよね。実際のプレゼンはもっと面白くて、もっとわかりやすいので、是非動画を直接チェックしてみてください。

本当に大切なことには「締め切り」がない。

さて、「先延ばし」の問題はこれで解決しているように見えます。では、始めに戻ってみましょう。「別れる」ということです。なぜ「別れる」ということが難しくて、「別れる」ために大切なこととてして、「先延ばし」をしないことが大切だと主張したのか。

この動画でティム・アーバンは、「先延ばし」には二つの種類があると言います。一つは、仕事や試験のような「締め切り」があるものです。もう一つは、「締め切り」がないものです。

「別れる」ということには、「締め切り」がないんですよね。いついつまでに決めなければならない… というようなことはありません。それこそ、そのまま永遠に「先延ばし」していることも可能なんです。

ティム・アーバンによれば、締め切りがある「先延ばし」では締め切り間近になれば、「パニックモンスター」が目覚めることで、どうにかなります。しかし、「締め切り」がない「先延ばし」では、「パニックモンスター」は目覚めないのだと言います。すると、「楽をしたい、今は嫌なことはやりたくない」という「すぐにご褒美が欲しいおサル」が永遠にハンドルを握り続けてしまうのです。

言うまでもなく、「どんな恋がしたいのか、どんな生き方がしたいのか、どんな人生を歩みたいのか」というようなことをコントロールできるのは、「おサル」ではなく「理性的意思決定者」です。自分の夢に向かって努力することは、「すぐにご褒美が欲しいおサル」にはできないのです。

ティム・アーバンは、人は「締め切り」がないものを「先延ばし」してしまうことで、「自分の人生に参加できていないという感覚」や「夢を追うことさえできていないといういらだち」を感じると言います。ざっくりいえば、「生きていて楽しくない」「なんか毎日イライラする」というような感じですよね。

夢を実現できないことは悲しいことではあるけれど、苦痛では無いはずです。何よりも辛いのは、夢を追いかけられないことです。自分の気持ちに正直に生きられないことです。

「別れる」ということには大きなエネルギーを必要とします。そして、「別れる」ことに「締め切り」はありません。しかし、「締め切り」がないからこそ、「心の底の自分の気持ち」に直ぐに向き合う必要があります。自分の気持ちに正直に向き合い「別れない」「別れる」を決めればいいんです。

この動画の最後に、ティム・アーバンは「ライフカレンダー」というものを紹介しています。このカレンダーには沢山の四角いマスが書かれています。1つのマスが1週間を表し、それが90年分並んでいます。

ライフカレンダーを見た時、あなたはどう感じるでしょうか。時間は限られています。「締め切り」がない時こそ、「先延ばし」をしてはいけないのです。この動画で、皆さまの人生が更に豊かになることを願っています。

majima minoru

『Tim Urban: 先延ばし魔の頭の中はどうなっているか
https://www.ted.com/talks/tim_urban_inside_the_mind_of_a_master_procrastinator

コメント

タイトルとURLをコピーしました